7月14日 | トラットリア『ヴィルトゥオーソ』をアンヘル、アトラ9が強襲。リバイバル公演を力ずくで破壊される。 |
アストル・ピアソラ/『リベルタンゴ』、『天使の協奏曲』より『天使の死』と『天使の復活』、『オブリビオン』 |
7月16日 | 大時計塔にて異世界の騎士アーヴィングと邂逅。歌声に思いがけない賛辞を受ける。 |
フリッツ・クライスラー/『プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ』、『ロンドンデリーの歌』、『ガエターノ・プニャーニの様式によるテンポ・ディ・メヌエット』 |
7月17日 | 第一部室棟の音楽室にて三枝あかりと邂逅。投稿動画の撮影協力を得た。 |
クロード・ドビュッシー/『ベルガマスク組曲』より『月の光』、『亜麻色の髪の乙女』、モーリス・ラヴェル/『亡き王女のためのパヴァーヌ』 |
7月18日 | 海開き中の浜辺にてアリストロメリアと邂逅。洞察の深さに感じるものがあり、パトロンにならないかと聞いてみた。 |
エドワード・エルガー/『朝の歌』、フランティシェク・ドルドラ/『思い出』、ジュール・マスネ/『タイスの瞑想曲』 |
7月20日 | 学生通りの裏路地で人語を介する飼い猫チェシャと邂逅。踊る仔猫は犬の咆え声に退散するのだった。 |
エドワード・エルガー/『夜の歌』、ルロイ・アンダーソン/『ワルツを踊る猫』、アルベリク・マニャール/『ヴァイオリンソナタ』 |
7月22日 | 商店街で演奏中にライガ・遠来・ゴルバドコール、獅南教諭と邂逅。アトラ9のとりなしで対決を回避。 |
フリッツ・クライスラー/『古いウィーンの舞踏歌』より『美しきロスマリン』、ヨアヒム・ラフ/『カヴァティーナ』、ニコロ・パガニーニ/『カンタービレ』 |
7月23日 | 落第街の路地裏の廃工場周辺で『伴奏者』を名乗る怪人と遭遇。グァルネリウスを奪われ、アンヘルに回収される。 |
ジュゼッペ・タルティーニ/『捨てられたディド』 |
7月24日 | 歓楽区のダイニングバー「崑崙」でヨキ教諭&アルスマグナ教諭と邂逅。ごはんと甘いものをご馳走になった。 |
ジャンゴ・ラインハルト/『一日の終わりに』、『孤独』 |
7月25日 | 『伴奏者』の襲撃後、アンヘルのセーフハウスの一室に保護され、手当てを受ける。最低最悪の即興演奏になった。 |
奇神萱/『タルティーニの様式によるカデンツァ』 |
7月27日 | 学生通りの街角で演奏中、黒髪の少女ことメアと邂逅。日差しに耐えかねたのかはたまた蒸発したのか、気付けばいなくなっていた。 |
マリア・テレジア・フォン・パラディス/『シチリアーノ』、ニコロ・パガニーニ/『ラ・カンパネラ』、マヌエル・マリア・ポンセ/『エストレリータ』 |
7月28日 | 大時計塔の頂上で歌う女子学生、四十万静歌と邂逅。意気投合し、『帰れソレントへ』の伴奏をつとめた。 |
フェリックス・メンデルスゾーン/『歌の翼に』、ジョージ・ガーシュウィン/『ポーギーとベス』より『サマータイム』、『そんなことはどうでもいいさ』、エルネスト・デ・クルティス/『帰れソレントへ』 |
7月29日 | 浜辺でひとりスイカ割りをしているウェインライトと邂逅。喜劇的でシュールな一人芝居に音楽をつけた。 |
アラム・イリイチ・ハチャトゥリアン/『ガイーヌ』より『剣の舞』、リムスキー・コルサコフ/『スルタン皇帝の物語』より『熊蜂の飛行』、パブロ・サラサーテ/『ツィゴイネルワイゼン』 |
7月31日 | カフェテラス「橘」にてヨキ教諭と遭遇。過日、「崑崙」でご馳走になった件の礼を言い、返礼として三曲を演奏。劇団のその後について話した。 |
パブロ・サラサーテ/『バスク奇想曲』、アーサー・ベンジャミン/『ジャマイカン・ルンバ』、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー/『ただ憧れを知るものだけが』 |
8月1日 | 図書館にて四十万静歌と遭遇。民族音楽の研究者が遺した手稿を調べ、忘れ去られた楽譜を探した。宿題を手伝い、夕食を共にした。 |
作者不詳/名もなき恋歌 |
8月3日 | 歓楽街の飲み屋横丁のあたりで三枝あかりと遭遇。迷子の子リスを寮まで連れて帰る。三枝あかりの人となりに触れ、奇神萱は友を得た。 |
成田為三/『浜辺の歌』 |
8月4日 | 濡れて帰った翌日に高熱を発し、同じ女子寮の住人四十万静歌に看病される。着がえを手伝ってもらい、子守唄を聞きながら眠りについた。 |
フランツ・ペーター・シューベルト/『子守唄』 |
8月5日 | 常世公園で劇団フェニーチェの盟友『美術屋』こと六道凜と再会。白い人間椅子の上で旧交を温める。連日猛暑が続く常世島に雨を呼んだ。 |
ヨハネス・ブラームス/『ヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」』 |
8月6日 | 『癲狂聖者』こと墨田拓也の墓参りの帰りに三枝あかりと蓋盛教諭、生活委員会メンバーたちと遭遇。秘密を打ち明けられ、草刈を手伝っていった。 |
ガブリエル・フォーレ/『夢のあとで』 |
8月10日 | 外人墓地の礼拝堂で三枝あかりと待ち合わせ、梧桐律の墓所に案内。長らく抱え込んでいた秘密を打ち明けた。 |
ジョン・クラウザー編曲/『グウィードア・ブレイ』 |
8月11日 | 四十万静歌が負傷したとの報を受け、入院先の病院に見舞いにいった。母の愛したガーベラの花と『伴奏者』の昔話を手土産にして。 |
クルト・ヴァイル/『三文オペラ』より『メッキー・メッサーのモリタート』、ヴィクター・ハーバート/『ワルツのように』 |
8月15日 | 劇団フェニーチェの本拠地、かつてのミラノスカラ劇場跡で最終公演のエンドロールを演じた。 |
オリヴィエ・メシアン/『世の終わりのための四重奏曲』 |
8月17日 | 三枝あかりを日帰り天然温泉『常世乃湯』に誘い、お互いのことを話した。かつての自分と同じ姿をしたドッペルゲンガーが現れたことを告げた。 |
該当なし |
8月23日 | バル『エストレリータ』にて、三枝あかりの前に現れる『伴奏者』。彼は奇神萱の恐るべき正体について語るのだった。 |
エドワード・エルガー/『気まぐれ女』、ロベルト・シューマン/『子供の情景』より『トロイメライ』 |
8月26日 | 三枝あかりを連れ去った人物を追い、ミラノスカラ劇場跡でもう一人の自分と対決する。『伴奏者』の幻想を打ち砕き、舞台の幕を引いた。 |
ジュゼッペ・タルティーニ/『悪魔のトリル』 |
8月28日 | 夜空に大輪の花が咲く祝祭の夜、教室棟の屋上でヨキ教諭と遭遇。事の次第を明かし、奇神萱として依頼した譜面台を受け取った。 |
フリアン・アギーレ/『轍』 |
8月29日 | 三枝あかりを誘い、歓楽街の半円形映画館『フラヴィウス』にて天使と出会った男の物語を観る。三枝あかりの想いに触れ、梧桐律は守護天使を得た。 |
ディミトリ・ティオムキン/『It's a Wonderful Life』 |
9月12日 | 変革剤なる薬物の裏取引を追う三枝あかり。悪党と対決する彼女の傍には伴奏者の姿があった。三枝あかりの目覚めを見届け、唇を重ねた。 |
アルカンジェロ・コレッリ/『ラ・フォリア』 |