生ヶ易案子(うむがやすし あんず) †
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| 6/3 | 第一大教室棟 | そろーる | |
| 学生通り | 『室長補佐代理』(38) | 委員さんにおどけられる | |
| 6/4 | カフェテラス「橘」 | ウィリー(5) | ドーナツおごってもらった! わるいね |
| 渡辺慧'(125) | サボマイスタの集いだ | ||
| 桐竹 琴乃(122) | 君も今日からサボマイスタだ | ||
| 霜月 零(146) | サボりはわるいことじゃないよーおいでよー | ||
| 6/5 | 女子寮自室 | そろーる | シリアスにどうからむべきか |
| 6/8 | 落第街大通り | ウィリー(5) | 道案内してもらった! 家事手伝いのバイトをさせてくれるらしい |
| 6/10 | 女子寮ロビー | 四十万 静歌(164) | 寝るのをサボっているのを見かけた。上級者だ。ジュースをあげよう |
| 時計塔 | カラス(138) | カラスくんとご挨拶 呼ばれてる仲間だ。なんだか似てる気がしたんだ | |
| カフェテラス「橘」 | 霜月 零(146) 美澄蘭(176) | 零くんと蘭ちゃんと1年生仲間した。さぼらせようとしたら勉強させられそうになった……何を言っているのかわからないとおもうが ところで7留で1年生7回目は矛盾するとあとで気付いたんだ | |
| 6/12 | 女子寮/部屋 | そろーる | おにぎりを作ってくばるだけの簡単なおしごと |
| 6/16 | カフェテラス「橘」 | 神宮司 ちはや(260) ヒカサ=カノ(137) | ちはやくんに探し物を手伝ってもらいカノちゃんに見つけてもらう |
| 訓練施設 | 霜月 零(146) 湖城 惣一(153) 浦松時子(205) | 零くんが正論で殴られてるのを見かける。あいにくあんずさんはむずかしいことがよくわからんのでな! のこりのおふたりとは自己紹介できずじまい | |
| 6/18 | 学園地区設定自由部屋1 (病院・霜月芙蓉の病室) | 霜月 芙蓉(265) | 零くんの頼みで芙蓉ちゃんのお見舞い。ガールズトークと甘味を補給だ |
| 6/19 | ファミレス「ニルヤカナヤ」 | そろーる | ファミリーレストラン最大の謎にいどむ |
| 学園地区設定自由部屋2(学園正門前花壇) | アルラウネ(254) | アルラウネちゃんに髪飾りをあげてぺたぺた触る。そうだ髪飾りを作ろう | |
| 6/20 | ファミレス「ニルヤカナヤ」 →歓楽街 | 四十万 静歌(164) ウィリー(5) | 静歌ちゃんといっしょにウィリーくんとこの自警団でバイトの相談。しゅ、しゅひぎむ |
| 6/23 | カフェテラス「橘」 | シン・アルバート(373) ニコラス・グレイ(286) | はちみつテロ。シンくんに起こされたり。テロ飾りをふつうにしてくれた先生(286)は名前をきけなかった |
| 6/30 | 図書館 | そろーる | いみのない話だ |
| 浜辺 | 霜月 零(146) アリス(233) | 零くんが苦しんでる(?)のを見かけたり、アリスちゃんに学園のことを教えたり | |
| 7/1 | 浜辺 | 自販機(382) | 海開けなかった。自販機でこっくりさんを買ったよ |
| 7/2 | 女子寮ロビー | 桐竹 琴乃(122) | 琴乃ちゃんにカフェインを断られる。すっぱいもののほうがよかったか…… |
以下は一行でいうと「なんか曖昧でTSUEEEできそうな能力に見えるけどわりと大したことないよ」ということが書いてあるだけのおまけふれーばーぶんしょうだよ!
※以下の資料の内容に本人が積極的に言及することはないが、秘匿情報でもない※
※調べようとさえ思えば、英語原文が学内の誰にでも閲覧できる状態にある※
異能『永遠の一瞬』について、被験体が入学当初に認識していた概要は、
という、曖昧模糊としたものであった。
この異能について、因果律干渉の観点、また、概念-エネルギー翻訳の観点からのアプローチが行われたが、決定的な成果はあげられていない。
机上空論学の観点からは、この異能について注目すべき点が主に3つある。
以上の特徴より、机上空論存在『マクスウェルの悪魔』との限定的契約を無意識下で行っている可能性が強く示唆されたため、当研究室の担当となった。
今後の研究を見据え、以下に、先行研究の主な観察事例をまとめた。
野党議員生ヶ易卓の第二子。女子。兄に上越石油ファーマメディカ(株)代表取締役生ヶ易机がいる。
生ヶ易氏の地元新潟県にて生まれ、一般の幼稚園、小学校へ通学。小学校卒業とともに常世学園に編入となる。
身体発達・健康状態に異常なし。
情緒に問題が見受けられる印象があるが、知能検査スペクトルは正常。異能濫用による影響の範囲内とみて問題ない。
『永遠の一瞬』の実際の挙動を理解するにおいては、まず、『作品』、『完成』、『修正』、『破壊』の定義が必要になる。
これらについては、超翻訳学研究室の先行研究により、興味深い事実が明らかとなっている。
つまり、異能によって引き起こされる一定の事象を被験体が『作品』『完成』と認識しているのではなく、xeが『作品』と認識しているカテゴリ、『完成』と認識している状態に基づいて異能が発動しているのである。
言い換えれば、xeが『作品』だと思うカテゴリが『作品』、『完成』だと思う状態が『完成』である。
これは制約における『修正』『破壊』についても同様である。制約において、xeの観測下にない状況で行われる『修正』『破壊』の定義についても、絶対的にxeの主観が適用される。
また、実際に、「パン生地の発酵が菌の生命活動によるものである」という知識を得た前後において、それまで問題なく行なえていた「異能によるパン生地の発酵」が全く行えなくなった、という事例が、被検体より報告されている。
この事実は、先行研究の仮説を強く裏付ける。
『作品』と定義可能なものは、絵、音楽、小説、料理、学術レポートなど多岐にわたるため、ここでは主な失敗例を挙げる。
結果として出力される『完成』状態には、異能を発動させた時点での、異能の使用対象の実力(最大限努力して発揮可能な結果)が反映される、という仮説が有力である。
数値・統計として解釈可能な研究はまだなされていないが、少なくとも、使用対象者の『作品』に対する『理想』に到達する可能性はあまり高くないことが観察されている。
対象者の安定した技術、使用時点での体調・精神状態などを整えることによって、ある程度望む結果に近付けることができるようだ。
「芸術は破壊によって完成する」という価値観を持つ別被検体による『作品』の『破壊』を、『修正』とは見なさずに『破壊』として受け付けた例が観察されている。
これもまた、仮説を裏付ける。
机上空論存在への接続様式に関しては、イマジナリー・フレンド理論との類似が多々見受けられる。リファレンスを参照。
(リファレンス先の論文URLが記載されているが、有料情報のようだ)
これは、日常、義務教育レベルの学習を行うことによって、容易に能力が変化しうることを意味する。被検体に学園生活を送らせるうえでは、取り扱いに注意し、経過をよく観察すること。
この研究は、常世財団の助成、上越石油(株)の協賛による。
いまだ体系化なされぬ「異能」へなされるべき多様なアプローチのひとつであり、他の学説・理論を否定することを目的としない。