SIR-032 †
SIR-032 - 呪刻界異邦人殺人事件
SIR*1-032とは2███年に異邦人街で起きた常世学園生徒による異邦人殺人事件。
異邦人不介入法と『門』事故避難計画が制定されるきっかけとなった。
概説 †
2███年6月21日午後5時42分頃、異邦人街で『門』による移転事故が発生した。
移転されて来たのは5mを超える異形の獣であった。
大型の獣は移転による混乱により暴走、複数の負傷者と建物への被害が発生していた。
これを察知した公安委員会は即座に情報の収集にあたり事態の収集にあたった。
公安委員会が現場に到着した時には常世学園の生徒5人の手により大型の獣が斃された後であった。
このことが原因により大きな問題へと発展した。
公安委員会のその後の調査により、移転元の異界が判明。
呪刻界アドル██████ルの住民、いわゆる異邦人であると判明した。
事件が異界怪物暴走事件から異邦人殺人事件に変わったため当事者の生徒5人を即座に拘束する自体になる。
最悪なことに死亡した異邦人は高位の身分(いわゆる王族)の子息であったことが問題となった。
政治的な問題に発展したことにより常世財団は介入を決定し、呪刻界との外交交渉にあたる。
最悪な場合、異界戦争に発展することも予想がされたためその交渉は慎重に行われた。
最終的な和解案として提示されたのは当事者の生徒5人の生存権と身柄の譲渡であった。
生徒5人の行為は正義感から行われたものであり、学園側は譲渡に反対の姿勢を取った。
しかし、常世財団は政治的判断から生徒5人を呪刻界へと譲渡することを決定。
これによりこの事件は収束されることとなった。
この事件以降、再発を防止するため異邦人不可侵協定と『門』事故避難計画が制定されることとなった。
異邦人不介入法 †
異邦人に対しての攻撃を禁止し、不介入を定めた法律。
住人の入れ替わりの多い常世島ではあまり広まっていないため、未だにトラブルは多い。
『門』事故避難計画 †
移転事故が起きた際の避難計画を記したもの。
やはり住民への周知が低いことが問題となっている。