伝承『悪魔神ダアク』 †概要 †禁書庫に保管されている謎の書物に記されし伝承。 ──悪魔神ダアク。 その者は、悪魔の中の悪魔、悪魔の中の神だ。 すなわち邪悪そのものであり、闇をも支配し、人々に災いを齎す。 存在すらしてはならない程の極悪。ありとあらゆる悪の根源。 残忍冷酷という言葉すら、その者からすれば生ぬるい。 殺戮と破壊を心より楽しみ、ありとあらゆり生物が苦しむ様を喜ぶ。 その者は悪逆という悪逆の全てを好む、どうしようもない外道。 ある時は、大勢の生きている人間を材料に、そのまま折り曲げながら組み立てていき、三百メートルにも及ぶ人間タワーを建設した。 ある時は、町の住民全員に死亡しない呪いをかけた上で、五千度にも及ぶ炎をその町に放ち、永遠の生き地獄を味わわせた。 ある時は、一国の国民全員を、意思だけ残した状態で石化し、そのまま五千年もの時を過ごさせ、静かに精神を崩壊させた。 その者は現在、封印されている。 その者だけは、決して復活させてはならない。 あの悪夢だけは、もう二度と繰り返してはならない。 この書物は『悪魔神ダアク』の恐怖を伝え、警告するためにあらゆる世界へと飛ばしている。 読者の手にこの書物が渡る時には、著者は絶対悪により無残に殺害されているだろう。 そなたの世界で、このような悲劇が起きない事を心より願おう。 |