学園地区の校舎群の一つ。様々な教室や研究室などがこの建物の中に設置されている。
外観としては現代的なビルのようなもの。
※それぞれの教室などの詳しい情景などはある程度自由にしてくださって構いません。

選択した場所に入室します。

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部屋説明
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参加者(0):ROM(1)
Time:01:14:00 更新


ご案内:「第二教室棟 食堂」から黛 薫さんが去りました。 (12/06-22:09:26)
黛 薫 >  
母国の歴史、及び世界史は暗記科目なのでどうにか
詰め込めるし、外国語は魔術論文を読み解くために
学んだので、下手すれば母国語より点が取れそう。

選択科目は好きで選んでいるからモチベーションも
上がるし、独学で血が滲むほどの研鑽を重ねたから
体系的とは言えないながらも教師に負けないだけの
知識量がある。

やっぱり不安要素は基礎教養、特に国語に尽きる。

「赤点は……やだなぁ」

『落第』は未だトラウマとして根深く残っている。
たった一科目、されど一科目。食事を終えつつも
気が晴れない様子で帰宅するのだった。
(12/06-22:09:25)
黛 薫 >  
冬季休暇前試験は先生が採点に要する日程との
兼ね合いで、一般学生の試験と日を隔てるには
限度がある。黛薫基準での過密スケジュールは
今日でひと段落といったところ。

(あーし、基礎教養はあんましなんだよな)

黛薫は旧世紀でいう義務教育範囲の科目単位を
まだ取得し切れていない。理数系科目に限れば
選択科目で遥か先を行っているが、言語科目や
社会科に関してはやっと小学校レベルを済ませて
中学校レベルに到達したところ。

自分にとって必要な知識だけを貪欲に追い求めた
結果、それ以外が穴だらけというのが現状である。

「……国語、点取れてっかなぁー……」

目下の不安は国語。他者との会話では "視線" を
読めば概ね内心まで理解出来るため、その補助が
得られない文章から感情を読み解くのが不得手。
作者の気持ちって何だよ。
(12/06-21:53:11)
黛 薫 >  
アジフライ定食を注文して隅っこの席に座る。
人が少なかろうと真ん中付近に座る勇気はない。

黛薫の精神の不調は複合的なものである。

『異能疾患』と評される異能、時に危険を及ぼす
体質による慢性的な精神疲労。落第街出奔以前の
トラウマ、それに伴う他者や学園への恐怖と不信。
落第街で散々踏み躙られて刻まれた卑屈な性根と
薬物への禁断症状、及びフラッシュバック。

加えて、復学/社会復帰訓練では必要以上に成果を
気にしがち。期待を裏切りたくないからと肩に力を
入れ過ぎ、あっという間に消耗してしまう。過去の
失敗が今に大きく陰を落としている典型例。

「……頑張ろ」

粗暴で捻くれた不良然とした態度で自分の本心も
誤魔化しながら、内心は繊細で臆病。心を許した
相手に見せる弱さや、誰にも見られていないとき
所作に現れる丁寧さが彼女らしさと言えるのやも。
(12/06-21:35:10)
黛 薫 >  
(コレ昼時だったらカツ頼んでたのかな、あーし)

復学訓練のカリキュラムは日によって異なるが、
今日は冬季休暇前試験と並行して行われた。

未だトラウマを払拭しきれず、他の学生と同室で
授業を受けられない黛薫はオンラインで講義を
受講する形式。レポートのみで単位を取得出来る
科目ならまだしも、試験や実技が必要な科目は
こうして復学訓練を兼ねた別日程が設けられる。

試験の験担ぎに "カツ/勝つ" なんてあまりにも
ベタかもしれないが、それはそれで学生らしくて
楽しそうだという気持ちは確かにある。

オンライン受講自体はしばらく前から認められて
いたものの、正式な試験を受けたのは復学後初めて。

人の少なくなる午後から、負担をかけないように
4コマ分の試験を受けた後、緊張で嘔吐しかけて
保健室での休養を言い渡され、さっき解放された。
(12/06-21:18:40)
黛 薫 >  
初めに目に付いたのは唐揚げ。揚げ物の中でも
無難に人気メニューと言えよう。しかし人気さの
お陰で食べようと思えば割といつでも食べられる。
コンビニでも冷凍食品でも一定のクオリティが
保証されているのもまた人気ゆえか。

では、逆に気軽に食べられないのはどれだろう。
コロッケやメンチカツは同様にコンビニや冷凍
食品で馴染み深いので除外するとして。

(トンカツかアジフライってトコか?)

ロース肉1枚サイズのカツや、丸ごと一尾使った
フライは冷凍食品でもレンジ調理非対応が多い。

(まあ、その2択ならフライか)

委員会に所属し、給料が入るようになったとはいえ
懐が潤っているとは言い難い。2択なら値段が優先。

やや額が削られた復学支援補助金、同居人の収入を
加味してようやく貯蓄に回せる程度の現状を鑑みて
節約出来る場所は節約すべき。身体、精神の両面に
不調を抱えているため、フルタイムで働けないのも
薄給の一因。
(12/06-20:59:49)
黛 薫 >  
そうやって思索に耽っているから、何を食べるか
なかなか決まらない。やや離れた場所から物憂げに
食券機を眺める不審者と化している。

つい先日までハロウィンのメニューが並んでいた
献立も今や通常運行。半月もしないうちに今度は
クリスマスメニューが並ぶのだろう。またしても
月日の流れに想いを馳せる運びとなった。

「……揚げ物、かなぁ」

折角なら普段あまり食べないものにしてみよう。
その程度の軽い動機。黛薫自身料理は得意でなく、
同居人が体質上熱に弱いのも相まって、油ハネが
怖い揚げ物はあまり馴染みがない気がする。
(12/06-20:46:49)
黛 薫 >  
思えば去年のこの時期はスクールカウンセラーの
先生に付き合ってもらって作業療法に励んでいたし、
一昨年に至っては落第街で暮らしていた。

(少しは前に進めてんのかなぁ)

心の傷とは今後何年も、もしかしたら一生に渡って
付き合っていかなければいけないと申告されている。

登校する学生の数が減る冬季休暇に託けて学内で
"慣らし" を行なうのは去年から変わっていない。
今は自分の足で歩けるようになって、パニックを
起こす頻度もほんのり減った。

とはいえ、パニックを起こして保健室送りになる
時点で健常者には程遠い。虚弱体質を身体操作の
魔術で補っている都合上、発狂しても周囲に危害を
及さずに済んでいるのは良いことやら。
(12/06-20:33:07)
黛 薫 >  
「……時間が経つのって、早ぇーのな」

学生食堂、食券機前。薄手のパーカーを羽織った
小柄な女子生徒が呟く。まだ何を買うか決まって
いないらしく、他の生徒の邪魔にならない半端に
離れた立ち位置。

彼女、黛薫は復学支援対象学生である。

半年前ほどに漸く『違反学生』という肩書きが外れ、
委員会への所属も認められた。手続き上での復学は
果たされたとはいえ、身体上、及び精神上の懸念は
払拭されていないため、復学/社会復帰支援は継続中。

社会奉仕経験に乏しい黛薫にとって委員会所属後の
生活は目まぐるしかった。委員会活動/仕事を前提に
スケジュールを組むというだけで、実働時間以上に
予定が縛られる。
(12/06-20:17:15)
ご案内:「第二教室棟 食堂」に黛 薫さんが現れました。 (12/06-20:16:21)
ご案内:「第二教室棟 屋上」から宇津木 紫音さんが去りました。 (11/07-00:36:28)
宇津木 紫音 > ………『退屈だ』『退屈だ』『退屈だ』………


「………ああ、やっぱりこんなに退屈な方がいらっしゃるのですね。」

耳に届く退屈という言葉に、くすりと笑う。
ゆっくりと立ち上がって、その中の二人組の女子生徒に狙いを定める。
軽く自分の手首を、ぺろり、と舐めて。


「………刺激的な場所を、知っていますよ。」

きょとんとした表情の二人に、うっすらと微笑みながら手を差し伸べるお嬢様。
ふわりと漂う、濃厚な甘いバニラの香り。


「もしも退屈なら、放課後にご一緒しませんか。」

警戒心を解いていく甘い香り。その香りの裏側で天使の様に微笑んで。
二人組の女子生徒の手を、優しく握る。


「ええ、とっても刺激的。
 私の名前は宇津木紫音。……楽しみにして頂ければ。」

笑う。
あくまでも相手が、自分の意志でこちらの手を握ったことを笑う。


きっと刺激的になるだろう、この二人ならば。
(11/07-00:36:21)
宇津木 紫音 > 不思議な場所だ、といつも思う。
世界で最も不思議な人間が集まる場所でありながら、やはり学校という場所は退屈と変わらぬ空気に包まれている。
この学園の中の一人を外に出すだけで世界が揺れる場合があるというのに、この中の人間は変わらぬ日々に飽いている。

昼休みの屋上で小説を開きながら、首を横に振って。


「………今宵はどこに勧誘に参りましょうか。」

頭を巡らせる。闘技場などに出向くべきだろうか、なんて考えながら、何の気なしに生徒の会話にも耳を傾ける。
生徒同士の情報もバカにはならない。
(11/07-00:27:35)
宇津木 紫音 > 「………ふう。」

金・権力・薬・欲望・セックス。それらを2割ずつ混ぜたら生まれるクソ女は、退屈にため息をついた。
この女、それなりに頭が良い。

「……この場所だと、派手なことはできませんからね………。」

再度ため息。この島でむしろ最も警戒しなければいけない場所がこの学園である。
数多の監視の目。異能力者を抑え込むことができるであろう教師陣。

こんな場所で何かトラブルを起こしてしまえば、目をつけられること必至。
(11/07-00:21:58)
ご案内:「第二教室棟 屋上」に宇津木 紫音さんが現れました。 (11/07-00:16:43)