和元月香(わもと・つきか)。
17歳、12月25日生まれの山羊座。
なんの変哲も無い一般家庭に生まれる。
家族構成は父・母・姉。
月香以外の家族は全員攻撃型の異能を所持している事が確認されており、特に姉は常世学園の卒業者であり成績もエリートクラスだったようだ。
女子寮に暮らしており、学校にも真面目に通っている。
異世界の魔術を要するなど、経歴ははっきりしているのに少し謎やちぐはぐさがある。
転生し続ける記憶をずっと覚えている、ただそれだけの異能。
記憶のみ引き継ぎ型で、原則異能力は受け継がない。後述の魔術は例外中の例外。
死んでから数分もしない内に次の人生スタート。休む間も無い。
転生した回数は7億回、転生して生き続けた年月は合計6兆48億年にも及ぶ。
計算が合わないのは、寿命が永かった人外経験があったため。
副産物として、「大体の魔術に適応性がある」、「経験上の動きは出来るので、身体能力が高い」などがあるもののよく分からない異能ではある。
まだ月香もその存在にさえ気付いていない、未覚醒の異能。
異世界、地球に関わらず大体の魔術に適性がある。
ただ、器用貧乏に終わってしまう事もあるらしい。
月香が何度目かの世界で使用していた魔術。
使えるようになるまで人生を5回潰した(と言うと聞こえが悪いが、単に研究の傍ら実験しただけ)。
“印”を結ぶ事で発動し、無数の異世界の文字で出来た金光の魔力を帯びる。
地球に適応しにくい異世界の魔術という事もあり、早めに魔力を練っておかなければならないデメリットあり。
3t程の重さの物を浮遊させる事が出来る。
一つ3t未満の物なら、例え合計3tを越えても重さが分散されているので浮遊可能。
基本好き勝手に動かせる事が出来る。急落下や急発進なども可能である。
ただ、人間に使用する場合魔術に少しでも覚えがあれば簡単に抵抗されてしまう。
そのため、人を攻撃する場合基本物を操って上に落としたりする事が多い。
大体常世島ぐらいの範囲、行った事がある場所には自由に転移できる。
一瞬だけ魔力を島中に薄く張り巡らせ、その場所に張り巡らされた魔力を読んで転移する仕組み。
魔力を読まれてしまう事があるため、ドッキリには向かない。
しかも慣れれば簡単だが希に間違えて、常世島の全く違う場所に転移する可能性もある。
※まだ能力はあるらしい。随時追加。
図書館の禁術庫にて取り憑かれてしまった、7000回目の世界出自らしい魔道書。
何かと謎が深く、自我がある事が確認されている。
その自我は、月香に相当執着しているようだ。
精神に損傷を及ぼす魔術。
自由に操る事が出来る、巨大な漆黒のスライム。
見るだけで負の感情が呼び出され、吐き気を催す場合もある。
触れれば更に暴力的にトラウマを抉り出される感覚に襲われ、昏倒してしまう場合もある。
術者にも危害を及ぼす諸刃の刃だが、オリハルコンメンタルの月香には影響は皆無。
※まだ能力はあるらしい。随時追加。
例え殺されようが拷問を受けようが仲間に裏切られようが全くダメージを受けず豊かな喜怒哀楽を持ち続けるメンタル。
くじける事も無いため、実質無敵。
異能«転生輪廻»の最大の欠点・「心の崩壊」を喰い止めている原因である。
とある心の“歪”について |
6兆48億年間の出来事を結構事細かに覚えている。
だが何故か、最近起こった事は忘れやすい(宿題とか)。
家族との仲が大変よろしくないようだ。
父、母、それから20歳の姉の星華。
数年前まで一般人でしかなかったが姉が12歳の時、3人がいきなり異能を発現させる。
常世島では本当に大した事は無いのだが、攻撃型の異能だった両親はたちまち“特別”さに陥り、
異能を崇める怪しげな宗教に入教するなど豹変してしまう。
姉は常世島でもそこそこのレベルに値する攻撃型の異能に開花。
月香曰く、「大変プライドが高いエリート気取りのクソガキャア」らしい。
そんな家庭で、攻撃型じゃない上に事情を知らないとよく分からない月香の異能は歓迎される筈も無く。
「姉の異能を更に高めた常世学園で強い異能を開花させなければ、大学進学は認めない。てか縁切る」
…という理不尽かつ意味不明な理由により常世島へ追いやられた。
尚、月香は仕送りが理不尽に少ないのに腹を立てており、メールで両親に壮絶な抗議をしているらしい。
それと、アルバイトへの就職も考えているとか。
1回目…«大変容»時代。幸せな家庭で育つ。死因は不明。
????回目…何か不良として少年漫画的な人生を送っていたとかいなかったとか。
薬漬けの母に刺され死亡。痛覚の異常を自覚。
7000回目…黒魔術フィーバー。悪魔とかいた。
黒い本はこの世界出身だと思われる。
?????回目…空間魔術を使う家に産まれる。長寿で死因は老衰。
?????回目…孤児。とある暗殺組織に拾われる。
始末した標的の家族に復讐されるという形で組織ごと皆殺しにされ死亡。