嶋野 陽子 (しまの ようこ)

http://guest-land.sakura.ne.jp/cgi-bin/uploda/src/aca1.png性別
年齢18
種族人間と異星人の融合体
立場
来校理由元の世界への「門」を探すため
異能1. Apothecary《歩く薬局》
2.Quantum《歩くスパコン》 
魔術才能ゼロ
世界並行世界の地球
所属生活委員会保険課 所属

設定~

【概要】
 16歳の時、大病を患った恋人を助けるために、異星人との融合を受け入れた女の子。
融合に伴う人体改造の結果、身長227cm、体重254kgの筋肉モリモリの巨体となってしまう。それが恋人の好みだったので無問題。平行世界の地球から、ここに飛ばされて来たので、元の世界に帰る方法を探している。
 入学3日めに怪異(クラーケン)との戦闘に巻き込まれ、後述の緊急改造を発動したため大幅に体重が減少し、その時の教訓を踏まえ、高性能エネルギー源かつ動力源となるマイクロブラックホール炉(MBHR)を取り込みサイボーグ化する事に同意する。この結果体格は身長218cm、体重227kgで安定化する。
 
【来歴】
 彼女の生まれは平行世界の地球で、そこにおける破局的噴火を防ぐために、ステラの宇宙船に乗って観測していたところ、次元の裂け目に宇宙船が呑み込まれ、彼女の恋人の川治敬一と共にこの世界の転移荒野に飛ばされた。
 それから2年かけてこの世界に足場を築いた。最初は本土側に偽の戸籍と住民票をステラのハッキングで作り、この世界の事を調べながら足場を固め、常世島とヨーロッパに大きな「門」がある事を知った二人は、二手に分かれて長期の調査を行うこととする。敬一はイギリス、オックスフォード大学に2年留学し、洋子は常世学園に入学し、飛び級で2年で卒業を目指すこととする。
 遺伝子解析が不要な、初歩の医療用ナノマシンを入学願書に添付したところ、薬剤師試験を受けることを条件に、7月の試験後からの編入が認められた。


【モード】
MBHRの実装により、陽子には従来の通常モード(Mode Caduceus)と、戦闘モード(Mode Aegis)の二つのモードが使用可能となる。
戦闘モードへの移行は、全身の周囲に転送ポータルを開き、アーマーパーツを転送して装着する方式。この間に戦闘用システムの起動も終える。所要時間は3秒。通常モードへの復帰は1秒で可能。

1.通常モード Mode Caduceus
  従来の治癒職モードだが、MBHRの搭載により、ここにも変化が現れる。
 a) 合成素材を異次元空間ストレージから直接取り出せるようになり、体重を消費しなくなる。
 b) 体表面に常時重力波バリアが張られ、30mm弾までは完全に弾く。意識を集中すれば105mm戦車砲弾までならモードチェンジせずに止められる
 c) 体内のキャパシターに常時電力が蓄えられ、任意の手足から最大400V、20mAまで放電可能状態となっている。
 d) MBHRの重力制御能力で、体重を 30%~200%の範囲で自在に変えられる。
 e) 逆に皮膚の多重装甲は削られ、代わりに放熱・発汗機能が強化される。
 f) 放熱能力の上昇に合わせて、骨格と筋力が強化される。

2.戦闘モード Mode Aegis
  戦闘時にはこのモードに変化する。名前の通り、盾となるための諸機能が充実。(今後追加機能の開発・発見もありえる)
 a) 体表面の重力波バリアが、常時150mm戦車砲弾を弾ける水準に強化。
 b) 両ひじと両ひざに七重のシールドプロジェクターが付いたアーマーパーツを装着。シールドの直径に応じて7重(直径1.5m)~3重(直径3m)のシールドを張れる。
 c) シールドの種類は電磁波、熱、重力波、精神波、核力、量子波の6種類。7重シールドの状態では常時どれかが2重になっている。
 d) 遠距離攻撃は非殺傷兵器限定なので、麻酔弾や麻痺弾を投射する電磁コイルガンと、麻酔ガスやナノマシンを投射する電磁迫撃砲、そして敵の砲弾やミサイルを迎撃するための電磁ガトリングガンの3種類がある。
 e) 近接戦闘用の武装は、現時点では対物破壊用の大型ハンマー、投擲にも使える対怪物用の短槍、対人用の大型十手2本 の三種類。ネタとして是非欲しいとライトセイバーを開発中だが、モード実装には間に合わなかった。 いずれの武器も電撃と併用可能。短槍については、炸裂弾頭や麻痺弾頭を装備したものもある。
 f) 放電能力は66kV、2,000Aまで対応。
 g) アーマーパーツのベータノードを使用して、前後左右上下に最大5m四方の強力な重力波シールドを展開可能。これらを個別に傾ける事により任意の方向への飛行も可能。
 h) アーマーパーツを装着しない状態では、半球型に6種類のうち同時に最大3種類のシールドを展開可能。


【異能】
1.Apothecary 《歩く薬局》
 ステラの持つ異星文明の超技術により、陽子の体内には大量のナノマシンが常駐し、多種族対応の滋養強壮剤から、高度な治療用ナノマシンに至るまで、あらゆる医薬品を体内で合成できる。
 少量の薬品ならばバイオプラスチック製のカプセルまたはアンプルに入った状態で口内から取り出される。強壮剤のように大量のものは、液体は乳腺から分泌され、固体はプラスチックフィルムに覆われて肛門から排出する。
 異星人による人体改造の結果、通常の排泄行為は不要となっている。また体内のあらゆる分泌器官を制御可能なので、体臭も日替わりで制御できるし、サンプルがあれば他人の臭跡を複製することも可能。体臭制御能力の応用技として、鎮静剤や興奮剤、場合によっては強力なフェロモンなどを分泌する事も可能。
 へその穴には、緊急時にナノマシンを取り出せるように注射器と接続できる口が形成されており、外傷や急性中毒などに対処する場合は、そこから取り出したナノマシンを直接静脈注射する事で対応する。
 擦り傷程度の外傷の場合、初対面の相手ならば一度傷口を舐めてDNAサンプルを得て、3分後にもう一度、こんどは治療用の初級ナノマシンを舐めて塗布するのが手っ取り早いが、流石に異能治癒でも「なめる」という行為には抵抗があるため、異能治療のインフォームド・コンセントの対象としている。
 未知の薬物を複製するには、0.1g程度のサンプルが、また特定人物の治療には本人のDNAサンプルを1g程度解析し、更にナノマシンの素材として10g~50gのDNAサンプルを必要とする。DNA情報が存在する場合、解析用サンプルは不要。
 また、ナノマシンが常駐するため、あらゆる毒物は彼女に接触するとほぼ同時に分解され、彼女自身に影響することは無い。サリンやマスタードガスといった、接触性の毒ガスですら、その作用は外皮1枚で止まり、日焼けの後の皮がむけるのと同じ効果しかもたらさない。

2.Quantum 「歩くスパコン」
 融合した異星人「ステラ」の意識中枢は、異星文明の技術を用いた生体量子コンピュータであり、その演算能力は常世島の外のすべてのコンピュータを合計したよりもはるかに高い。
 ポニーテールを束ねている星と太陽を象った髪飾りは、それ自体が高性能ワイヤレスアンテナであるだけでなく、アクセサリとして光ファイバーのコネクターが複数種類隠されており、それをプラグインすると、ステラがネットと直結する。
 従って、初対面の人間と話している間に、ステラがその人に関する情報をワイヤレスでネットから集めてくるといった芸当も可能。
 ステラをエージェントとしてネットの中に送り込む "Quantum Leap" も可能だが、これをやるとステラが戻ってくるまで、Mode Aegisが発動不能となる。 

【特殊能力】
 身体能力は人間離れしている。骨格は中空構造のチタンで、片手で1t以上を持ち上げられる。しかし力のコントロール能力も優れているので、日常生活で物を壊したりはしない。


【禁忌事項】
 ステラ自身の生命倫理により、知的生命の殺害は禁忌とされている。阻止しないとより多くの知的生命の死が確実で、かつ殺傷攻撃以外の手段で阻止できない場合以外では、致死性の攻撃を行 えない。
 同じ理由で、致死性及び不可逆な後遺症をもたらす毒物の合成も禁止されている。これまでは、同じ理由で格闘技の訓練も避けて来たが、先日のクラーケンとの戦いにおいて、陽子が戦闘慣れしていない事が歴然となったため、広範囲な戦闘技術や戦術の修得が認められた。


【学校での活動】
 生活委員会保健課に入り、主専攻は看護科、副専攻として探査や探検に必要な能力を習得するつもり。授業以外では主に保健室に出没する。

 最終的には、元の世界に帰る方法を探すために、遺跡調査や異界人とのコンタクトを目指している。身体能力は高いが、戦闘訓練は受けていないので、その修得も入学の目的の一つ。

 当面は女子寮の異界人向け区画に入寮するが、自分のサイズにあった住家を探している。

 好物はカレー。好きが高じて自分で作るのも得意である。海軍カレーからタイカレーまで、激辛もOK。


【秘匿情報】
 融合した異星人「ステラ」は、転移前の1年間でインターネットのあらゆる場所を探検し、世界最高のハッキング能力を身に着けている。転移後の2年間は、常世島の外のみで活動し、ここ2年で伝説となったハッキングのうちいくつかは、彼女の仕業だ。地球よりはるかに進んだ文明の知識を持つ異星人のため、常世島以外のネットワーク上であれば異能相手でも負けない。むしろ、ステラの持つ異星文明の科学力そのものが、異能の一つとみなしてもよい水準となっている。常世島ネットワークは、陽子のIDで普通にアクセスはするものの、ハッキングは存在の露見を恐れて行っていない。ステラの持つ純粋な演算能力は、島内のハッキング戦のバランスを傾けるだけの力がある。

 別人格の存在と、それが地球人でない事までは、場合によっては開示もやむないが、物理的に異星人と共生状態である事は絶対に知られてはならない。

 なお、並行世界の日本から飛ばされた事も、最大の秘匿事項。異界から飛ばされたと申告した場合、入学を即時に認められた代わりに、二人が様々な陰謀の標的となる事を恐れ、意図的にこの世界の住人という偽装を構築したのだ。


【活動履歴】
 7月10日 引っ越し早々の女子寮ロビーにて、アリスさんにご迷惑をかける m(__)m
 7月11日 第二大教室棟の保健室に着任 早々に居眠りしてしまう。
       夜は女子寮ロビーにて、メアさんと遭い、ドリンクをおすそ分けする。
       その後、深夜の学生通りにて、なぞの自販機に遭遇。1万円ドリンクを購入。ドリンクの名は『宇宙』。製造者は『NASA』。開封せず保管中。ロケット燃料!?
 7月12日 保健室にて、蓋盛椎月先生と鈴成静佳さんの逢瀬に出くわし、ご迷惑をかける m(__)m
       その帰り道に、居住区の住宅街にて、不審者に囲まれた 三枝あかりさん に遭遇し、助けに入るが、崎守 鐡さん、エルピスさん、ミウさんもほぼ同時に現れ、しかも直後に緊急呼び出しが入り、名乗りだけして現場を飛び出す。
       急用が終わった後、女子寮の大浴場で汗を流し、それからロビーで枢木 柩 さんに出会い、しばし歓談した後、再会を約束して別れる。
 7月13日 やっと自分が着れる水着を入手したので向かった海水浴場で、クラーケンに襲われている神宮司ちはや君、日恵野ビアトリクス君に遭遇。とっさに自分も参戦するけれど、戦闘経験が少なく、切り札の人体改造を有効に使えず。その後ミウさんも参戦してようやくクラーケンを撃退するも、大津波による逆襲を受け、白崎玲刃さんの参戦でようやく津波を食い止める。唯一の収穫は、ちぎれた脚の破片からあの化け物の遺伝子情報を得た事。
 7月14日 常世保険病院に、日恵野ビアトリクス君と神宮司ちはや君をお見舞い。神宮司君はまだ意識を回復せず。日恵野君があの怪物の絶大な魔力に恐怖している事を感じ取るが、魔法音痴の自分には、そっと抱き寄せる位しかできなかった。
       帰宅後、エネルギー補給のため大量のカレーを自炊し、デザートを持って食堂に行くと、同じ考えのアリスさん、谷蜂 檻葉さんと遭遇。フローズンヨーグルトをおすそ分けする。
 7月15日 常世保険病院に、神宮司ちはや君をお見舞い。ようやく目を覚ました神宮司君と、お互いの秘密についてお話をして、相手の秘密を守ることと、私が神宮司君を守る事を、指切りげんまんで約束する。
       保健室に報告に立ち寄ると、そこで休憩中のおこん先生と遭遇し、もふもふさせてもらって、自分の心の傷を癒してもらう。ありがとうございました。
 7月16日 常世公園にて、夕食のお好み焼の具で悩んでいた相模原孝也君を発見し、イカ玉、豚玉のいずれを作るにも材料が足りないと悩む彼に、豚キムチ玉を提案し、感謝される。
 7月17日 遅いのに電気が点いていた美術室の様子を見に行き、ヨキ先生、蒼穹さんとすれ違うも、お互いに名前は名乗らず。
       保健室の巡回に行くと、手を怪我している朽木 次善先輩に遭遇。ナノマシン治療のお披露目となる。事前に渡すのならアンプルでも膏薬でもできるが、リアルタイムで塗布するには、傷口を直接舐めるしかなく、許可をもらった上で、先輩の傷口をなめて治す。
 7月18日 海の家に行き、アリスさん(既知)、霜月 芙蓉さん、アルフェッカさん(2人とも名乗らず)が見ている前で、隠しメニューの激辛カレーの大盛りに挑戦するも、あと3匙のところで喉につかえて咳き込んでしまい、ギブアップ。
       寮に帰って、四十万 静歌先輩、枢木 柩とロビーで会うが、途中で寝落ち。本当にごめんなさい! m(__)m
 7月19日 訓練施設で、魔法で強化されたマシンを使って本格的な筋トレ。
       歓楽街の大通りで、なぜかメイドコス姿の日恵野ビアトリクス君に遭遇し、似顔絵を描いてもらう。私の彼への世話焼きを、彼の似顔絵書きになぞらえられる。それって凄く奥が深い例えなんですけど・・・
 7月20日 ファミレス「ニルヤカナヤ」に救急出動。偶然そこで朝食中だった蓋盛先生の指示でけが人の応急処置を行う。
       海の家「竜宮城」でバイト。焼きそばを注文した渡辺慧君が、オムライス好きなのを聞いて、薄焼き卵を上に載せてサービス。
       夕食のカレーの食材を買いに行った商店街のスーパー『シャンバラ』で、今夜の献立に悩む緋群ハバキ君に遭遇。トマト+ナス+イカを使う料理として、シーフードパスタ(マリナーラ)を提案。そこから一緒に買い物をする。今度は一緒に料理をしようと約束して別れる。
 7月21日 図書館で魔術・魔法に関する公開資料を全てスキャン。
       夕食後、ジョギングで行った常世公園にて、迷子になったサヤさんが、サリエル先生に保護されている現場に出くわす。目的地が同じ常世女子寮の畝傍先輩の部屋だったので、寮まで背負って帰り、畝傍先輩が戻るまで二人でロビーで待つ。サヤさんが重度の筋肉フェチなのか、私の筋肉がセラピー効果を発揮してしまった。
       部屋に戻ると、窓からの侵入者にベッドを荒らされていて、激おこ!現場の血痕から犯人の特定に成功。
 7月22日 サヤさんにまた触られても恥ずかしくないように、最近おざなりだった筋肉の手入れを訓練施設でみっちりと行ったあと、通信施設で外界の魔術に関する情報を集める。
       クオン先生の青空教室に顔を出し、魔法防御についての質問をすると、同じ教室にいたトト君から、有益なアドバイスを得る事ができた。
 7月23日 蓋盛先生に悩み事を相談に行くが、悩み事が大きすぎたようだ。
       憂さ晴らしに大時計塔に登ると、鈴成静佳さんとルフス・ドラコ(赤い龍)さんに会う、私がいるとまずいことになりそうな雰囲気だったので退散する。
 7月24日 常世公園までのランニング中に、公園で深雪さんと会ってお話しする。
       寮に戻ってから、枢木 柩先輩、平岡ユキヱさんと風呂上りにロビーで会う。最初は平岡さんと二人で枢木先輩をもふもふしようとするが、先輩が嫌がるので、途中で陣営を変えて平岡さんを押さえ込む側に回る。
 7月25日 ファミレスでメグミさんと遭遇。風紀委員もいろいろ大変らしい
       浜辺の岩陰で、オーバーワークでダウンした霜月 零先輩を、鈴成静佳さんと二人で介抱。熱中症にならないよう、霜月先輩を木陰に運ぶ。
 7月26日 カフェテラス「橘」で、陸上系アンドロイドの六連星 葵さんと知り合い、仲良くなる。今度寮のお部屋に来てもらうかも。
       商店街の衣料品店で、サヤさんの下着選びを、綾瀬音音さんとお手伝いする。
 7月27日 マイクロブラックホール炉(MBHR)を装備し、戦闘モード"Mode Aegis"を実装。
       白崎玲刃さんをお見舞いに行ったらば、病院を脱走したので連れ戻して来いと言われ、風紀委員会に連れ戻しに行く。委員会vs委員会の衝突現場を体験。
       寮に戻ると、女子寮の大浴場に大胆にも侵入した謎の白仮面「ラブライナー」を発見、途中から乱入した狐面忍者「シャドウフォックス」を、Mode Aegisの非殺傷攻撃の能力をフル活用して撃退し、ラブライナーを捕獲。でもキャッチ&リリース(謎)。
 7月28日 常世公園へのランニングの途中、今度は湖城惣一先輩、白露小百合さん、日恵野ビアトリクス君の3人に遭遇、後から来た神宮司ちはや君も交えてシュールな会話を交わす。白露さん、怪しい・・・
       帰りにお腹がすいてカフェテラス「橘」に寄り、アリスさん、蘆 迅鯨先輩と一緒にお食事する。思考が漏れる事を止められない蘆先輩の悩みを解決する手段をいろいろと考えて、今度先輩の思考の「射程距離」を測ることで合意。



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