2015/07/03 のログ
蒼穹 > ふぅん…。
って言っても、あんまり話したことないから知らないんだけどね…そこは。

あっはは。分かる分かる。
この島大概おかしい人多いよね。なんていうか、こう…さ。負けることなんてないって思ってても、負けることもある。
現に私も負けたことあってねー…負け惜しみするならあれは本気じゃなかった!とかしか言えないけど。
ん、…いやなに。ちょっと遊んでもらおっかなって思っただけだよ。
本業の剣士さんは一味も二味も違うだろうし、ね?
(座って横目、仄かに期待をにじませた眼差しを馳せながら。剣士とは、まだ1度、それもこちらから訓練をつけるという名目でしか手合せしては居らず。帯刀する程なら、その力は確かだろうし、何より、どうして凶器を持った上に殺気立っていたのか…普通に見れば、血濡れた過去でもあるように思える。今でこそ、穏やかだけれど。)

鬼道椿 > ふむん、と唸る
「どうしたものかな、これで負けたら本格的に廃業を考えてしまうな」
それに先日のやり取りで体力は空っぽだ、相手が望むような戦いはできないかもしれない
腰に下げている短刀に手を伸ばす
少し考えるそぶりをして何の躊躇いもなく抜いた
手元で光が煌めいた瞬間ソラの首に短刀が突きつけられていた
「そう言えば初めて会った時もそんな話をしてたな」

蒼穹 > (見えた光に、首筋にひんやりとした感触を覚える。突きつけられた、それだけだろうが。成程中々侮れない。…だが、これは少々不意打ちではあるまいかと目を細める。それを抜きにしても、その動きが早いことに変わりはあるまいが。)
あはは…これは驚いた。
でもさ、私もこういうので驚かないって知ってるでしょ。
(それはつまりどっちだ、と言われそうだが、生憎と物怖じなどしない性格。故に、笑うしかない。)
…そだねー…初めて会ったとき、そこからひとつ覚えたことがあるとしたら、私の知ってる人間の領域っていうのを越える人間が一杯出てきたって事くらいかな。
さて、どうしよう。
折角だしこちらも得物を抜くべきかなあ。…でもさー、それは卑怯じゃない?ほら、武士道騎士道剣士道の精神に従ったほうがいいんじゃないかな?
(随分と悠長なものだった。)

鬼道椿 > 以前よりもキレが良くなっている…あの男の戦いを見たからか?
「異能持ちなんだろう?どういう異能かは知らんが剣を突き付けられても動じないほどの異能持ちなんだろうなぁ」
「はっはっは、戦いに卑怯も何もないだろう。それを言い始めると異能も魔術も禁止しなくてはな」
そうなれば私の独断だ、と嬉しそうに呟き短刀を鞘に納める
「悪いが今は疲れててね、へとへとでさっきの一振りが限界なんだ」
「手合せは次回でもいいかな?」

蒼穹 > そりゃー残念。
んでもそれで結構。異能も魔術もナシ、剣技の勝負で買おうじゃん。
(固よりそのつもりだ。剣を売りにするものを遠隔から蜂の巣にするなど、楽しくない。)
因みに私の異能はつまんない異能だよ。
…役に立つときもあるんだけど、ツバキには、つまらないだろうさ。
(少なくとも、彼女が魔術を使うようには思わないし…。というか、異能があるといって、動じるものは動じるとは思うのだが…。)
…んじゃ、また今度遊んでね。

鬼道椿 > 「どんな異能も使い方次第だろう」
「…異能って何なんだろうな、私の剣技や日恵野の絵もある意味では異能の様なものだが」
「いや、今のは忘れてくれ。」
「ああ、その時はコテンパンにしてやるから覚悟しておけよ。」
「それじゃあまたな、ソラ」

ご案内:「屋上」から鬼道椿さんが去りました。
蒼穹 > ん、じゃーね。
(彼女をそう言って見送った後。)

…また一つ、この私の閻魔帳に黒星が付きそうだよ。
(肩を竦めて笑い、己も立ち去るのだった。)

ご案内:「屋上」から蒼穹さんが去りました。
ご案内:「屋上」に九十九 十六さんが現れました。
九十九 十六 > 「ふぅ……息が詰まるね、どうも」
昼下がり、午後の屋上である。
フードの少年、九十九の足裏の向こうでは、生徒達がマークシートと2B鉛筆で鎬を削っている。
当然の事ながら常世生徒たる九十九にもテスト日程は用意されており、この時間帯も机に座っているべき筈なのだが。
サボりである。さも当然かのように、パンを齧って空を見詰めている。

九十九 十六 > 「学区で何もしないでいると、場違い感があるっていうかさ……単語なり、直前確認なり、自己採点なりしてないとおかしい、みたいな」
赤青の丸い瞳を細め、眩しげに太陽から目を逸らし適当な雲を追う。
上空の風は強いらしく、形が変わり千切れて消えていくのが見えた。
「テストっていうかさあ、実力を本当に測ろうってんなら、事前に通達とか期間を設定とかしないでさ、素のままの能力を測るべきなんじゃないの?」
恨み事は続く。つらつらと。
本人も本気で言っている様子はなく、ただ、暇潰しがてら雲に対して語ってみる。
「第一、2XXX年の先進国、しかも未来を見据えた【異能】社会のモデルケースが未だテストで個人の実力を測ろうなどと……なんとも旧体制的だとは思わんかね」
パンを齧った。
パンといっても、パンの耳だが。

九十九 十六 > 「…………でもあんまりサボりすぎると不良生徒の疑いがかかって監査が入るんだよなぁ……」
染み入るような表情で、遠く水平線の彼方を見詰める。
手慰みに財布に無造作に突っ込まれたカード状の学生証を取り出してみれば、しげしげと眺める。表、裏。
「いまは大きな事件もないみたいだし、換え時はまだかな。
 ……テスト期間ってことで、否応なく見せなきゃだけど、ヒラ教員程度にはバレまいよ」
孤独に多弁な少年は喉奥で笑って見せる。
そして、またパンの耳を齧る。
食感に飽きたのか、丸めてみて一口で食べてみたりもする。
されども味は変わらず、ほのかに甘いぱさぱさした食感が舌の上に広がる。

九十九 十六 > 「ああ。やっぱこれ、駄目だわ。文化的な食生活と言えないわ。公園の鳩と同レベルだわ……」
もむもむと咀嚼し、無機質に嚥下した後にそう呟く。
瞳から生気を消した苦い表情で、紙袋一杯のパンの耳を見下ろした。たくさんある。
「そうだ」
九十九はポーチを漁る。中身は我楽多ばかりで、タメになるものはひとつとしてない。
そこから一つのポーション容器を取り出した。
「こーひーっ……すいーと……」
ガムシロップである。
透明なプラスチックの容器越しに、これまた透明で粘性のある液体がのろのろ波打っている。