2016/01/14 のログ
ご案内:「屋上」にフィアドラさんが現れました。
フィアドラ > 学校に来始めてから3日たち念願だった友達もできて少しずつ色んな事も覚えてきました。
でも、学校は広くてまだどこに何があるのかとかも全然分かりません。
先生は使うときに場所が分かればいいって言うけれどそれでも色々見て回りたいって言うとどこに何があるかを
分かりやすく紙に書いてくれました。使いそうな場所やおススメの場所がいっぱい載ってます!
しかも私にも分かるようにひらがなで!

その紙に書かれたおススメ場所、おススメであることを示す星が3つです。もの凄いおススメです!
いっぱいの階段を上って、たくさん廊下を歩いて、私はそこのドアを開けます。

「おおー。」

思わず声を上げてしまうような光景。
生まれてから今まで一番近い空が私の目に飛び込んで来ました。

フィアドラ > あ、あと、とても寒いです!
学校の中は温かかったのでコートを置いてきちゃってしまいました。
寒さに追い出されすぐにドアを閉めて学校の中に入りました。

「そ、外になってる。」

あの空はもっと見ていたいけど、寒いのは嫌です。
私はドアについた小さな窓に張り付いて空を見るしかできません。
うーん、何かこんな時にいい方法があったような?

フィアドラ > そうです!あれがありました。お父さんが教えてくれた呪文。
寒さがへっちゃらになる呪文です。いつもはコートが温かいのでいらないけど今日は使っちゃいます。

「寒さよ吹き飛べ。――――――。」

ぽわぽわとしたかたまりが体の周りにくっついてそれがフッと見えなくなりました。
これで大丈夫。部屋の中では少し暑いくらいです。
私は少し走って屋上に飛び出しました。

さっきは空しか見えなかったけど実は他にも屋上には色々あってキョロキョロとあたりを見渡します。

フィアドラ > ベンチが置いてあってそこでパンを食べてる人間がいたり。
柵の向こうを眺めている人がいたり色んな人間がいたりします。
探せば、それ以外もいるかもしれません。結構広いです。

私は柵の向こうが気になって少し覗いて見ました。
今までで一番空が近かったのは、今までで一番高いところに居たからだってその時やっと気が付きました。
高いです。凄く高いです。
思わず足の力が抜けちゃって転んでしまいます。

フィアドラ > さっきは心の準備が出来てなかっただけです…。
高いって分かってれば平気です。

「すごく高い!」

ずーーーっと遠くまで見えます。こんなにも建物がいっぱいあって人間もいっぱい動いています。
ここには何人くらいの人が住んでいるのでしょうか?

「くしゅ。」

呪文が切れたみたいで寒くなってきました急いで中に戻ります。

今度来るときはゆっくり見えるように温かい恰好で来ようと思いました。

ご案内:「屋上」からフィアドラさんが去りました。