2015/06/23 のログ
■犬飼 命 > 「超苦いのかよ……」
露骨に嫌な顔。
良薬は口に苦しというが、見た目も粘度もそぐわしくない。
デスクの上のものは漢方で使われる何かだろうと心の中で納得させた。
匂いもなにか変な臭がする。
ここは我慢しよう。
渋い顔で威を決して薬を飲む。
「……っ!?」
想像以上であった。
かと言って吐き出すわけにもいかないので雫を睨みながら飲む。
粉薬も水を受け取って飲む。
苦い、超苦い。
それでも我慢して飲む。
「おいっ! 水!!」
これは口に残るやつだ、水がほしい。
雫に水のおかわりを要求する。
■雨宮 雫 > 「そりゃぁ、甘くないと飲めない歳でもないかなって、ん?
あぁ、はい、まあ飲み慣れないとキツイかな、かな。」
こうなるのは分かってました!
とでもいう風に、反対の手を背中側から出して水の入ったコップを差し出す。
今もなんていうか、満面の笑みである。
■犬飼 命 > 手渡された水を一気飲み。
それでもまだ口に残るがずいぶんマシだ。
「人をおちょくってんのか……。
もういい、頭いてぇんだから寝かせろ!」
一睨みしてから布団を被って横になる。
あの笑顔でバカにされた気分だが、折角薬を調合してくれたのだ。
効果に期待しながら寝ることにした。
■雨宮 雫 > 「けひひ、残りは頭痛が酷い時に飲むといいだね、けひひっ」
笑いながら、カーテンの向こうへ すすす っとすり抜けるように逃げていく。
カーテン越しに片付ける音と、使用記録をつけたりなどしつつ……まあ、後は寝るを邪魔したりはしまい。
ちなみに、薬はきっとよく効くだろう。
ご案内:「保健室」から犬飼 命さんが去りました。
ご案内:「保健室」から雨宮 雫さんが去りました。
ご案内:「屋上」に四十万 静歌さんが現れました。
■四十万 静歌 > 「さて、お弁当でも食べましょうか。」
のんびりと次の授業まで大分時間があるので、
ゆっくりお弁当からの日陰で屋上の風を感じながら、
ゆるりとした時間を過ごす予定なのである。
日陰の場所を確保して、シートを引いて、
お弁当の蓋をあける。
今日のお昼はハンバーグにプチトマト、
卵焼きにお握り、
別添えにサラダがついて、
豪勢……といいたいが、
普通のハンバーグ弁当である。
■四十万 静歌 > 「――」
もきゅもきゅと箸を進める。
美味しいことは美味しいけど、
個性のない味というかなんというか――
「普通……」
やっぱり何か物足りない。
いや、かといってエキセントリックな味は求めてないけど。
いうなれば、一味足りない。
というのがしっくりくるのかもしれない。
■四十万 静歌 > 「うーん。」
何気なくマントの中から水筒を取り出して、
お茶を入れて飲みながら、
首を傾げる。
「私は自分の作った味よりも、
やっぱり市販品の方が美味しく感じるのなんでなんだろう。」
やっぱり気にはしてるのだ。
自分でも美味しいと思える弁当を、
作って食べさせてあげたい気持ちはある。
食べさせる相手いないけど
■四十万 静歌 > 「気晴らしに、
新作のマジックの練習でもしようかな。
といってもネタが全くないんだけど……」
こう……と、ハンカチを軽くふって、
隠蔽を解除して猫のぬいぐるみを出現させる。
「流石にこれは無理があるし……
うぅん……
もっと上手くやらないとなぁ。」
出現した猫ぐるみを抱きしめる。
■四十万 静歌 > 「よいしょ。」
とりあえずもふもふしていたぬいぐるみを、
別に取り出したシートの上に乗せて虫干しというか、
日に当てる。
こうしておくと後で抱きしめると気持ちいいのである。
「とりあえず食べちゃお。」
もぐもぐと食事を再開する。
■四十万 静歌 > ことん、と、空になったお弁当を片付けて――
「ご馳走様でした。」
両手を合わせてお昼終了。
とっても美味しかったのです。
食べ終わった後は、
ハンカチを被せて弁当箱を隠蔽。
そっとマントの中へと収納する。
「はふ……」
大きくあくびをしながら、シートの上に大の字に。
いや、大の字っていっても、女の子だから、
ちゃんと見えないようにはしてますよ?
■四十万 静歌 > 「――はっ!」
飛び起きる。
「危うく寝てしまうところでした……
本でも読みながら時間までのんびりしましょうか。」
懐から本を取り出して読む。
内容は他愛もない恋愛話。
ゆったりとあくびをかみ殺しながらよんでいく
■四十万 静歌 > ――ゆるりとした時間だけが過ぎてゆく――
ご案内:「屋上」から四十万 静歌さんが去りました。
ご案内:「食堂」に遠峯生有子さんが現れました。
■遠峯生有子 > カリキュラムは1限から夕方まで、しっかりと詰め込むほうだが、
たまにそれができなかった時間がある。
最初は何か追加で履修してその隙間を埋めようかと、
いろいろ探してはいたのだが、
最近はちょうどいい空白となって、
前の授業の復習なり次の予習なり、
いろいろに使用できる有意義な時間となっていて、
そんなときには校内の適当な開きスペースを確保してすごすようになった。
■遠峯生有子 > 食堂も最近見つけた穴場の1つで、
昼時を避ければそこまで混んでもおらず、
お茶はセルフで好きなだけ確保でき、
テーブルは余るほどある。
しかも今日は天気がよいため、屋外席を確保して、
…することはテスト勉強である。
■遠峯生有子 > 梅雨時とはいえ、晴れた日にはそれなりに空気は乾燥し、
木陰を選べば風が気持ちいい。
思わず寝てしまいそうなのんびりとした時間を、
自らの頬を左右に引っ張ることで回避。
「んん、だめだめ。」
立ち上がり、お茶のお代わりを足しに行って、席に戻って伸びをする。
物理学のノートが、白い。
■遠峯生有子 > あと少し、何かがはまれば解けそうな気がするのだが、
それが出来ない。
問題にしるしをつけたり条件を書き出したり、
教科書やノートを見直したり、手は動かしているのだが、
無駄に時間が過ぎていく。
■遠峯生有子 > 「何か取ってこよう!」
椅子も引かずに、勢いよく立ち上がる。
食堂の欠点は、デザートも豊富という点である。単品買いも出来る。しかも割安だ。
煮詰まるとちょっと、甘いものがほしくなる。
杏仁豆腐とかおいしそう。
時計に目をやり、まだ次の時限の開始まで間があるのをたしかめてから、
フードコートの1つに並び、結局レモンゼリーにひかれてそちらに変えた。
■遠峯生有子 > ゼリーを一口。
お行儀が悪いとは思いながらも(祖母にはよく怒られた)、スプーンを銜えたまま、
先ほどから苦戦している問題を眺める。
このところ講義の対象となっていた、例の法則と関連する式を使えばいいのはわかっている。
ただし見たまま解き進めると途中で数式が止まる。
何か条件を見落としていると思うのだけど、それがわからない。
「んんー。」と唸る。
■遠峯生有子 > 「ダメこれ。とりあえず、あとにしよ。」
悩まなくてはいけないが、悩みすぎても仕方ない。
例の問題の冒頭に蛙の絵のついた付箋を貼り、
「そのうち何か思いつくかもしれないし。」
次へ。
これはいける。たぶん。
「ええっとー。」
ノートを見返して、キーワードに丸をつけ、余白に簡単な図を書き込み…。