外法に手を染めた左道士が昇仙した悪仙、邪仙の類。
ただし、雫は仙薬その他、外法の改造実験で強引にそうなったため、本物と比較すると、1/3程度は人間側に寄ったままの半端物。
秀でた霊力なども無く、種族としての長所は不老長寿くらいしかない。
短所として色素がごっそり抜け落ちた他、肉体的には虚弱なのに足りない気を外部摂取で補うため、燃費も悪い。
倒すなら物理的な単純暴力が最も効果的。
また、出身地の日本は本当ですが戸籍が怪しく、調査可能な人間が確認すると、雨宮 雫 という名前が過去何人も見つかるでしょう。
身長は 150cm 程度で華奢というか、痩せている東洋人の子供。
肌を含めて全体的に真っ白く、翠色の目だけが目立つ。
銀に近い白髪の長髪で髪型はポニーテールになっていて、髪の毛だけ妙に綺麗にツヤがある。
ほぼ、年中通して黒い内服に紺色に赤い縁ラインの入った上着の中華服。
上着の胸部分に赤い龍が、腰から下には薄い紫の、種類不明の花が模様がある。
もう何年も一年生をやっている少年。
ペーパーテストの点は悪くないが、出席率が悪かったり授業中に内職が多かったりと、態度が悪いせいで成績自体は平均かそれより少し下になっている。
授業をサボっている間は自室で薬を作っていたり、保健室で客(怪我人、病人)待ちの間に自分がベッドで寝ていることも。
男子寮近くの林の中に勝手に作った小さい畑があり、植えた怪しい植物か、それ目当てに寄ってきた?虫や動物の世話もしている。
海や山やと、色んな場所で薬の材料を採取もしているので、かなり色んな場所に出歩いている。
なお、落第街にも頻繁に出入りしている模様。
薬剤や珍しい怪我、病気に強い関心を持って行動し、好きなものも「怪我人」と「病人」。
弱っている者には非常に親切だが、処置や薬の効果と比較して、その目は実完全に験台を見るもののソレ。
「天眼」(てんげん)は仏教用語だが、それとは全く関係性は無い。
用語の意味としては五眼(ごげん)の一つで、すべてを見通すことのできる眼のこと。
雫の発現した異能がこれをイメージさせたものだったため、この名前が使われた。
仙人化した後、後天的に発現した異能で使用中は両の眼が翠色に淡く輝く。
視界の中の任意の対象を解析する力を持ち、自分の知識にあるもの程、詳細な解析が可能。
知らないものには解析が通らないため、雫が知識を蓄えていくほど、効果が強くなる。
脳、意識へ通常と異なる経路での情報入力が実施されるため、使い過ぎると頭痛、眩暈、嘔吐、意識混濁を引き起こす。
PL:どこまで読めるかについては相手様へ一任いたします。 何も解析できないという結果でも全く問題ありません。
拉致、洗脳した 佐伯貴子 に自身の異能を強化させた結果、より細かい分析や視力の拡大、遠見などが可能となった。
また、霊視も強化され残った気から対象を辿ったりもできるようだ。
仙薬を練成する技術と知識の集大成。
不老不死の妙薬 などというわけでは無く、様々な負傷、病気に合わせて処方する。
一時的な心身強化薬というのもあるが、勿論に副作用(例:地獄の筋肉痛)があるので余りオススメはしない。
医術は鍼灸だけでなく、気の流れを整調する気功、西洋医術的な外科治療も組み合わせて施術される。
大したことはできない。
袖や裾の中に道具を仕舞いこんでいたり、外気を取り込んで自分を賦活、相手に分け与える、程度。
段階を経て昇仙したわけではないため、発展途上の単なる気功になっている。
有名なのは「蠱毒」だが、それは雫の担当範囲外。
生物に錬丹術、仙術を組み合わせて改造した特殊な生物を生成する技術。
通常より数倍の大きさの虫、小動物が多い。
主に、薬の素材になる体液、部位を採取するのに使われる。
本拠は香港にある所謂、大陸系マフィアの一派です。
規模は小さいながらも妖仙、魔物が多く属することからそれなりに強めです。
元は魔物の互助会だったようですが、世間の流れに合わせて社会の暗部に組み込まれてマフィア化しました。
主に麻薬や(食用の)人身売買が生業です。
雫は日本に根を張る勢力「雨宮家」の生まれで呪術の発展のために人体実験に供された一応の成功例。
教師「黒星」の住所になっている 漢方薬剤店「紅棍」で販売されている薬の一部は雫が作っている。
常世学園での役割は使い道のありそうな異能者の発見と連絡、可能なら拉致のための水先案内。
拉致った相手によっては、本国に出荷する前の実験も担当する。