2026/03/03 のログ
ご案内:「常世渋谷 常夜街」にカタストロアさんが現れました。
■カタストロア >
焼きが回った、語るに落ちた。
なんとでも言えることだ。
だが。
この街の風紀は、弱点を露呈させた悪党をいつまでも好き勝手暴れさせるほど優しくはない。
今日も冷凍弾を受け、片腕を凍結させて逃げている。
いつも逃げに使ってきたマンホールも特定区域は封鎖済み。
割れたサングラスを残った左手で放り捨てる。
最近は服やサングラスの調達だって楽じゃない。
■カタストロア >
今夜は満月か。
そして月が欠けている。
オレという悪党が終わるには良い夜すぎて気に入らない。
路地裏で壁に背をつけ、空を仰いだ。
まだ右腕に血は通わない。
再生は先の話だ。
コアが五つあろうと。
超再生能力に理を覆すパワーがあろうと。
こうなってはどうしようもない。
数の差は圧倒的だ、最初からな。
■カタストロア >
その時、強烈な光を受ける。
そうだな、お前らはそういう組織だ。
甲種不明犯相手でも。
例えただの悪党でも、殺すのではなく制圧の道を選ぶ。
「どうした? すぐに斉射すれば終わりだ」
「オレを殺して事件を終わらせるといい」
口の端を歪めて笑いながら、取り囲む風紀委員たちに言う。
そして彼らは被害が、犠牲が広がる前にその選択ができる。
面白くなってきたじゃないか。
■カタストロア >
「お前らが破滅の咆哮を終わらせないなら……」
「次の手を打っちまうぜ……?」
左手を空に突き出す。
さぁ、親父よぉ……出番だぜ!!
「来たれ我が権能!」
「彼の“常世神”の名の元に!!」
「我が異能は《身体の超進化》なれば! 」
「我が肉体にッ!! 新たな可能性を!!」
「齎すもの也! 」
直後、全身に冷凍弾が撃ち込まれる。
いいぜ、持っていきな。
契約の代償を、佐々木伊織から好きなだけなぁ!!
■カタストロア >
冷凍弾によりマイナス211度の極低温が全身を凍てつかせる。
誰もが思うだろう、甲種不明犯カタストロアは死んだと。
その氷の殻を破り、体表に炎を纏った新たな爬虫人類が姿を表す。
凍てついた空気を熱で膨張させ、新たな風を巻き起こす。
「真人類、次のステージだぜ」
焼け落ちたスーツが、溶けたアスファルトが。
オレを祝福する。
「禍炎鱗獣とでも名付けようかッ!!」
いいぜ、常世神サンよ……
この異能は最高だ。
もう冷凍弾はオレを殺し得ないんだからなぁ!!
■カタストロア >
その日、体の各部から炎を噴出させるカタストロアの咆哮は。
風紀委員たちを中央突破するに至る。
この街にある正義を、この街に残った善性を。
踏み躙るための、悪魔の歩み。
ご案内:「常世渋谷 常夜街」からカタストロアさんが去りました。