いわゆる特別支援学級・個別支援学級などと呼ばれるもの、に近い。
自分の意思に拠らない異能の暴走による自身や周囲への悪影響、またそれによる心身の障害によって
他の生徒と一緒に授業を受けることが難しくなってしまった生徒が通う。
編入に確たる条件はなく、家族や教師、生徒本人の判断によって適宜行われる。
活動は通常の科目の授業以外に、異能の暴走などによって負った心の傷のケアも含まれる。
通常の授業を受けていたものが、異能の変質などによってこの学級へ移動せざるを得なくなることもある。
その逆に、障害がなくなったと認められれば、晴れて『卒業』となり通常の授業へと復帰するケースもある。
『卒業』させ、社会参画への一歩を歩ませるのは、この学級の目的のひとつである。
学級に所属する生徒は非常にわずかなうえ、
授業はごくひっそりと行われておりその頻度も少ないため、存在を知らない生徒も多い。
性質上、同じ学級に属する生徒同士ですら同時に授業を受けさせることが難しく、
教員が少ないため非常に授業の効率が悪く、専門的な指導も行えない。
この効率面の悪さ、座学自体は通信教育で代替可能といった事情から、存在を疑問視する声もある。
また、指導ノウハウが確立されているとはとても言えず、指導方法は未だそれぞれ手探りである。
所属する担任や生徒など、勝手に追加していただいて構いません。