2015/08/11 のログ
ご案内:「教室」に惨月白露さんが現れました。
惨月白露 > 夏季休暇中の特別授業を受けながら、チラチラと時計をみる。
そろそろ午前の授業が終わり、午後の授業に行く前の昼休みに入る。

『今日こそはクラスの奴に、
 『お昼、一緒にどう?』って声をかけてみせる―――ッ!!』

グッと、シャーペンを握っていない側の手を握った。

惨月白露 > 『無事授業は受けれた、受けれたけど、
 授業が始まる前も、授業の間の休み時間の間も、
 皆遠巻きに眺めるだけ―――というより、正直関心が無さそうだった。

 俺からアクションをかけなければ永久に友達が出来ない。
 
 ―――ぼっち脱出のためにも、勇気を出して、俺からクラスの奴に声をかけねぇと……ッ』

カチカチ、と進んでいく分針を眺めては、、
獲物を狙うように、近くに座る生徒をその双眸で睨み付け、
授業が終わるのを待つ。

『俺の学生生活の一歩だ、やるぜ、俺は―――ッ!!!』

惨月白露 > 授業の終了を告げるチャイムが鳴ると、
ビクンと、耳が震えた。

荷物を片づけ、勢いよく立ち上がった。

「おい、お前ッ―――!!!」

クラス内で孤立してた生徒に詰め寄ると、
壁まで追い詰めてから、相手の両肩を掴む。

「―――昼はどうするつもりだ?」

控え目に言っても目つきがいいとは言えないその水灰色の瞳で、
その生徒の両目を睨みつける。

ご案内:「教室」に相模原孝也さんが現れました。
相模原孝也 > 私、相模原孝也は、教室ではわりとぼっち気味である。
まあ、クラスに友人が少ないだけで、クラスの外では結構友人はいるのだが……まさか、クラス内でこんな勢いで詰め寄られるとは思いもしていなかった。いやだって、クラス内ではあんまり周りに関わろうとかしてなかったし…。

ともあれ、凄い勢いで詰め寄ってくる、最近クラスに来たはずのえーと、白なんとかさんから逃れようと下がる。ちょっと、ちょっと待って。がたんと椅子を鳴らして立ち上がりながら下がる、下がる、下がる。あ、捕まった。

「え、
 いやその、」
どうするつもりだ? が テメエ昼はどうすんだコラおう暇ならパン買ってこいよ(主観)と言われているような気がする。

「きょうは、その、食堂で?」
孝也少年、こんな勢いの人物と話すのは初めてにつき、おろおろ戸惑いとカツアゲにたいする怯えの混ざった目で見返し、そらし、横を向くのであった。びしょうじょって、マジ顔だと、こわいね。

ご案内:「教室」に嶋野陽子さんが現れました。
嶋野陽子 > 四十万先輩の看護の合間を縫って、
絶対に出たかった特別授業に出た後で、お昼にしよう
と教室を出ると、隣の教室で、お好み焼き大好きな
相模原君が、いわゆる『壁ドン』されているのが目に
入る。
(まさか、教室でカツアゲ!?)
と、眠い頭で考えた陽子は、無意識にその二人に歩み
寄ると、
「どうかしましたか?」と優しい声で問いかける。

惨月白露 > 『え、いや、その。』と明らかに戸惑うように目を泳がせている彼に首を傾げる。

『あっれ、俺、なんか変な事聞いたか?』

―――傾げたが、想定通りに彼が
『昼はどうするつもりなのか』を答えると満足そうに笑った。

「………よし、食堂だな、行くぞ。」

がっしりと相手の腕をつかむと、ぐいっと引いて歩き出した。

惨月白露 > 「……あ゛?」

足を止めて、横から割って入るように現れた彼女に視線を向ける。
『……確か、前に公園で会ったヤツだっけ。』
そう、数日前のおぼろげな記憶を思い返しながら、にっこりと笑いかけた。

「いや、今からコイツも一緒に昼飯食べようと思ってさ。
 なんだ、お前も一緒に来たいのか?」

相模原孝也 > 「アッハイ。」

何この状況。
もしかして、食堂でお前を(ピー)して頭からばりばりとかじってやるぜとかいやないな。ないない。
思いっきり腕を引っ張られて連れて行かれる。あーれー……

「あ、嶋野さん、いや、何が起きてるかオレには把握できてないんですが……エッ?」

耳を疑った。 いっしょに、昼飯を、食べよう?

よかった、カツアゲでも丸呑みでも無かったんだ…!

「………とりあえずカバン取ってこさせてください、サイフ的に。」
白、えーと、白露さん?にお願いして、一度手を離してくれるようお願い、プリーズ。

嶋野陽子 > 『一緒に昼飯食べに行く』という
想定から少し外れた答えに、
「これから、病院に戻らないといけないから、長くは
御一緒できませんけど、それでも良ければ」と、常世
公園で会った時には確か『シロちゃん』と呼ばれて
いた人に答える陽子。

夏休み期間だけ、常世保健病院に応援の看護師として
勤務しているのだ。

惨月白露 > 「……カバン?」

地面に置かれた鞄をちらっと見ると、手を離す。

「―――ああ悪い、荷物、まだ持ってなかったんだな、
 いいぜ、取って来いよ。」

陽子に『ああ、別にいいぜ』と答えて笑いながら、
『ほら、さっさと取って来い』と手をひらひらと動かす。

嶋野陽子 > 相模原君が鞄を取ってくる間に、
間が悪い事に病院からの呼び出しがかかる。

「ごめんなさい、保健病院からすぐ戻れと呼び出され
ました。お昼はまた今度の機会に」と手を合わせて
詫びる陽子。

相模原孝也 > 「Yes、カバン。」
授業終了直後に詰め寄られたので回収してなかったのです。手を離して貰えれば、内心ほっと一息。そして周りの視線がキツイ気がしてきた。
オウテメエ、新しく来た可愛い子に誘われやがってオレらも誘えやコラァ(主観)と思われてるんじゃないだろうか…?

「じゃ、急いで取ってくるんで!」
白露さんよりも周りが怖くなってきた。急ぎ足で自分の机に戻り、大慌てでノートと教科書と参考書と筆記用具をカバンにぶっこみ、戻ってきた。

「おまたせしました!
 さあ行きましょうさくさく行きましょう。」

今度はむしろ自分が白露さん?の手を引く勢いで教室を出て食堂に向かおうとしましょう。ああ、後ろを見ては行けない!嫉妬の視線が、視線が!

ご案内:「教室」から嶋野陽子さんが去りました。
惨月白露 > 周りの雰囲気を眺めて、ん?と首を傾げる。

『なんか、めっちゃ見られてる気がする。
 ……やっぱり、俺なんかが誘っちゃ不味かったかな。』

そう気を揉むが、
慌てるように手を引いて食堂に向かう彼に引きずられるように、
そのまま食堂へと移動する。

「お、おい、待てよッ!!」

後ろから突き刺さる視線をちらちらと眺める。

『―――大丈夫なのかな、アレ。……ま、いっか。』

ハァと息をついて、
彼を追い越すように走りだした。

ご案内:「教室」から惨月白露さんが去りました。
相模原孝也 > 「振り向いちゃダメだ、振り向いちゃダメだ。振り向いちゃダメだ。」
何かの強迫観念にかられてそうなことを小声で言いながらダッシュ。廊下を走っちゃいけない?何を言うのだ、食堂に向かう生徒達に、そんな静止は必要ない…!

「って、早っ!?白露さん早ッ?!」
いつの間にかさっくりと追い抜かれていたので、こちらも懸命に駆けて追いかける。
……食堂につくまでは、後塵を拝することになりそうであった。

ご案内:「教室」から相模原孝也さんが去りました。