獅南蒼二(ししなみ そうじ) 身長176cm 体重71kg
◆基本的なこと!◆
いつも疲れた顔をしている白衣の魔術学教師。何人か人を殺してそうな雰囲気,恐ろしく難解な授業,異能嫌いに関する様々な噂などなど,一般的にはあまり近付きたいと思えないタイプの教師。
努力と研鑽を怠らぬ者には助言と機会を与え,才能に驕る者には一切の容赦をしない。 彼自身も,一日の殆どの時間を授業と魔術学の研究に費やしており,ここ数年間ずっと,与えられた研究室に寝泊まりしている。
美術教師ヨキを信頼しており,彼の言葉には素直に耳を傾ける。
<外見上の特徴> 黒髪の短髪。顔立ちはやや彫りが深く,目元が窪んでいる。 整える気さえない無精髭,不健康そうな顔色。瞳だけは澄んで見える。 常世島においては,白衣以外の服装で見かけることはまず無いだろう。
<この島での獅南蒼二> 魔術学を専門とする研究者であり教師。 魔術学の概念や初歩の魔術、それらの応用や研究法を教えている。 特別授業として、何らかの敵と対峙した場合の戦闘術や護身術をも扱っているが,現在のところこの授業を履修している生徒は居ない。
また,非公式だが魔術学を学ぶ生徒の「教室」をもっている。 寮生活や授業を共にし,講義や実習など学校生活の多くを共有する。 過去に優秀な魔術師や魔術学者を多く排出しているが,類は友を呼ぶの言葉通り,獅南の元に集まるような人材は社会性の低い者も多く,残念ながら常世島の闇に紛れる以外に行き場のなかった卒業生も少なくはない。 さらに,異能など特殊な能力を一切持たない生徒も多く,異能者の参加をみとめなかった時代には【凡人教室】とも揶揄されていた。
上記の【凡人教室】以上に,獅南らしい一面が,落第街での活動である。廃屋となった教会を利用して,二級学生らの中から学ぶ意欲のある生徒に魔術学を教授している。獅南はこれを一切他言しておらず,学園側へも報告していない。 慈善活動ともとれる行為だが,そこで学ばれた魔術が犯罪に利用される可能性も否定はできない。
<担当授業> 通常授業(半期18コマ) 【魔術学概論T】【U】【魔術学応用論T】【U】【魔術学演習】【魔術学特講】 集中講義(3日18コマ) 【魔術学研究法T】【魔術学研究法U】 特別授業(3日18コマ) 【魔術学護身・戦闘術】
授業は総じて、魔術を感覚的にではなく論理で理解し、正確かつ確実に行使することを目的としており,初歩の授業でさえ難解。 その上,大筋は変わらずとも課題や内容は毎年変化するので,努力と研鑽を怠らぬ以外に対策の立て様がない。 だが,学ぶ意欲さえあれば全く才能の無い凡人でも魔術が使えるようになると評判でもある。 もちろん、演習課題や試験は死ぬほど難しい。毎年記録的な落第者数を叩き出したりする。 習熟度が十分と言えない者に単位を与えるのは不誠実だと考えており,改善するつもりはない。
<レコンキスタ構成員としての獅南蒼二> 異能者を徹底的に排除して“純血”の人間のみによる世界を取り戻すために活動する極右思想団体【レコンキスタ】極東支部の構成員。 かつては異能を排斥することを理想とし,魔術学を極限まで昇華することによる異能者の無力化を目指す研究に傾倒していた。
現在はすでに己の信念が組織の信念と乖離していることを自覚しており,【レコンキスタ】とは距離を置いているが,完全に決別したわけではない。 とはいえ,“異能を制御できない”者に対しては辛辣な言葉を吐き,“異能によって凡人を害する”者に対しては相変わらず容赦の無い攻撃を加える。
<イラストについて> ※サリナさん(298)にししなみてんてーを描いていただきました! 素敵すぎるイラストをありがとうございました!あいしてる!! |
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