学生街にあるカフェテラスの一つ。「橘」とは、常世学園の校章である橘から来ている。
学生通りに面しており、二階建ての古風な外観が特徴。
各種ドリンクや料理を提供している。店員も随時募集中とのこと。
一階席から二階席にはそれぞれカウンター席やテーブル席が設けられている。
また、外にもテラス席が設けられている。
参加者(0):ROM(1)
Time:03:01:23 更新
ご案内:「カフェテラス「橘」」から伊都波 凛霞さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から伊都波 悠薇さんが去りました。
■伊都波 凛霞 >
そう?と目を丸くしながらも
妹の呟きは聞こえていたのか、どうか
色々あったからこその平和な時間
頑張って乗り越えたんだから、後は幸せしか待っていない
そう確信したっていい、そんな姉妹の日常の一幕
■伊都波 悠薇 >
「ん、食べるよ。食べるから、気にしないで食べて」
口端を緩めて。
もう少し、姉のそんな姿を見ていたかったから催促して。
ゆったりとした時間を過ごす。
「……平和だね」
そんなことばをポツリとこぼし、ながら。
■伊都波 凛霞 >
「へへー、こればっかりはやめられない…」
前も撮ったけど再びスマホでぱしゃり
もいっちょ自撮りでぱしゃり、こっそり妹も入る画角で撮った
今日は妹と一緒にカフェ橘!なんてタイトルでSNSにアップされるのは明白である
「んじゃさっそく…ぁー、むっ♡ …んぅ~~~♪」
そんな姉は、ことさら幸せそうであった
「ほら、悠薇も食べなよ~美味しいよ~?」
■伊都波 悠薇 >
「姉さん、ホント甘いものには目がないよね」
頬杖をついて、目を細める。
その光景はまるで、姉妹が逆になったかのよう。
「早く食べな。溶けちゃうよ」
■伊都波 凛霞 >
頷く様子ににこりと微笑みを向ける
いい子なんだもの、親が喜ぶことを嫌がるわけがない
そんな話をしてくると、テーブルには注文の品が
はちみつレモンシャーベットのジンジャー生クリームパフェ!
初夏のじっとりした暑さにこの爽やかは堪らなかった、一撃でリピーターである
──そしてお姉ちゃんのふとももを増量した犯人でもある
「これこれ♪悠薇にも食べてほしかったんだー♡」
眼をキラキラさせている
ある意味、一人の時か妹と一緒の時にしか見せない表情
■伊都波 悠薇 >
「それは……」
喜ぶと言われると。
「うん」
父には、後ろめたい気持ちもあるから。
だから、控えめにうなずいた。
「そろそろ、キたかも」
そう告げたタイミングで。
店員がおまたせしましたと、注文の品を持ってきた。
■伊都波 凛霞 >
照れてる照れてる…これは脈アリである
一生懸命お願いしたら聞いてくれそうである
「そもそも悠薇は顔もお姉ちゃんとよく似てるんだから、
悠薇がお姉ちゃんの評価を高くするなら自然と悠薇もあがるんだからね?」
とりあえず、ビジュアルに関しては
「まぁ、でも」
「頑張ってくれるなら、嬉しいよ~。
最近家族で出かけるっていうのも少なかったから。
父様や母様もきっと喜んでくれるよ」
そう、自分は悠薇よりも一足だけ先に大人になる
大人になるってことは、一人前になるってことでもあって
子供が一人前になったら、するべきことは…やっぱり、親孝行だ
■伊都波 悠薇 >
「口説き落とすって……」
ふよふよふよ、意識がどっかにいった。
ぼんっと爆発。真っ赤になって頭から湯気が吹き出し。
ぷしゅーっと、俯いた。
「そりゃ、姉のことはだいたい、妹は評価が高いのが多いし」
■伊都波 凛霞 >
「それを言うなら悠薇だってお姉ちゃんの評価が高すぎですぅー」
なかなか自分の価値を認めてくれない妹に若干ふくれっ面
色々なことはあったけど、姉妹なんだし顔立ちはそっくりなほう
体つきだって…男の子こういうの好きでしょ?って思う、思うよ
勉強や運動は、苦手なのかもしれないけどそんなの女の子の価値に関係ない、むしろ個性
あの一件、妹の目標に慣れるような立派なお姉ちゃんでいよう…という気持ちは薄れて
ただただ自然体で、妹と接することができてはいる。だから余計にそう思ってしまうのだけど
「むむ…お姉ちゃんは諦めないので、夏までに口説き落としてみせる…」
なにかの決意を固めたようだった
■伊都波 悠薇 >
「お、おねえちゃ、声大きっ!?」
しーっと鼻に指を当てつつ。
「そんなことないけど。姉さんは、こう、私の評価が高すぎるよ?」
うーんっと、唸りつつ。
「水着は頑張りません」
ぶぶーっと、腕でばってん。
■伊都波 凛霞 >
「汚れるわけないでしょーーー!!!」
ばーん!
立ち上がった
しまったつい声が
少しだけ恥ずかしげに、すーっと座って
「こほん…えっと、悠薇は自分のこと低く見すぎ。
お姉ちゃんにぜんっっっぜん、負けてないんだからね…?」
喉を潤すようにお冷を口へ
いけないいけない、妹のこととなると取り乱しがちである
「うーん…そりゃあお姉ちゃんだって自分のためっていうよりは、皆でいきたいなー、悠薇といきたいなー、だからね…、
…どうせ頑張るなら、水着も頑張っちゃえば?」
どう?と
■伊都波 悠薇 >
「一緒じゃ嫌というより、一緒だと、その。ね? ほら、汚しちゃう、的な?」
まるで信仰のようである。
「まぁ、自分のために海に行くっていうのは想像できないし」
あいも変わらず、インドア派。
「水着、じゃなくてもいいしね。格好は」
逃げ道を作りつつ、頼んだものを待つ。
■伊都波 凛霞 >
子供の頃はよく父と母と、姉妹で行楽にもでかけていたはず
そういうのって自然と成長していくとなくなっていくけど、久しぶりに家族水入らずというのもいいかなと
そう思っての提案だったけど、なんだか怯えられた。あれ…?
「…もしかしてお姉ちゃんと一緒じゃイヤ…?」
それはそれでショックである
でも、すぐに
頑張ると言ってくれる
健気である…かわいい
「嬉しいけど、別にお姉ちゃんのためじゃなくてもいいんだよ?
それとも、自分のためじゃなかなか意欲的になれない?」
くすりと微笑みを向けて
自己肯定感が低い…のは知ってるけど
少しずつ前向きになってきているのは、素直に嬉しい
姉は、そのための出汁になら、いくらでもなれるのだ