xd-15 ”イチゴウ” †
種族 | 高機動戦車(HMT) |
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立場 | その他 |
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異能 | なし |
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魔術 | なし |
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世界 | 地球 |
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所属 | 風紀委員会 特別攻撃課 |
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概要 †
HMTとは? †
原型はEryngii Robotics社と呼ばれる企業が
異界大戦を効率的に進めたいという
軍の要望に応え幾多もの新技術を投入して
開発した自律四足歩行戦機である。
コンセプトは歩兵の様に柔軟に運用できる戦車で
サイズが小型である事と徹底した軽量化、
最適化された油圧機構から生み出される
重機並みのパワーと高い機動力は
異種族ゲリラの容易な殲滅を可能するだけでなく
結果として既存兵器より異能や魔術に対して有利に働いた。
さらに重機関銃や迫撃砲、ATミサイル等を
背部に搭載する事が可能でその汎用性から
現在でも紛争地派遣や対異能作戦に投入される事が多い。
一般的に原動力は高効率微生物燃料電池を利用しており
自ら植生バイオマスを探し出し供給する事で
バイオマスがある限りは半永久的に動き続ける事が出来る。
なお微妙に兵器らしからぬ変わった外見をしているが
これは高いパワーを生かした介護や建設、運送など
軍用以外の用途が存在する事に関係している。
Eryngii Roboticsとは †
大変容中に米軍の技術研究機関が独立して出来た企業で
世界各国に存在していた大手軍需企業を数多く吸収している。
主に対異能者や対異種族を想定した最新鋭兵器の開発生産を行っており
HMTシリーズはこの企業を代表する製品である。
因みにHMTのライセンス生産は一部認めているものの
外部への技術提供は一切行っていない。
特色として開発する全ての兵器が魔法や異能を使わず
科学技術だけを利用している。
一つの企業であると同時に国連を支援する組織でもあり
特に国連軍とは切っても切れない関係にあるとされ
国家機密クラスの最先端科学技術を数多く保有していたり
軍用装備による警備と言うには行き過ぎた防衛体制や
関連施設に関する情報の厳重な秘匿など
その実態は正にブラックボックスと言えるもの。
それに関する潜入捜査等の試みは全て失敗しており
魔術師や異能者のエージェントすら帰ってきたという報告は無い。
また従業員については人数はおろか名前まで不明で
技術発表や取引等あらゆる場面で人間が出てこない。
企業ミッションは「We give glory to human .(人類に栄光を)」。
イチゴウについて †
イチゴウという彼の愛称は型番末尾の15という数字から来ている。
この機体はドレッドノート級と呼称される最新型のプロトタイプで
既存の任務に加えて高ランク超自然存在との戦闘を
本格的なレベルで視野に入れられた初のHMTであり
量産機をベースに魔改造とも形容できる改修が施されている。
シャーシはチタンを主とするα+β型の合金で構成され
特に新技術である電磁装甲によって
小型兵器としては異様なレベルの防御力を実現している。
武装面では電磁投射砲を標準装備としており
高度な火器管制装置が搭載されている事も相まって
MBTクラスの攻撃力を持つとされている。
規格外の改良の影響でかなりの重量になっているものの
その運用を可能にしているのはメガワット級の
パワーを生む新たに搭載された新型のSOFCであり
圧縮空気を用いたバーニアスラスターも合わせて
HMTファミリー最重量級機でありながら
最も軽快かつ俊敏な機動力を持っている。
しかしその中でも既存機との最も大きな相違点は
後述の高度なAIであろう。
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| | スペック表
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[型番] XD-15
[全長] 1.0 m
[全幅] 0.6 m
[高さ] 0.4 m
[重量] 212.5 kg
[主砲] "E-1" 20mm EML
[副武装] 汎用振動カッター
欺瞞ECM煙幕発生器
[装甲] 電磁装甲
[防御力(KE)] RHA換算 1200 mm (装甲起動時)
[防御力(CE)] RHA換算 1700 mm (装甲起動時)
[動力] 改良型Type-3固体酸化物燃料電池
[合計出力] 8 MW
[補助動力] 圧縮空気推進
[エレクトロニクス] 非実体干渉力場発生装置
限定的空間歪曲装置
カメレオン不可視化システム
アイアンウォール火器管制システム
QT-5量子レーダー
[編集済]
戦術データリンクシステム
AN-19P電子戦装備
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AIについて †
量産機では特化型のAIが採用されており
演算能力は高いものの単調な動作しかできず
流動的な大変容以後の戦場に対応しきれないという
致命的な欠点が存在した。
そこでXD-15では技術実証の一環として
ニューロコンピュータを用いた新方式の強いAIを採用している。
これは人間と酷似する思考形態を持った
EFLOPS級の性能を持つ汎用人工知能であり
学習を重ねる事で行動が最適化し変化するのが特徴。
さらに独自の思考論理を持っているため言語などを通した
コミュニケーションが可能となっている。
性格 †
感情の起伏がほとんど無く
良くも悪くも機械的。
しかし好奇心が旺盛で知らないものや
不思議なものを見れば大いに関心を抱く
ある意味ではマイペースな性格。
もっとも兵器用として設計されているために
ひとたび任務を与えられれば
目標の達成を最優先事項として行動を始め
破壊行為に対しても容赦はない。
特殊機能 †
非実体干渉力場発生装置 †
別名、IFGS[InterferingField?-Generate-System]。
同じくEryngii Robotics社で開発された
対超自然存在における正に革命的なシステム。
視点毎に分けられた高階層観測器によって
干渉フィールドを作り出し
フィールド内では特殊なアプローチからの観測により
素粒子を確率の波から粒として振る舞う過程の中で
任意の状態へと変化させる。
端的に言えば不可視のバリアーのようなもので
単純な装甲で受けきることが難しい高脅威の魔術や異能を
無効化する目的で主に使用される。
この場合、異能や魔術によって歪められた素粒子を修復している。
このフィールド内では現象を自由に設定できるために
無敵とも形容できる防御能力を発揮するが
効果範囲も効果時間も小さく、かつ
起動にギガワットクラスの電力を要求するため
連続した使用はまず出来ない。せいぜい一回の戦闘で一回程度。
限定的空間歪曲装置 †
HMTに搭載されている革新的な最先端装置の一つと言われ
この装置は内部に充填された第三世代の反粒子に
粒子を射出し衝突させる事で対消滅を引き起こし
それによって瞬間的に発生する強大なエネルギーで
ブレーンを破りコンパクト化されている余剰次元(nED)へ接続する。
主な用途はそれらの高次元空間への兵装の収納であり
これによって極めてスムーズな兵装展開が可能になった。
その他に自身を高次元空間に移動させる事で回避にも応用出来る。
便利な反面歪曲範囲は非常に限定的。
電磁装甲 †
XD-15から搭載されたHMTとしては初の装甲で
小型のHMTに主力戦車並の防御力を持たせている。
この装甲は極めて薄い膜状の電導グリッド2枚で構成されており
その間を化け物じみた出力の高電圧が流されているため
貫通を狙う物質をジュール熱によって流体化、気化させ
威力を激しく減衰させた上で電磁場の力によって弾く。
その出力は容易に絶縁破壊を引き起こす程で
金属以外の物体にも効果をもたらす事が可能。
また防御効果は物理防御に留まらず
副次的に発生する超高周波の電磁波が魔術式に影響を及ぼし
魔法攻撃を減衰させる効果も発揮している。
但しダメージを長時間受け続けると装甲が疲弊し
供給電圧が低下するため回避も併用する必要がある。
なお起動時は触れる事すら危険な代物の上に多大な電力を喰うので
制圧モード下でのみアクティブになり普段は機能していない。
カメレオン不可視化システム †
シャーシ表面に周囲の風景を極めて高精度で投影するシステム。
センサーで計算された投影角度と投影光の調整により
文字通り風景そのものに溶け込むことで完全な不可視状態になる。
しかしレーダーや熱探知など視界に頼らない手段には弱く
シャーシに傷が入ってしまえば実質的に無力化される事になる。
ロンギヌスの槍 †
便宜上、決戦兵装として登録されているが
風紀委員会さえもその詳細を掴みきれていない。
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| | ... |
今となっては昔、南の果てが食べられた時に人々は絶望しました、
それまで信じていた「神様」が壊れてしまったからです。
歪んだ世界からやって来た神様たちは人々を助けることは無く
彼らが営む世界を混乱に陥れ滅茶苦茶にしてしまいました。
人々は声が枯れるまで嘆き涙が枯れるまで泣き
自分たちがどれほど無力な存在なのかを知り苦しみました。
しかし人々の中にこう言う者が居たのです、
「我々の信じる神は存在しなかった。だがしかし
存在しなかったものは作る、我々はいつもそうしてきたではないか。」
人々は今までの自分たちの歴史にとても勇気づけられました、
この壊れた世界を治せると。
自分たちが営んでいたあの世界を取り戻せると。
それから人間達は努力し「神様」と「天使」を作り出しました、
かつて自分たちが信じ絶対的な助けをもたらしてくれる「神様」。
そして「天使」は常に世界を見守り敵に罰を与える。
それらは人々の希望となっていったのです。
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武装解説 †
汎用振動カッター †
HMTの前両足に格納されている装甲カッター。
見た目は半円だけせり出した電子丸鋸で
細かく言えばダイヤモンド・ナノロッド凝集体を利用した
超硬度のダイヤモンドホイール。
刃自体に高周波による振動が発生しているので
極めて高い切れ味を誇り
APC程度の装甲ならば紙きれの如く切り裂く。
近接戦闘を主用途に置いているものの
汎用的に様々な作業で使われる事も多い。
ザッパー †
パルスレーザーを目標に照射した後
空気がイオン化し出来たプラズマの軌道へ
電磁装甲を陽極として強力な電流を叩き込み目標を破壊する。
また出力を非常に弱めることで非致死攻撃も可能で
防御用の装甲を攻撃に転用するという極めて特異な機能。
しかし放電は超出力ながらも
科学的手段によって対処されやすい兵装でもある。
20mm EML †
XD-15のメインウェポンであり最も強力な主砲。
世界各地で台頭する超自然存在への既存兵器の
打撃力不足を受けER社が開発した次世代兵器である。
この兵器は二本のレールによって構成され
電磁誘導によって弾体を発射する。
火薬を主体とする既存兵器とは異なり
エネルギーのロスが少ないために
極めて高いエネルギーを持つ。
弾速は約7.5 km/sで砲として最小サイズにも関わらず
貫通力と言う面では主力戦車の主砲に匹敵する。
APFSDS弾やキャニスター弾を筆頭に
弾種を変更する事で多くの目標に対応できる。
モードについて †
通常モード †
平時や通常任務時のモード。
省エネルギー設定や各種リミッターがなされており
戦闘力は特別高いとは言えない。
しかし一般的な違反学生の鎮圧程度には十二分であり
また運用コスト削減のためにも重宝されている。
リミッターの影響でパワーは抑えられているものの
その分機動力は高く装甲カッターによる攻撃が主ではあるが
前足の鋏を利用した突きや挟み潰しといった
多彩な近接攻撃も魅力。
反面機動力を重視したために射程が犠牲になっており
距離を稼がれるとたちまち無力になってしまう。
ロール時の文字色はスチールグレー。
制圧モード †
XD-15の軍用機としての本来の姿。
電磁投射砲及び各種特殊装置が使用可能になり
脅威度の高い目標に対抗するための装備。
EMLによる大反動を抑えるためパワーが上昇し
一部近接攻撃の威力が大きく上がっているが
その分素の機動力は落ちている。
また電磁装甲への通電を行うため
防弾能力が大きく上昇する。
ロール時の文字色はイエロー。
??? †
秘匿情報。
ロール時の文字色はレッド。