PC/生徒/鈴ヶ森 綾
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*蜘蛛の妖怪 鈴ヶ森 綾 [#n60ef52d]
|http://guest-land.sakura.ne.jp/cgi-bin/uploda/src/aca1.p...
|~|~年齢|17歳(外見年齢)|
|~|~種族|妖怪|
|~|~立場|学生|
|~|~学年|一年|
|~|~異能|なし|
|~|~魔術|妖術|
|~|~世界|地球|
#contents
*設定 [#j636af2e]
未完成~
見やすくするため全体的に手直しを予定~
**名前 [#q46cf91a]
鈴ヶ森 綾(すずがもり あや)~
**素性 [#b5505ea6]
戦国の世の末頃、とある片田舎で生じた蜘蛛の化生。~
人に化けて人間(じんかん)で暮らし、人の精気や血肉を喰ら...
現代においてもその性質は変わらず、大変容以降も人に紛れて...
しかしある海辺の街を棲家にしている時正体を暴かれ、~
深手を負って停泊していた常世島行きの船へと逃げ込み島へ渡...
そのまま人間の生徒として学園を隠れ蓑に島に滞在、現在に至...
**容姿 [#xf3ff0ae]
外見年齢17歳~
身の丈 五尺五寸(約166cm)~
細身だがしっかりと出る所は出ている。~
本来の姿では頭胸部から胴部までの体長がおよそ十尺(3m強)~
癖のない黒髪を腰まで伸ばした長髪。~
前髪は眉にかからない程度の所で切り揃える。~
瞳の色は赤みがかった茶色。興奮すると赤みが増す。~
日中、人間として過ごす時は眼鏡を着用。~
髪も二つ結びの三つ編み等、古式ゆかしい文学少女スタイル。~
夜間、妖かしとして過ごす時は裸眼。~
髪も降ろした状態となる。~
人間と妖かし、二つの顔は基本的に同じ作りだが術による隠形...
並べて見比べたとしても、無意識下に二つの顔を別人のものと...
**人柄 [#f496e100]
表面上は物腰柔らかで鷹揚。~
甘味に目がなく、書物を愛し、星空や夕焼けのようなありふれ...
しかし本性は酷薄。~
蜘蛛としての本能か、巣にかかった獲物の抵抗をねじ伏せて喰...
人間を食う事に彼女が倫理的な罪悪感や躊躇いを覚える事はな...
人に対する憎しみも、遠大な野望もなく、ただ存在するだけで...
学園に籍を置いているが学業にはあまり興味がなく、目をつけ...
新しいものより古く伝統的なものを好む傾向があるが、決して...
**戦闘技能 [#tfe0d618]
蜘蛛としての能力の他、人の心を惑わす術を得意とする。~
「変化」~
自身の姿を別のものに変える術。~
見るものの精神に作用し認識を惑わす力があり、狐狸妖怪の持...
部分的な変化や身体の一部を小蜘蛛に変えるといった使い方も...
「爪」~
本体の持つ脚先に備わった爪。~
部分変化により人型の時でも使用可能。~
人体を容易に刺し貫く鋭さと刀剣の類とも打ち合える頑丈さを...
本体の脚を伴う場合、そこに重量による打撃力が加わる。~
万全の状態なら同時に八本まで使用できる。~
「糸」~
糸いぼから放たれる糸。粘着性のものとそうでないものを使い...
ただの糸ではなく、自身の妖力の塊であり身体から離れたもの...
張力と粘着力は極めて強く、強引に力で引きちぎるのは困難。~
刃物で断ち切る事は可能だが、十分な技量と適切な獲物が不可...
温度変化には脆く、燃焼や凍結に弱い。~
人間態の時はどのような場所からでも放つことができるが、意...
妖力の塊であるため本体から離れた糸は数十分から数時間で霧...
「魅了」~
相手に自分を極親しい友人や恋人のように思い込ませる術。~
相手を意のままに操れるという程強力ではないが、無理な「お...
ただし、本人の命を無闇に危険に晒したり、重大な犯罪行為や...
※基本的に他PC様への乱用は控える方針です。~
**食事 [#n0071aea]
皮膚や粘膜の接触で相手の精気を吸う。~
肌の接触での吸収量は微弱で、数時間に渡って吸われ続けるの...
粘膜での接触の場合、吸収量は数倍から数十倍となり、体力に...
本来は一人の人間を標的に定め、友人や恋人として身近に接し...
長くそういった捕食法を続けていたが、時代の流れに合わせて...
特に負傷中は傷を癒やすために積極的に狩りを行う。~
人間が食べるようなものも普通に口にする。~
しかしそれだけでは決して満たされない部分があり、人を喰ら...
*邂逅歴 [#w0f40115]
()付きは名知らず。~
(楊柳一見)-落第街路地裏の廃ビルにて、妖かしとして出会う...
(柊 真白)-昼下がりの常世公園にて、妖かしとして出会う。~
イチゴウ-七夕の夜に大時計塔にて、人間として出会う。~
真乃 真-七夕の夜に大時計塔にて、人間として出会う。~
(筑波 察)-夜の裏通りにて、妖かしとして出会う。~
飛鷹与一-夜の大時計塔にて、人間として出会う。~
イチゴウ-路地裏にて、妖かしとして出会う。~
藤巳 陽菜-図書館にて、人間として出会う。~
(和元月香)-歓楽街路地裏にて、妖かしとして出会う。~
飛鷹与一-夜の公園にて、妖かしとして出会う。同一人物である...
レンタロウ-図書館にて、人間として出会う。~
ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン-夜の公園にて、妖か...
笹貫虎徹-歓楽街の路地裏にて、妖かしとして出会う。~
岡崎 燐太郎-カフェテラスにて、妖かしとして出会う。~
ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン-女子寮にて、人とし...
レンタロウ-夜の公園にて、妖かしとして出会う。~
岡崎 燐太郎-時計塔にて、人として出会う。~
アリス・アンダーソン-夜の神社にて、妖かしとして出会う。神...
*ロールプレイ [#l303c70b]
200~400字を10分~20分程度と見ていただければ。~
遅レスに付き合ってくれる方には感謝してもし足りません。~
平和的な雑談◎ 喧嘩腰な雑談◎ 戦闘◎ 恋愛? コメディ△ ...
NGは死亡、キャラによるメタ発言。他必要と感じた時追加いた...
四肢切断程度の重傷、囁きでの相談、会話無しでの不意打ち等...
*駄文 [#z7dfd7c3]
ロール上特に読む必要の無い過去設定SSや属性等。~
**アライメント [#l2f49d07]
中立にして悪~
秩序-混沌は規範、法律、権威、約定といったものに対する姿勢...
善-悪は他者の生命や尊厳に対する敬意や慈しみ、献身の精神の...
中立にして悪に属する者は概して利己的。~
自分の利益や楽しみのために他者を傷つける事を厭わない。~
法や規則といったものはそれが自分の益になるなら利用し、そ...
しかし殊更にそれらを破壊しようとするわけではなく、無闇な...
**過去物語 [#wd559086]
#region(その1)
それは今からおよそ五百年前、とある山裾の農村での出来事。~
村には小さな神社と、それに不釣り合いな程広大な鎮守の杜が...
杜は普段神主以外の立ち入りが禁じられていたが、子供たちに...
その日も農作業の手伝いから抜け出した数人の子供が御神木の...
その遊びは離れたところから石を投げて逃げ回る虫にぶつける...
蜘蛛は地面の上を右往左往しながら必死に投げ込まれる石を避...
足の親指程もある石がその身体に当たると、ひくひくと身体を...
石を命中させた子供は歓喜の声を上げ、今度は今しがた投げた...
足を止めた蜘蛛にトドメを刺そうと狙いをつけてまさに投じよ...
「こら!!お前らまた言い付けを破ったのか!~
御神木の前で殺生なんて、親父さん達に知られたら拳骨じゃ...
少年は子供達より二つ三つほど年上で、その怒気をはらんだ声...
そして互いに顔を見合わせると手にした石を打ち捨て、口々に...
「まったく、何度言っても聞きゃあしない。」~
子供達が立ち去った後、少年は彼らが虐めていた蜘蛛をそっと...
それから暫く様子を見守っていると蜘蛛は息を吹き返したらし...
「もう捕まるんじゃないぞ~。」~
瞬く間に見えなくなった蜘蛛に向かって言葉を投げかけ、少年...
その去って行く姿を、枝の上から先程助けられた蜘蛛がじっと...
少年にとってそれは、記憶に留める程の事もない、なんでもな...
だがその蜘蛛にとっては、決して忘れる事のできない、運命的...
~
#endregion
#region(その2)
命を助けられたその雌の女郎蜘蛛は、少年が自分にしてくれた...
そしてその恩を返すために、もっとよく彼の事を知るべきだと...
近くで村の子供たちが遊んでいる時はその会話を盗み聞き、少...
早くに母を亡くし父と二人で暮らしている事、少々融通が効か...
彼の事を知るほどに心は引きつけられ、さらに、さらにと願っ...
そしてその年の秋祭りに、彼が御神木の前で奉納の神楽を舞う...
祭りの夜、多くの村人が御神木前の広場に集まり、篝火の明か...
彼女もまた、村人達から少し離れたところでそれを見つめてい...
舞の良し悪しなど分かりはしなかったが、その神々しさは彼に...
彼に受けた恩を返したいという願いは、彼の近くに寄り添いた...
だが人でない自分に何ができるというのか、どうすればこの想...
答えを得られないままに時は過ぎた。~
やがて冬が到来し、彼女の生が終わりを迎えようとしていた。~
自然環境下において、女郎蜘蛛の成虫が冬を越すことはない。~
多くの仲間がそうであるように、彼女もまた死に瀕していた。~
ぼろぼろになった巣を離れ、吹きすさぶ寒風から逃れようと御...
しかし冷え切った空気は容赦なく襲いかかり、彼女の意識は次...
それから三ヶ月後。草が芽吹き、冬籠りの動物たちが再び姿を...
彼女は長い冬を生き延びていた。~
並々ならぬ執念がそうさせたのか、あるいは御神木に宿る力が...
決して見るはずのない、二度目の春を迎えたのだ。~
それからの一年は、ただただ時折杜に来る彼の姿を見つめる事...
そうする内にさらに想いは募り、それに合わせたかのようにそ...
だが両者の関係が何一つ変わることはなく、さらに八年の歳月...
彼女はまだ、杜で生き続けていた。~
九度の冬を越えた彼女の体長は一尺を越える程にまで成長し、...
その姿は時折村の子供達に目撃され、何時しか村人からは神の...
しかしそのような扱いを受けるようになっても、彼女の本質は...
そして今年もまた、秋祭りの夜がやってくる。~
だがその年の祭りで、源之助による神楽が行われる事はなかっ...
祭りの後に知ったことだが、先の冬に神主である父親が病で亡...
治る見込みはなく、今年の冬を越せるかどうかも危ぶまれてい...
その事実は彼女を絶望させるのに十分過ぎるものだった。~
自分は結局、何も為すことができなかった。~
ここまで生きながらえてきた事も、なんの意味もない事だ。~
失意のままに冬を迎え、その身に降り積もる雪を払いのける事...
そして彼女にとって十度目の冬が終わり、十一度目の春が訪れ...
覚めなくても構わないと思った眠りから意識が覚醒した時、身...
「なにが…っ!?」~
全身の違和感に、戸惑いの音が自分の口から漏れる。~
それがまるで人間の言葉そのもので、それがさらに戸惑いを強...
一対ずつの手足、五本に別れた指、白く柔らかな肌、流れる黒...
十年の長きに渡り神木の神気と月の光を浴び続けた彼女は、人...
~
#endregion
#region(その3)
病の床にある源之助は、その年の冬を辛うじて生き延びていた。~
しかしその身体はやせ衰え、以前の精悍な面影は欠片も感じら...
感染を恐れてか、村の者が神社に近寄ることもめっきり減って...
田畑や境内は荒れ果て、本人も自らの死期を悟り始めた、そん...
身体の内側から来る痛みに悩まされながら一日を終えようとし...
村の者がたまに野菜などを届けてくれるが、基本的に顔は合わ...
一体何者が訪ねてきたのか、重い体を起こして戸口へ立つと、...
「どなたかな?私は重い病の身です。もし宿をお探しなら、申...
家の中から声をかけると戸を叩く音が止んだ。しかし表の気配...
訝しんでいると再び戸が叩かれ、それに女の声が続いた。聞き...
「はい、存じています。どうかここをお開けください、源之助...
源之助はどうするべきか迷ったが、こちらの事情を知っている...
表に立っていたのは、白い着物を着た、やはり見覚えのない娘...
見覚えはない。そのはずだが、不思議と初対面という気がしな...
年の頃は十四,十五、美しく長い黒髪、透き通るような肌、朱を...
田舎村には不釣り合いなその容貌は、どこぞの公家や大名の姫...
ともあれ、春先の夜はまだ冷える。一先ずその娘を家の中に招...
娘はすずと名乗り、山一つ越えた隣の村から来たという。~
曰く、すずの父親が昔山中で怪我をして動けなくなった際、父...
そしてその礼に、娘が年頃になった時、父の息子、つまり自分...
その時の約束を果たしに来たというのが、すずの話であった。~
そのような話を父から聞かされた覚えはない。真偽を確かめよ...
若い娘が伴もつれず、一人で山を越えて来たというのも妙な話...
「すずさんのご両親はどうされているのですか?」~
「父は、先日身罷りました。母はそれより前に…。」~
「あぁ…、これは申し訳ない。」~
「父は生前、私が十五になったら源之助様の元に連れて行くと...
ですがその前に、山で足を滑らせて…。」~
娘の話はどうにも疑わしい点が多い。~
だが、不思議とそこに邪な目的があるようには思えなかった。~
仮に彼女が物取りだとして、この家に盗まれて困るようなもの...
しかし、だからといって娘の話をすんなりと受け入れるわけに...
「すずさん。先程伝えた通り、私は重い病に冒されていて余命...
そんな私が妻を娶るような無責任な事はできません。何より...
遠い所を訪ねてきてくださったのは嬉しいが、今夜は別の家...
「構いません!妻にできないと言うなら、下働きの下女でもな...
食い扶持が必要でしたら、嫁入り道具代わりに持参した絹を...
どうか、どうか私を、お傍に置いてください…!」~
源之助の言葉を遮るように、すずは床に額を擦り付ける程に頭...
その言葉に込められた並々ならぬ感情と覚悟を真っ向から拒絶...
翌日、二人は御神木の前で祝言を上げた。~
それは他に祝う者もなく、源之助自身が祝詞を読み上げ、一杯...
二人が夫婦となった事はその日の内に村中に知らされた。~
源之助の病のことを知る村人達は、すずを奇異の目で見て決し...
その事自体はすずにとってなんら苦痛ではなかったが~
自分が村に馴染まないでいる事に対し、源之助が心を痛めてい...
病で動けぬ夫に代わり、すずは懸命に働いた。~
放置されて荒れるに任せていた田畑を、再び作物が育てられる...
神社の境内を整備し、家の中に滞っていた穢れを取り去った。~
そして、病に苦しむ源之助に対し、自分の精気を分け与えると...
彼女に病を完治させる程の力はなかったが、その方法ならどう...
すずが嫁ぐ以前の源之助は一日の半分以上を横になって過ごし...
半年が経つ頃には肉体に活力が戻り、翌年の春には再び畑仕事...
その様子に最初は半信半疑だった村人達だったが、源之助の病...
それがきっかけとなり、すずもまた徐々に村の一員として認め...
蜘蛛の娘が長い間夢に見た幸せがそこにはあった。~
だがその幸せも、長く続くことはなかった。~
~
#endregion
#region(その4)
執筆中です…
#endregion
**イメージソング [#w0de25fa]
♪花の唄 Aimer
*相談用コメントページ [#zeb9f35e]
#pcomment(,3,below,reply)
~
終了行:
#navi(../)
//ディレクトリ相対パス指定
*蜘蛛の妖怪 鈴ヶ森 綾 [#n60ef52d]
|http://guest-land.sakura.ne.jp/cgi-bin/uploda/src/aca1.p...
|~|~年齢|17歳(外見年齢)|
|~|~種族|妖怪|
|~|~立場|学生|
|~|~学年|一年|
|~|~異能|なし|
|~|~魔術|妖術|
|~|~世界|地球|
#contents
*設定 [#j636af2e]
未完成~
見やすくするため全体的に手直しを予定~
**名前 [#q46cf91a]
鈴ヶ森 綾(すずがもり あや)~
**素性 [#b5505ea6]
戦国の世の末頃、とある片田舎で生じた蜘蛛の化生。~
人に化けて人間(じんかん)で暮らし、人の精気や血肉を喰ら...
現代においてもその性質は変わらず、大変容以降も人に紛れて...
しかしある海辺の街を棲家にしている時正体を暴かれ、~
深手を負って停泊していた常世島行きの船へと逃げ込み島へ渡...
そのまま人間の生徒として学園を隠れ蓑に島に滞在、現在に至...
**容姿 [#xf3ff0ae]
外見年齢17歳~
身の丈 五尺五寸(約166cm)~
細身だがしっかりと出る所は出ている。~
本来の姿では頭胸部から胴部までの体長がおよそ十尺(3m強)~
癖のない黒髪を腰まで伸ばした長髪。~
前髪は眉にかからない程度の所で切り揃える。~
瞳の色は赤みがかった茶色。興奮すると赤みが増す。~
日中、人間として過ごす時は眼鏡を着用。~
髪も二つ結びの三つ編み等、古式ゆかしい文学少女スタイル。~
夜間、妖かしとして過ごす時は裸眼。~
髪も降ろした状態となる。~
人間と妖かし、二つの顔は基本的に同じ作りだが術による隠形...
並べて見比べたとしても、無意識下に二つの顔を別人のものと...
**人柄 [#f496e100]
表面上は物腰柔らかで鷹揚。~
甘味に目がなく、書物を愛し、星空や夕焼けのようなありふれ...
しかし本性は酷薄。~
蜘蛛としての本能か、巣にかかった獲物の抵抗をねじ伏せて喰...
人間を食う事に彼女が倫理的な罪悪感や躊躇いを覚える事はな...
人に対する憎しみも、遠大な野望もなく、ただ存在するだけで...
学園に籍を置いているが学業にはあまり興味がなく、目をつけ...
新しいものより古く伝統的なものを好む傾向があるが、決して...
**戦闘技能 [#tfe0d618]
蜘蛛としての能力の他、人の心を惑わす術を得意とする。~
「変化」~
自身の姿を別のものに変える術。~
見るものの精神に作用し認識を惑わす力があり、狐狸妖怪の持...
部分的な変化や身体の一部を小蜘蛛に変えるといった使い方も...
「爪」~
本体の持つ脚先に備わった爪。~
部分変化により人型の時でも使用可能。~
人体を容易に刺し貫く鋭さと刀剣の類とも打ち合える頑丈さを...
本体の脚を伴う場合、そこに重量による打撃力が加わる。~
万全の状態なら同時に八本まで使用できる。~
「糸」~
糸いぼから放たれる糸。粘着性のものとそうでないものを使い...
ただの糸ではなく、自身の妖力の塊であり身体から離れたもの...
張力と粘着力は極めて強く、強引に力で引きちぎるのは困難。~
刃物で断ち切る事は可能だが、十分な技量と適切な獲物が不可...
温度変化には脆く、燃焼や凍結に弱い。~
人間態の時はどのような場所からでも放つことができるが、意...
妖力の塊であるため本体から離れた糸は数十分から数時間で霧...
「魅了」~
相手に自分を極親しい友人や恋人のように思い込ませる術。~
相手を意のままに操れるという程強力ではないが、無理な「お...
ただし、本人の命を無闇に危険に晒したり、重大な犯罪行為や...
※基本的に他PC様への乱用は控える方針です。~
**食事 [#n0071aea]
皮膚や粘膜の接触で相手の精気を吸う。~
肌の接触での吸収量は微弱で、数時間に渡って吸われ続けるの...
粘膜での接触の場合、吸収量は数倍から数十倍となり、体力に...
本来は一人の人間を標的に定め、友人や恋人として身近に接し...
長くそういった捕食法を続けていたが、時代の流れに合わせて...
特に負傷中は傷を癒やすために積極的に狩りを行う。~
人間が食べるようなものも普通に口にする。~
しかしそれだけでは決して満たされない部分があり、人を喰ら...
*邂逅歴 [#w0f40115]
()付きは名知らず。~
(楊柳一見)-落第街路地裏の廃ビルにて、妖かしとして出会う...
(柊 真白)-昼下がりの常世公園にて、妖かしとして出会う。~
イチゴウ-七夕の夜に大時計塔にて、人間として出会う。~
真乃 真-七夕の夜に大時計塔にて、人間として出会う。~
(筑波 察)-夜の裏通りにて、妖かしとして出会う。~
飛鷹与一-夜の大時計塔にて、人間として出会う。~
イチゴウ-路地裏にて、妖かしとして出会う。~
藤巳 陽菜-図書館にて、人間として出会う。~
(和元月香)-歓楽街路地裏にて、妖かしとして出会う。~
飛鷹与一-夜の公園にて、妖かしとして出会う。同一人物である...
レンタロウ-図書館にて、人間として出会う。~
ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン-夜の公園にて、妖か...
笹貫虎徹-歓楽街の路地裏にて、妖かしとして出会う。~
岡崎 燐太郎-カフェテラスにて、妖かしとして出会う。~
ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン-女子寮にて、人とし...
レンタロウ-夜の公園にて、妖かしとして出会う。~
岡崎 燐太郎-時計塔にて、人として出会う。~
アリス・アンダーソン-夜の神社にて、妖かしとして出会う。神...
*ロールプレイ [#l303c70b]
200~400字を10分~20分程度と見ていただければ。~
遅レスに付き合ってくれる方には感謝してもし足りません。~
平和的な雑談◎ 喧嘩腰な雑談◎ 戦闘◎ 恋愛? コメディ△ ...
NGは死亡、キャラによるメタ発言。他必要と感じた時追加いた...
四肢切断程度の重傷、囁きでの相談、会話無しでの不意打ち等...
*駄文 [#z7dfd7c3]
ロール上特に読む必要の無い過去設定SSや属性等。~
**アライメント [#l2f49d07]
中立にして悪~
秩序-混沌は規範、法律、権威、約定といったものに対する姿勢...
善-悪は他者の生命や尊厳に対する敬意や慈しみ、献身の精神の...
中立にして悪に属する者は概して利己的。~
自分の利益や楽しみのために他者を傷つける事を厭わない。~
法や規則といったものはそれが自分の益になるなら利用し、そ...
しかし殊更にそれらを破壊しようとするわけではなく、無闇な...
**過去物語 [#wd559086]
#region(その1)
それは今からおよそ五百年前、とある山裾の農村での出来事。~
村には小さな神社と、それに不釣り合いな程広大な鎮守の杜が...
杜は普段神主以外の立ち入りが禁じられていたが、子供たちに...
その日も農作業の手伝いから抜け出した数人の子供が御神木の...
その遊びは離れたところから石を投げて逃げ回る虫にぶつける...
蜘蛛は地面の上を右往左往しながら必死に投げ込まれる石を避...
足の親指程もある石がその身体に当たると、ひくひくと身体を...
石を命中させた子供は歓喜の声を上げ、今度は今しがた投げた...
足を止めた蜘蛛にトドメを刺そうと狙いをつけてまさに投じよ...
「こら!!お前らまた言い付けを破ったのか!~
御神木の前で殺生なんて、親父さん達に知られたら拳骨じゃ...
少年は子供達より二つ三つほど年上で、その怒気をはらんだ声...
そして互いに顔を見合わせると手にした石を打ち捨て、口々に...
「まったく、何度言っても聞きゃあしない。」~
子供達が立ち去った後、少年は彼らが虐めていた蜘蛛をそっと...
それから暫く様子を見守っていると蜘蛛は息を吹き返したらし...
「もう捕まるんじゃないぞ~。」~
瞬く間に見えなくなった蜘蛛に向かって言葉を投げかけ、少年...
その去って行く姿を、枝の上から先程助けられた蜘蛛がじっと...
少年にとってそれは、記憶に留める程の事もない、なんでもな...
だがその蜘蛛にとっては、決して忘れる事のできない、運命的...
~
#endregion
#region(その2)
命を助けられたその雌の女郎蜘蛛は、少年が自分にしてくれた...
そしてその恩を返すために、もっとよく彼の事を知るべきだと...
近くで村の子供たちが遊んでいる時はその会話を盗み聞き、少...
早くに母を亡くし父と二人で暮らしている事、少々融通が効か...
彼の事を知るほどに心は引きつけられ、さらに、さらにと願っ...
そしてその年の秋祭りに、彼が御神木の前で奉納の神楽を舞う...
祭りの夜、多くの村人が御神木前の広場に集まり、篝火の明か...
彼女もまた、村人達から少し離れたところでそれを見つめてい...
舞の良し悪しなど分かりはしなかったが、その神々しさは彼に...
彼に受けた恩を返したいという願いは、彼の近くに寄り添いた...
だが人でない自分に何ができるというのか、どうすればこの想...
答えを得られないままに時は過ぎた。~
やがて冬が到来し、彼女の生が終わりを迎えようとしていた。~
自然環境下において、女郎蜘蛛の成虫が冬を越すことはない。~
多くの仲間がそうであるように、彼女もまた死に瀕していた。~
ぼろぼろになった巣を離れ、吹きすさぶ寒風から逃れようと御...
しかし冷え切った空気は容赦なく襲いかかり、彼女の意識は次...
それから三ヶ月後。草が芽吹き、冬籠りの動物たちが再び姿を...
彼女は長い冬を生き延びていた。~
並々ならぬ執念がそうさせたのか、あるいは御神木に宿る力が...
決して見るはずのない、二度目の春を迎えたのだ。~
それからの一年は、ただただ時折杜に来る彼の姿を見つめる事...
そうする内にさらに想いは募り、それに合わせたかのようにそ...
だが両者の関係が何一つ変わることはなく、さらに八年の歳月...
彼女はまだ、杜で生き続けていた。~
九度の冬を越えた彼女の体長は一尺を越える程にまで成長し、...
その姿は時折村の子供達に目撃され、何時しか村人からは神の...
しかしそのような扱いを受けるようになっても、彼女の本質は...
そして今年もまた、秋祭りの夜がやってくる。~
だがその年の祭りで、源之助による神楽が行われる事はなかっ...
祭りの後に知ったことだが、先の冬に神主である父親が病で亡...
治る見込みはなく、今年の冬を越せるかどうかも危ぶまれてい...
その事実は彼女を絶望させるのに十分過ぎるものだった。~
自分は結局、何も為すことができなかった。~
ここまで生きながらえてきた事も、なんの意味もない事だ。~
失意のままに冬を迎え、その身に降り積もる雪を払いのける事...
そして彼女にとって十度目の冬が終わり、十一度目の春が訪れ...
覚めなくても構わないと思った眠りから意識が覚醒した時、身...
「なにが…っ!?」~
全身の違和感に、戸惑いの音が自分の口から漏れる。~
それがまるで人間の言葉そのもので、それがさらに戸惑いを強...
一対ずつの手足、五本に別れた指、白く柔らかな肌、流れる黒...
十年の長きに渡り神木の神気と月の光を浴び続けた彼女は、人...
~
#endregion
#region(その3)
病の床にある源之助は、その年の冬を辛うじて生き延びていた。~
しかしその身体はやせ衰え、以前の精悍な面影は欠片も感じら...
感染を恐れてか、村の者が神社に近寄ることもめっきり減って...
田畑や境内は荒れ果て、本人も自らの死期を悟り始めた、そん...
身体の内側から来る痛みに悩まされながら一日を終えようとし...
村の者がたまに野菜などを届けてくれるが、基本的に顔は合わ...
一体何者が訪ねてきたのか、重い体を起こして戸口へ立つと、...
「どなたかな?私は重い病の身です。もし宿をお探しなら、申...
家の中から声をかけると戸を叩く音が止んだ。しかし表の気配...
訝しんでいると再び戸が叩かれ、それに女の声が続いた。聞き...
「はい、存じています。どうかここをお開けください、源之助...
源之助はどうするべきか迷ったが、こちらの事情を知っている...
表に立っていたのは、白い着物を着た、やはり見覚えのない娘...
見覚えはない。そのはずだが、不思議と初対面という気がしな...
年の頃は十四,十五、美しく長い黒髪、透き通るような肌、朱を...
田舎村には不釣り合いなその容貌は、どこぞの公家や大名の姫...
ともあれ、春先の夜はまだ冷える。一先ずその娘を家の中に招...
娘はすずと名乗り、山一つ越えた隣の村から来たという。~
曰く、すずの父親が昔山中で怪我をして動けなくなった際、父...
そしてその礼に、娘が年頃になった時、父の息子、つまり自分...
その時の約束を果たしに来たというのが、すずの話であった。~
そのような話を父から聞かされた覚えはない。真偽を確かめよ...
若い娘が伴もつれず、一人で山を越えて来たというのも妙な話...
「すずさんのご両親はどうされているのですか?」~
「父は、先日身罷りました。母はそれより前に…。」~
「あぁ…、これは申し訳ない。」~
「父は生前、私が十五になったら源之助様の元に連れて行くと...
ですがその前に、山で足を滑らせて…。」~
娘の話はどうにも疑わしい点が多い。~
だが、不思議とそこに邪な目的があるようには思えなかった。~
仮に彼女が物取りだとして、この家に盗まれて困るようなもの...
しかし、だからといって娘の話をすんなりと受け入れるわけに...
「すずさん。先程伝えた通り、私は重い病に冒されていて余命...
そんな私が妻を娶るような無責任な事はできません。何より...
遠い所を訪ねてきてくださったのは嬉しいが、今夜は別の家...
「構いません!妻にできないと言うなら、下働きの下女でもな...
食い扶持が必要でしたら、嫁入り道具代わりに持参した絹を...
どうか、どうか私を、お傍に置いてください…!」~
源之助の言葉を遮るように、すずは床に額を擦り付ける程に頭...
その言葉に込められた並々ならぬ感情と覚悟を真っ向から拒絶...
翌日、二人は御神木の前で祝言を上げた。~
それは他に祝う者もなく、源之助自身が祝詞を読み上げ、一杯...
二人が夫婦となった事はその日の内に村中に知らされた。~
源之助の病のことを知る村人達は、すずを奇異の目で見て決し...
その事自体はすずにとってなんら苦痛ではなかったが~
自分が村に馴染まないでいる事に対し、源之助が心を痛めてい...
病で動けぬ夫に代わり、すずは懸命に働いた。~
放置されて荒れるに任せていた田畑を、再び作物が育てられる...
神社の境内を整備し、家の中に滞っていた穢れを取り去った。~
そして、病に苦しむ源之助に対し、自分の精気を分け与えると...
彼女に病を完治させる程の力はなかったが、その方法ならどう...
すずが嫁ぐ以前の源之助は一日の半分以上を横になって過ごし...
半年が経つ頃には肉体に活力が戻り、翌年の春には再び畑仕事...
その様子に最初は半信半疑だった村人達だったが、源之助の病...
それがきっかけとなり、すずもまた徐々に村の一員として認め...
蜘蛛の娘が長い間夢に見た幸せがそこにはあった。~
だがその幸せも、長く続くことはなかった。~
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