*&ruby(デイウォッチ){“時刻剽”};オーランド・ウィルマース [#f432145d]

|http://guest-land.sakura.ne.jp/cgi-bin/uploda/src/aca1.png|~性別|#listbox2(男,男,女,両性,無性,その他)|
|~|~年齢|故20歳|
|~|~種族|人間|
|~|~立場|#listbox2(学生,学生,教師,その他)|
|~|~学年|3(死亡時)|
|~|~異能|なし|
|~|~魔術|高位魔術師|
|~|~世界|通常世界|
|~|~所属|[[ロストサイン>組織/その他/ロストサイン]]、[[鉄道委員会>組織/委員会/鉄道委員会]]、財団W|

*設定 [#xe3fd30d]
違法部活[[『ロストサイン』>組織/その他/ロストサイン]]のマスタークラスだった男。~
表向き鉄道委員会に所属しており、島中を走る列車の運行管理についての仕事をしていた。~
~
公安委員会のロストサイン制圧作戦に際して、列車の運行を乱れさせるとともに~
“時刻剽”のコードネームの元である『視界内(映像可能)に存在する対象の時間間隔を狂わせる』という広域魔術を使用し、公安委員会の足並みを大幅に混乱させた。~
~
結局は作戦中に裏切りが露見し、派遣された[[アルベール>NPC/生徒/アルベール]]との戦闘で死亡する。~
~
~
しかしオーランド・ウィルマース本来の所属は委員会でもロストサインでもない。~
常世学園を調査するためにアメリカの抗魔組織『財団W』が派遣したエージェント魔術師というのが彼の素性である。~
学園運営の裏側へ探りを入れるべく、ロストサインという違法組織に接触、これを利用して情報収集にあたっていた。~
また、常世が持つ多くの技術をアメリカへ流すという役目も負っていたようだ。~
あるいは取引先があることはロストサインにとっても有意義で、ウィルマースの素性はいくらか知られていたのかもしれない。~
~
とはいえ、ロストサインが行っていた違法行為に対して平然と加担するような性格の人間だったのもまた事実である。~
オーランド・ウィルマースという名前は財団Wが用意した偽のアメリカ国籍であるため、本名は別だったと思われる(が死んだのでもう意味はない)。~
~
~
**ウィルマースの遺産 [#s9ea813a]
なお、ウィルマースが生前行った鉄道委員会への工作は今でもかなりの数が生きている。~
鉄道委員会はウィルマースの事態が露見したあと徹底的に調査を行ったが、ウィルマースはあまりにも膨大で複雑な不正を仕掛けており、全てが根絶しきれていない。~
そのため、ウィルマースがロストサインの構成員が利用できるように工作した偽IDなどが一部現在でも有効で、~
潜伏した残党のなかにはそれらを利用している違反学生も居る。~
~
またそれらの中でもあると推測されているが痕跡すらも見つからないものがある~
地下路線、および路線車両や外部との転送装置がそれである。~
なぜ見つからないか、といえば動けな残す痕跡やエネルギーの供給源が見つからないことにある。~
稼動すれば何がしかの熱量や振動を発生させるのがこの世界の物理的法則であるが~
それらを察知されない、感知させない何か魔術的なものや異能も組み込まれていると見られている。~
それらを残党や外部から来た工作員を利用していると見られており、そしてまた使用されている。~
~
ウィルマースが島外部からの工作員であることや、島内部で他の工作員の活動が確認されたため外部からの介入及び工作活動の一つと認定。~
かねてより[[特殊警備一課>組織/委員会/風紀委員会/特殊警備一課]]及び[[五代 基一郎>PC/生徒/五代基一郎]]が捜索中。
かねてより[[特殊警備一課>組織/委員会/風紀委員会/特殊警備一課]]及び[[五代 基一郎>PC/生徒/五代基一郎]]が捜索中。~
~
ウィルマースの遺産と呼んでいた工作の正体は人工島である。~
この人工島は大変容以後、変化していく世界各地の文化に対して保存を目的として立ち上がった計画の産物である。~
その一つであり、19世紀のニューヨークを保存するために建造されたもの。~
完成したものの移民させる人員が足りず計画が頓挫されかけていたところを、常世島に対する外からの~
工作機関等の拠点として利用するために何か国かの工作員により持ち出された。~
~
主な目的は島外からの工作員の潜入手段や一時的な拠点。島内部の情報や技術、また落第街等にしか居場所のない異能者や島に順応できない異邦人といったサンプルの島外への連れ出しのための拠点。~
国内外では出来ない異能者や異邦人に対する研究や実験を行うことも目的だった。~
~
共同での運営だったが、島内部での工作を主にしていたウィルマースが公的に死亡すると~
島内部からの事業に綻びが生まれ始める。~
ウィルマースを除く幹部の工作員はウィルマースが所属していたロストサインの顛末からも~
(今回のケースでは工作規模に対して不釣り合いな需要の拡大)これ以降を予測し、島ごと撤退する準備を進めていた。~
~
19世紀がモデルとはいえ、ニューヨークを再現した人工島ほどの隠匿されていたのは~
外部への視覚的偽装(島全体を覆うエネルギーを利用した光学迷彩)を展開していたことであるが~
より現在のように積極的な活動を行うようになったのは島で使われている反応炉等の通常の動力ではなく~
ウィルマースが確保した異能力者であるアルベールを動力炉とした波動事象をエネルギー抽出するようになってからである。~
三次元からの運動事象転移からエネルギーの供給までを可能にしていたため~
島内部にある計画上放棄されていた地下路線の再稼働と外部である島との接続が可能になった。~
~
それらもあり以前より精力的に活動していたものの、島内部の違法者等からの需要や~
探索者を感知したこともあり撤退する準備を進めていたが五代ら特殊警備一課の探索により存在が感知され突入を受ける。~
~
幹部らは以前から準備させていた撤退を開始。領海を越えることで島ごと脱出する計画だったが~
出現した巨大ロボットによる戦闘規模の拡大を危惧し、島を反応炉を自爆させ処分させることを決める。~
~
処分段階での中枢が起動する最中、中枢にある時間流の中に確保していたアルベールごとウィルマースが出現。~
それらの戦闘と、巨大ロボットにより反応炉ごと人工島を消滅させられウィルマースの遺産と呼ばれていた工作は跡形もなく消滅することとなった。

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