異能や魔術が絡む犯罪の増加を受け、戦力増強案として特殊警備一課?とは別に
風紀委員会が出したもう一つの回答がこの特別攻撃課(通称:特攻課、マルトク)である。
なるたけ優秀な生徒を確保するため、気概や実力さえあれば他の課や嘱託の生徒も
予科隊員として、他の業務と兼任できる体制を構築して受け入れている。
隊員に与えられる訓戒はただ一つ。
理不尽に忍耐するのではなく、理不尽に必勝せよ。
挺身隊(ていしんたい)
外の世界からの敵性来訪者、異能、魔術を操る違反生徒、組織に対して真っ向から矢面に立って戦う実働部隊の一つ。
基本的に捜査や説得は他の課の管轄であり、挺身隊の仕事は「ただ相手をぶちのめす」事一点に集約される。
赤い制服に黒いプロテクターを身にまとい、場合によっては戦略級の装備を持ち出してくる彼らの暴力は学園の秩序の為にふるわれる。
主計隊(しゅけいたい)
主に特別攻撃課の内務に関する事を行う部隊。装備や車両の手配、書類仕事全般を一手に行う。
道路の封鎖や群衆整理のために現場に出ることもある為、ハードデスクワークな部隊である。
装備規格
特攻課は公的な作戦においては強化風紀制服(特別攻撃課挺身隊仕様・赤)の着用が奨励されている。
それ以外の武装は基本的に黒一色であり、そろいの衣装が動く様相は現代の騎士だ侍だと称されるとか。
対呪プロテクタ
魔術、異能の中でも特に『呪い』への抵抗に特化した漆黒のプロテクタ一式。
魔術衝撃吸収素材で構成されており、生半な攻撃ではびくともしない頑健と軽さを誇る。
軽装備から重装備、果ては水中戦だの砲打撃戦仕様だの幅広いバリエーションがあり、個人の好みや作戦に応じて自由にカスタマイズできる。
決戦兵装
特攻課の隊員が持つ必殺にして虎の子の一撃。
「刃体加速装置」をはじめ、隊員の能力や元々愛用する装備を更に強化する形で製造されることが多いため、
一つ一つがオーダーメイドという大変贅沢なものとなっている。