学園公営の男子寮。なお寮は公営私営含めて他にもいくつか存在している。
家賃がほぼ無料なので、最新の設備とは言えないもののそれなりの設備が揃っている。
ロビー、食堂、大浴場などなど、まさに寮というような設備である。
部屋はキッチン、ユニットバスなどが備え付けられている。特に学園側から監査があるわけでもないので部屋を好きなように改造している生徒もいるという。
一人部屋から二人部屋、など部屋の種類は豊富。
女子寮との設備の差が存在しており、このような処遇は現代の価値観に合わないのではないかと入寮者の一部からは是正せよとの声があげられている。
参加者(0):ROM(1)
Time:03:26:56 更新
ご案内:「常世寮/男子寮 大浴場」から佐々木勇さんが去りました。
ご案内:「常世寮/男子寮 大浴場」に佐々木勇さんが現れました。
■佐々木勇 > 「……フー」
やっぱり、お風呂は一人で入るに限る。
「……」
その、誰もいない湯船に浮かぶ、全裸である私の身体と。
「……ハア」
この前にみた、下劣至極である、男性向けコンテンツに出ていた女の、色気ムンムンする肉体。
「……」
ム、ニュ……
差が、有りすぎる。
「……ふん、だけど、いいわよ!!」
私は、男に媚びを売るために、生きている訳じゃない。
「……そう!!」
そう、私は剣の為、誇りの為に生きる女。
「私は、決して!!」
媚びぬ、引かぬ、省みぬ!!
「さあ、お風呂に入った後は!!」
ザ、バァ!!
「剣の、訓練……!!」
と、勢いよく湯船から、身体を引き上げた私であったが。
「……」
この、どこも揺れない自分の肉体、それに。
「……だが、これも!!」
試練だ、精神的なショックに耐える、試練なのだ。
「……ん?」
あれ、何かいつも入っている、寮のお風呂とは違うような……?
「……気のせいよね」
ご案内:「常世寮/男子寮 大浴場」に佐々木勇さんが現れました。
ご案内:「常世寮/男子寮 角鹿建悟の部屋」から角鹿建悟さんが去りました。
■角鹿建悟 > 「…最後にまともに自炊したの何時だったか…?」
■角鹿建悟 > 「ライブハウス【クレスニク】…もしかして【クルースニク】の別名か何かか?」
確か、吸血鬼ハンターの名称で、名前の語源が何処かの言葉で『十字架』だったような。
何故か、変な所だけ雑学的な知識を発揮する男である。
ともあれ、ライブハウスの場所と日時を改めて確認。ここを間違えたら意味が無い。
「――約束通り、ちゃんとライブは見に行かせて貰うぞ…北上。」
そう、ぽつりと呟けば一先ずは食事の買出しに行こうと。支度をしつつ。
そういえば――…
■角鹿建悟 > 「…そもそも、ライブ初体験の俺に場の空気や作法なんて分からないしな…。」
悪目立ちしない、暴力行為はしない、他の客に迷惑を掛けない、主役のバンドへの敬意を忘れずに。
(…この辺りを気をつけていれば大丈夫だろう。服は…ありあわせで行くしかないな)
極小だが私服もあるにはある。アイロンを掛けたまま殆どタンスの中状態だが。
ふと、部屋の時計を見ればそろそろ夕食の買出しに行く時間となっていた。
「…買出し行って…飯を済ませて…シャワーはもう済ませたから…後は着替えて向かうとするか。」
ベッドからやや重い動作で腰を上げる。疲労が溜まっているのは否めない。けれど。
■角鹿建悟 > そもそも、動画とかで幾つかバンドのライブステージを見てみたのだが…
何と言うか、これが熱狂/狂騒というものか…と、しみじみ眺めていたものだ。
で、今回は観客として自分もそのステージを見に行く訳なのだが…
「…私服の持ち合わせなんて殆ど無いからな…今から買おうと思っても…。」
男にファッションセンスは欠片も無いので、今から服を購入しようとしても間に合わない。
普段から制服・作業着・ジャージ(部屋着)の3種類の服装でほぼ日常を送っている。
今の季節は、コートやマフラーなど防寒具もそろそろ用意する時期だが、私服となると…
「――そもそも、服選びに付き添ってくれそうな相手とか俺に居ただろうか…?」
ぽつり、と呟いて考えようとするが…止めた。変な所で自分の人付き合いの薄さを痛感する。
■角鹿建悟 > 「…ライブってどういう服装で行けばいいんだ…?」
■角鹿建悟 > 「――『#迷走中』…か。ある意味で今の俺にも当て嵌まる単語だろうな。」
呟けば、テーブルの上に招待状と一緒にチケットをそっと一度置いて。
こうして招かれた以上、顔を出さない訳にはいくまい…男もそれくらいは分かる。
(――北上芹香。お前さんとそのバンドの”歌”をしっかり見させて貰おう。)
そう、生真面目に何時もの無表情のまま静かに思う。
ライブへの高揚感や楽しみ、という感情よりも先立つのは見届けたい、という気持ちだ。
そもそも、ライブの経験など無くどんな空気感なのかすら彼には分からない。
軽い気持ちや熱狂的なファン心理とは程遠いそれだが、この男にしては乗り気ではあり。
「――しかし、そうなると問題が一つあるな…。」
ぽつり、と呟く。そう、その問題とは――
■角鹿建悟 > その【招待状】が届いたのはほんの数日前だ。
仕事を終えて、報告も兼ねて手近な生活委員会の支部の一つに足を運んだ帰り。
見知った同僚から呼び止められ、手渡されたのは一通の招待状…であった。
差出人の名前と…とある日時がと開催場所がシンプルに書かれていた簡素な物。
「――成程、これが――…。」
現在、殺風景な男子寮の自室にて、ベッドに楽なジャージ姿で腰を下ろして右手に持つそれ。
招待状と一緒に添えられていたのは一枚のライブチケットだ。あの時、後輩が告げたもの。
「…わざわざ、生活委員会の俺宛に…個人に招待状、というのも地味に手間だったろうに。」
そう、呟きながらライブチケットを軽くまた一瞥する。その主催バンドの名は――
ご案内:「常世寮/男子寮 角鹿建悟の部屋」に角鹿建悟さんが現れました。
ご案内:「常世寮/冬織の部屋」から白亜 愛さんが去りました。
ご案内:「常世寮/冬織の部屋」から阿須賀 冬織さんが去りました。