| 性別 | 女 |
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年齢 | 16 |
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種族 | 人間 |
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立場 | 学生 |
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学年 | 1年 |
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異能 | 《無常迅速》 |
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魔術 | 密教修験式 |
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世界 | 地球 |
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所属 | 九品蓮台 |
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【人物】
楊柳 一見(ようりゅう かずみ)。
11月4日生。さそり座のAB型。
寺生まれの一人娘。父母共に本土にて健在。
学生街にある一軒家にて一人暮らし。
通学はしているが、授業態度はやや悪し。居眠りしてたりいつの間にか脱け出ていたり。
素行は風紀等による処罰歴こそないものの、たびたびスラムや路地裏などで目撃される事から、少なくとも品行方正とは言えない。
基本的に鷹揚でマイペースな性格。
和食党。お米あいしてる。
【容姿】
身長:160cm 体重:52kg 空気抵抗の少なそうな直線的ボディ。
栗色癖毛のショートボブ。眠たげな琥珀瞳。化粧っ気なし。
【背景】
日本本土のマイナーな魔術結社『九品蓮台』を母体とする密教系寺社の娘。
家族ぐるみで結社の実働部として所属。コードネームは『テング』。
本土では怪異への対策や、呪的殺人の任に当たっていた。
異世界や異能に関する事物の調査の為に派遣され、常世学園に転入。
なお「可能ならばそれらの奪取も考慮せよ」とも含められていた。
しかし汚れ仕事に対する倦怠感と、異能を魔術と偽っていた己に対する危機感。
更には常世島と学園の脅威を過小評価する結社を見限り、造反。
現在、身の処し方を模索中。
【異能】
《無常迅速(カムシーン)》。
後天的異能。自身の動作速度に応じた強さの風を発生させる。
その風圧を自身に上乗せし、更に速度を上げる事が出来る為、理論上は単身で嵐も竜巻もスーパーセルも引き起こせる。
現在の運用内容は、軽度の速力ブースト。短時間の浮遊及び滑空。それらを駆使しての曲技・体術全般。
風圧による防御・牽制行動。小規模の竜巻を纏っての白兵戦。カマイタチによる遠隔斬撃などである。
――ただし、ある一線を超えた場合、風の練度が飛躍的に上昇する。
指弾による真空の弾幕や、極わずかな所作での気圧操作などを行使した事例も。
【魔術】
密教修験式…とは銘打ったものの、
実際はその他も無節操にチャンポンされた、東洋系ハイブリッド罰当たり術式である。
ちなみに神道とだけは上手く行かなかったらしい。うわかみさまつよい。
以下に術の一例を示す。
★土砂加持…聖別した砂で傷や病毒を癒す。もっともそこまで強力な効果はない。
★五鬼纏身…雑霊を纏いつかせ、妨害や弱化を行う。魔力や精神力で振り払う事は可能。
★破れ六方…敷設された敵性術式――魔法陣や空間魔術などを霧散させる。ただし実力差次第では無効化され、効果がどうあれ多大な負荷が掛かる。
【所属組織】
『九品蓮台(くほんれんだい)』。
日本本土の近畿某所に居を置く、零細魔術結社。直轄員は二十にも満たない。
東洋系魔術の使い手のみで結成されており、実働部隊員は日本の妖物の名を冠す。
表向きは民間委託の退魔業や解呪・卜占などを請け負っているが、
呪的殺人や、異能者の拉致及び解明実験にも裏で手を染めている。
近畿一円の行方不明事案との関係は、決して浅くないとも囁かれている――。
【古傷】
物心つく頃には『九品蓮台』の構成員としての修練を積まされており、その為かひどく摩耗した人間性が育まれ、一般的な対人技能が壊乱していた。
しかしただ一人、そんな一見にも物怖じせず接した少女がいた。
彼女との交流によって、幾分か年相応の人間らしさを取り戻したが、それを『修練の妨げ』と見做した一見の両親の手で、少女は殺害されてしまう。
あろう事か、一見の目の前で。
――この件以後、一見は『九品蓮台』にてめきめきと頭角を現し、最年少の正規構成員とされ『テング』の銘を与えられる事となる。
曰く、其れは妖嵐暴風を召し寄せる妖怪である。
曰く、其れは悟道より魔道へ堕ちた沙門である。
曰く、其れは何者も信じず屈さぬ倨傲漢である。
曰く、其れは嚇怒に炯々燃ゆる凶兆の星である。