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リネンス ネロファル †
| 性別 | 男 |
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年齢 | 30歳 |
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種族 | 人間 |
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立場 | 教師 |
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勤務 | 非常勤 |
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異能 | “それが貴女の為ならば” |
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魔術 | 風の魔術(大気操作) |
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世界 | 地球 |
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所属 | なし |
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設定 †
名:リネンス
姓:ネロファル
容姿 †
身長170㎝ 体重57㎏
耳が隠れる程度の青みがかった癖っ毛、深い青色をした瞳。
不健康そうな白い肌に細身、若干猫背気味。
白衣を着ているが、何故か右袖は肩から千切れて無くなっており、
それ以外の服装は白い長袖タートルネックにダメージジーンズとラフ。
額か首に武骨なゴーグルを下げていることが多いが、
何かに使っている姿はあまり見えない。
顔は童顔で年相応には見えず、学生服を着れば学生に、
女子学生服を着れば女子学生に見える女顔。
常にニコニコと笑顔でいることが多いが、
時折不敵な笑みや狂ったように笑っている姿も確認されている。
口調 †
一人称は「私」
二人称は「貴方(貴女)」「君」
三人称は「(名字)さん」
輪廻は「輪廻」
穏やかな調子で丁寧語で話す。
ただ、丁寧語は若干崩れており「ですねぇ」と語尾をのばし気味。
自分の発言に自分で反論や皮肉をいう癖がある。
口癖は「まぁ」、話し始めなどによく使う。
ロール文章 †
何もなし:地の文
「」:PC発言
():PC思考
“”『』:強調や装飾(深い意味なし)
【】:状況の説明、補足など
性格 †
- 好き:医学、知識探求、読書、天体観測、お祈り、ダーツ
- 嫌い:女性子供傷病人に暴力を振るうもの、百害あって一理もない薬
粗悪な薬や医療器具、不治の病、大した怪我でないのに騒ぐ患者
基本的に優しく穏やかな性格。
物事にあまり動じない反面、面白そうな事には嬉々として首を突っ込む。
好奇心で死ぬタイプだが好奇心で生きているタイプ。
また、好きなものには病的な執着を見せ、
その執着心は手段を選ばず犯罪さえ厭わないので、狂人と言って差し支え無い。
割と攻撃的なほうで、平然としながら人に致死レベルの危害を加えられる性格でもある。
そういう部分を知っている人は彼の性格に二面性を感じ、
普段の笑顔を不気味に感じるようである。
本人もあまり自覚していないが、蘇生する(させる)系統の異能に強い興味を持っている。
医者ゆえの性か、それ以外の要因かは不明だが・・・
・・・そういった異能で蘇ったものに、強い興味と強い殺意を抱くようだ。
生い立ち、経緯 †
実は過去が曖昧な記憶喪失者。
路上で倒れていたのを救急搬送されて以後、病院の天井以降からしか記憶がない。
勿論、氏名年齢住居なども記憶にはなく、
適当な名前にとりあえずの年齢、病院近所の教会兼孤児院が彼の住まいになった。
それが今から13年前の、見た目で大体17歳と推定された当時の話だが、
その頃から彼自身は背格好や顔つきが変わっていないので、
見立てが正しかったのか怪しいところ。
当時は病弱だった故に頻繁に病院に通うと共に、
医者に対する知識と興味を得て、独力で医大に合格。
無事修業し卒業と共に、医師免許を持たない所謂闇医者として各地を転々と、
興味を惹かれるままに自由気ままな生活をしていた。
(その際、今の居候である輪廻と出会う)
その過程で「異能」の存在に興味を持ち、常世島の存在を知ると、
不法入国を企てるも手段の手間とリスクを勘定して、あっさりと医師免許を取得。
保険医の非常勤として正式に常世学園職員として常世島に入ってきた。
非常勤だが職員採用は2年前の話であり、
そこそこ島内に土地勘と学園内に顔見知りはいる。(既知ロール歓迎)
基本、保険医が休むときの代理や
身体測定など人手がいる時に呼ばれる程度の勤務形態だが、
一応講師として講義をした経験が過去2回ほどある。
1回目は専門知識が必要な医学講義をしたために受講学生から顰蹙を買い
2回目は解り易いようにと用意したスライドで、酷い重傷者の怪我や奇病の末期症状など、
グロテスクかつショッキングな画像を流した為に教室内が阿鼻叫喚、
多数のリバース地獄と化した。
基本的に、他人に何か教えること自体、下手なのだと思われる。
また、最近まで職員の居住区に住んでいたが、今はなぜか落第街に移り住んでおり、
貧困層や訳あり患者を格安、物々交換、情報、異能の研究協力などを代価に、
診察・治療する診療所を開いている。
ちなみに、孤児院の教会で洗礼を受けているため、クリスチャン。
診療所 †
落第街大通りに面した廃墟の入口に「くろねこしんりょうじょ」と
子供のような字で手書きされた看板が掛かっている。
落第街に詳しいものなら、急に廃墟を根城にしだした白衣に覚えがあるかもしれない。
二階建てで、一階が診療・治療スペース、二階が居住兼入院患者スペースになっているようだ。
戦闘関係 †
基本的にメスを投げる遠距離タイプ。
趣味が高じて投擲関係は距離、命中率ともに高い。
また普通にメスで切りつけることもある他、薬瓶や注射器の投擲も多い。
『赤銅色』 †
彼の最も好きな色。
赤黒い『赤銅色』に、彼は並々ならぬ執着を持つ。
それは彼の優しげな性格を捩じ曲げ、彼の理性と自制心のタガを軽々外す。
「見たい」と、思ったときにはもう遅く、
彼は憑りつかれたように“それ”を求めて動き出す。
なぜそうなのかはわからない、記憶を失う前からなのか、それとも失ったせいなのか。
ただ彼は、笑顔と優しさの理性の間に、その狂気で大切な心を壊し、軋ませ、歪む。
そんな彼のお気に入りは・・・『静脈血』。
人を斬り裂き“飛沫”を浴びて・・・彼はそっと、悦楽に浸る。
異能関係 †
魔術「大気操作」 †
学園には「風を操る魔術」と申請し、周囲にもそう公言している異能(既知ロール可)
魔術に対する興味から研究し身につけた後天的異能であり、その分扱いが完全でない。
魔術的には大気操作そのもので、風を起こす、鎌鼬を起こす、大気を固め壁や刃を作る、
ある特定の気体のみを集める、気圧を操作する・・・etc
非常に強力な魔術であるはずだが、扱いが完全でないため、
彼は風で刃を作ったり風をぶつけたり、大雑把かつ攻撃的な使い方しかしていない。
戦闘の生命線。
【補足】
- 大気操作は、つまりは気体の分子、原子を操る事にも通じる。
- 故に、半固体となった気体で物体を模る(後述)が可能である。
異能『“それが貴女の為ならば”』(Night of Serenade) †
彼の持つ先天的異能、あまり周りには公言していない。
「血液操作異能であり、体外に出た出血を気体・液体・固体に状態変化させる。」
「また副次効果として、体の造血量とその頻度が高い」
・・・と言うのが学園に申請している異能内容。
(教師陣など、学園内部情報に詳しい方はここまでは既知ロール可)
実際の異能内容は『自分の肉体以外に触れた血液の状態及び性質変化』である。
つまり
- 出血し『大気に触れた』血液を『気化』させ『可燃性物質』に変える。
- 体に刺さった『刃に触れた』血を一部『固体』にし、
これ以上刺さらなくした上で、刃についた血を『強酸物質』に変えて溶かす。
- 注射器で採血した『注射針に触れた血』を『薬物』に変え、患者に注射する。
等、知識さえあればあらゆる液体を再現することができる。
無論、再現にはその液体に対する知識が必要であり、未知のものは作れない。
病気に対する『治療薬』は作れても、『万能薬』は作れない。
彼の医学知識があってこそ成り立つ異能である。
また性質変化後も基本は血液の見た目のままだが、意識すれば本物そっくりに出来る。
【補足1:血液の形態変化について】
- 己の血液であれば、自在に形態を変化(気体、固体、液体)させることが出来る。
- この場合、本来固形化や気化に必要な熱量、および液体の温度は意識しない限り変化しない。
- もちろん必要な温度に変えることも出来る(固体なら冷たく、気体なら熱く)が、そのためには過度に体力を消費する。
- それは手元を離れていても、時間がかなり経過していても、己の血液ならば操れる。
- ただし、主には視界内にある血液のみである。
- 視界以外の血液については、自身がそこに血液がある、と理解していないとできない。
- また、一度形態変化させた血液を、再度別形態に変えることも可能。それが血液ならば。
- 本来、血液といえど気化すれば目視できなくなるはずだが、彼の形態変化の場合は赤い霧のように変化する。
【補足2:性質変化について】
- 己の血液を別の液体に変化させる。
- 正確には『別の液体と同じ性質を持った血液のような何か』に変化させる。
- 故に、変えようとしなければ、変わるのは性質だけであって、見た目は変化しない。
- もちろん、見た目も模倣する液体と同じに変えられる。
- 性質変化対象の血液が、形態変化していた場合、性質変化後の液体も事前の形態に準ずる。
- その際に見た目変化させなかった場合、固体は言わずもがな、気体を性質変化させると、前述の赤い霧のように目視できる状態になる。
- つまり、気体の血液を水に変化させた場合、水蒸気(と同じ性質のもの)が生成される。
- この場合、本来固形化や気化に必要な熱量、および液体の温度については前述のとおり。
- つまり水蒸気や氷にもかかわらず、全く熱くも冷たくもないという、不思議な物質が出来上がる。
- 性質変化の対象は、あくまで常温(摂氏15~25度程度)で液体の物質のみである。
- 固体化した血液を『鉄』に変化させることはできない、固体の『水銀』ならば可能である。
- 常温が液体の物質であるがゆえに、固形化や気化した血液で性質変化させたものは(外気が常温である場合)液体に戻り、最終的には蒸発する。
- その際、液体温度を変えていない場合の融点・凝縮点等については、性質変化が完了した段階でその液体が凝固点・沸点温度の状態と等しい状態(実際の温度は変化前の血液の温度)となり、そこから外気や気圧などの影響を受け、(対象の現在の温度以外は)物理法則に則って液化する。
- その際、一度異能による形態変化が解除されるまで、転移熱は発生しない。
- ただし、固体ならば冷却、気体ならば加熱において温度の変化が発生し、その場合は転移熱が生じる。
- つまり摂氏25度の血液を25度のまま気体に変化させ、そのまま血液を水に変化させた場合、摂氏25度の水蒸気(と同じ性質)の赤い霧(見た目変化もしなかった場合)が出来上がり、(周囲の飽和水蒸気量等にもよるが)赤い霧は(現気圧が1気圧だった場合)摂氏100度の状態と同じ状態(実際は25度)から、徐々に周囲の温度(通常の外気温だった場合)の影響を受け、摂氏25度のまま転移熱を生じない液化に至り、液化後は温度の上下、温度による本来の固形化や気化、凝固熱、融解熱、気化熱、凝縮熱等の転移熱等が発生する。
- なので、冷たくない固体でも熱すことで、熱くない気体でも冷やすことで、急速に液化、さらには昇華させることも出来る。
- また、見た目を変化させていなかった場合、液化した際の液体の見た目は『別の液体と同じ性質を持った血液のような何か』である。
- 一度、固形化・液化したものを物理法則に則って蒸発させたり、気化したものを熱して本来の沸点到達させる(実際には沸点に到達する前から徐々に)と、赤い霧状ではなく本来の気化をする。(ちなみに、その気体を再度凝縮・昇華させた場合は、血液のような見た目ではなく、性質変化で変化させた液体と見た目も同じ液体・固体が生成される。)
- 性質変化実行後は血液ではなくなるため、若干の変化後も猶予があるものの、基本的に形態変化は出来なくなる。
- 性質変化できる血液の範囲については、形態変化と同じ視界内、若しくは確固たる確信のある位置のものみである。
- 性質変化する対象となる液体については、リネンスが知っておかなければならない。
- 知っている、という定義については
- リネンスが対象液体を研究する。
(対象液体に対し3種類以上の実験をすることを指す。)
- リネンスが対象液体の成分を知る。
- リネンスが対象液体の化学式を知る。
- リネンスが対象液体を五感のうち、3つの感覚で確認すること。
(ただし、よほど音が特殊でない限り、聴覚での確認は確認に含まれない。)
- このいずれか一つの条件さえクリアすれば、現代科学では作れない液体も生成できる。
【補足3:基本的なこと】
- 『血液の形態や性質を操る』異能であり、『血液を移動・操作する』異能ではない。
- 出血を変化させることはできるが、それを自在に操ることはできない。
- 血液の移動操作については、大気操作魔術が必要(後述)である。
- なお、外部からの熱などを受けた場合、血液は通常の物理法則に則って蒸発・凝固してしまう。
- 物理的に蒸発し、目視できなくなった時点で血液として操作不能になる。
- (つまり熱を操れる系の異能等、液体を蒸発させるような攻撃は異能的には弱点)
異能応用 †
『完全無欠のO型血液』 †
どんな稀少血液型の相手にも輸血できる血液を作る。
『潜在的殺害衝動』 †
血液に「殺菌力」を持たせる。
密閉空間に魔術を駆使して散布すれば簡易無菌室の出来上がり。
『“だってあなたは死んでいるのに”』(Undead or Alive?) †
死者、重体者、重傷者等に血を輸血することで操る能力。
応用の中では異質な能力だが、操りはオートでごく単純な動作しかさせられない。
効果は強力で、下半身不随者の遺体を50m7秒フラットで走らせるレベル。
操られている間、対象は触覚及び痛覚が愚鈍になり痛みで効果が解ける可能性は低い。
ただし、重傷者などが自分の意志で動作を拒否すると、その瞬間に効果は切れる。
反面、自ら望んで効果を受ける意志があるなら、実は怪我一つない健康体でも操れる。
・・・なお、主な用途は戦闘ではなく、逃げられないほどの重症患者を逃がすために使われる。
『赤銅色の手術道具』(Bloody Arms) †
大気操作魔術に血液操作異能を組み合わせて使う、彼の基本戦術にして奥の手。
基本は血で着色した「見える」風と、普通の「見えない」風を使い分けて相手を攪乱する。
・・・としているが、実際は公言していない血液操作異能で風を強化、
あわよくば相手の体内に血液を侵入させ、操りや内部破壊を目的としている。
また風で形を作り、その名の通り手術道具の名を冠した攻撃をする。
『“星の見えない狂気の夜”』(Hollow Glory) †
切り札として使われる能力。
事前に採取した自身の血液、若しくは「空気」等を血管に注射することで発動する。
自身の体内にある血液全てを上質な血液、栄養素、麻薬などの液体に変化させ、
自身の身体能力の異常な向上、および脳のリミッターの強制解除により、常人をはるかに超えた運動能力を得る。
ただし、後者の空気注射はもちろん経過時間によって死亡するおそれのある手段であり、
前者の自身の採取した血液の再注射はリスクこそ少ないものの、
血液全てを変化させることによる貧血及び(出血はしないものの)失血による死亡の危険、
また過度な筋力、運動能力の発揮による身体への深刻なダメージなど、
結果として諸刃の剣となり得る能力である。
彼自身、あまり使いたがらない(本人曰く「卑怯臭い」)が
体術、身体能力に開きがある相手に“負けられない時”は、きっと、迷わず使うだろう。