2016/01/25 のログ
ご案内:「屋上」にフィアドラさんが現れました。
フィアドラ > いつものコートに、あったかい手袋、あったかいマフラー、制服の下には学校のジャージまで履いています。
なんで、私がここまであったかい恰好をしているのか?それは今から屋上に出るからです。
先生が学生だったころは購買のパンを屋上で食べていたそうです。
私はその話を聞いたあとすぐにやりたくなって止める先生の話も聞かず(先生は止めながらもマフラーを貸してくれました。)ここにやって来たのです!
私は冷たいドアノブに手をかけて扉を開きます。
冷たい空気がやってきて、それといっしょに目に入ってくるのは白い色でした。

これが先生が私を止めた理由、そう屋上にも雪がつもっているんです!

フィアドラ > 初めて雪を見た時は本当に驚きました。
私がいたところでは一回も見たこと無かったので魔法か何かかと思ったぐらいです。
初めて雪が積もっているのを見た時はもっと驚きました。
寮から外に出たらまわりのもの皆真っ白になっててまた違う世界に来てしまったのかと心配したぐらいです。

それにしてもここの雪は低いところで見た雪よりもきれいに見える気がします。
きっと、あまり人が来ないのでだれも踏んでいないのでしょう。
つまり、今この屋上と屋上の上の雪は私一人の物という事です!
本当に誰もいないのでしょうか?軽く周りを見渡します。

フィアドラ > 「いないかな?」

見えるところには人はいないようです。
さて雪の高さはだいたい私の膝の上くらいでとても歩きにくいですが
こんな時だからできることがあります。
これを思いついた時、先生に話したらかなり心配そうな目で見られたので
きっとこれはかなり世間知らずな行動です。
私はその積もった雪に背中を向けると柔らかいベットにそうしたようにそのまま大の字に倒れこみました。
その雪はとても柔らかそうでしたが私が思っていた柔らかさとは違っていてそのまま雪の中に埋まってしまいます。

「あれ?」

おかしいです私の完璧な計画では柔らかいベットのような感触のはず…。
こんなにふわふわしてるのに…裏切られた気持ちです。

フィアドラ > そのまま立ち上がって尻尾と手で背中とかについた雪をおとして後ろを見ると
跡が残ってしまってます。角の形も尻尾の形も綺麗に残ってしまってます。

「これは…!跡が残ってる!」

しってる人が見れば完璧に私が残した跡だと気づく跡。
だれも触ってない雪に自分を残すこの感じ…。
私は横に動いてまた背中から倒れこみました。

「これはこれで楽しい!」

フィアドラ > 何回も何回も繰り返して辺り一面穴だらけです。

「これは、埋めとかないと…。」

ここまできれいに形が残っては誰がやったのかバレバレです。
見つからないよう気を付けながら自分の跡を埋めてしまいます。
埋めるならこんなにするんじゃ無かったです。

「うう…背中が冷たい…。」

…結局今日は教室でパンを食べました。

ご案内:「屋上」からフィアドラさんが去りました。