2016/06/16 のログ
ご案内:「職員室」に白泉椿丸さんが現れました。
白泉椿丸 > 最低限の荷物だけになっていたひとつのデスクに、ドドンと箱が置かれている。
それは保管棚に入っていた書き溜めであったり、授業に使われていたデータの冊子だ。
他にも、キャンディやグミについて来そうなクマのシールだったり、不思議な液体で満たされた瓶がある。
それを横に広げないようにしながら、モリモリと整頓しているのが彼…いや、彼女である。

「あっ、このキーホルダーこっちにあったのねン。見つからないわけだわァ」

教材プリントを見ては、懐かしそうに眼を細めたりしている。

ご案内:「職員室」にリビドーさんが現れました。
白泉椿丸 > 治癒力を上昇させる薬。これは生徒ちゃん達は怪我も多いだろうからって、初めの頃に実習を開いたヤツねン。
解熱を促す薬。コレ、風邪に効いたりする方じゃないわよん。
魔術や異能で脳がオーバーヒートを起こした際に、治療の手助けをするための補助薬。
どっちかっていうと、そうね、保健の人達に重宝してもらったっけ…。
アタシが留守にしてた間にも色んな事が起きてたのだろうしィ。
ンン~!比較的扱いの楽な治療薬から教鞭をとり直すべきかしら!

口をわずかにすぼめたり、掘り起こされた記憶に懐かしさを覚えてしなったりする。

リビドー > 「おや」

 うず高く積まれた箱と人物へと視線を移す。
 分かりやすい程のまとまった荷物だ。何をしているのだろうか?
 興味を持ち、其処へと近づく。

「こんにちは。確か、白泉先生だったかな?
 ちょっとした荷物と言った体だが、どうしたんだい。」
 

白泉椿丸 > 「こんにちはァ、ええと――」

昨晩に読み直した教員名簿を思い出す。
この小柄で綺麗なオッドアイをした人は、そう、

「リビドー先生かしらン!ええ、白泉椿丸よォ。
 アタシ、資材集めのためにしばらく休暇を頂いててェ、ちょっと空けてたのよン」

そう言って椿丸が見せたのは、魔女薬科と書かれた教材プリントだ。
薬名と効果、使用材料にまつわる歴史を短くのせた一枚を、リビドーへ見せる。
かなり体格差があるのを認識してか、僅かに肩を縮こませていた。

ヤダ、こんな先生いらっしゃったのね!
つやつやした綺麗な髪……ショートでぱっつりまとめたサイドがプリティじゃないのン!

リビドー > 「成程。おかえりなさいとでも言っておこうか。」

 目の前の教師であるを白泉を見上げて、軽く格好つけるよう快く笑みを浮かべてみせる。
 ――大凡40㎝弱。靴や姿勢を加味しても、ボクより35cm以上は高い。

「ああ。リビドー先生だ。
 白泉椿丸先生だな、しっかり覚えておこう。いや、忘れはしないな。……ふむ。」

 傍からみれば教師と生徒と見紛う程の差異。
 リビドー自身もそこそこ身体はつくってあるものの、40㎝弱ものの差のインパクトには誤差として紛れる。
 
「魔女薬学。成程、良いじゃないか。
 現代の合成薬品とは違った好さがある。併記された歴史も良い。
 とは言えやはり、歴史そのものも薬効を引き出すには欠かせないものなのかな?」

白泉椿丸 > 「ウフフ、嬉しい言葉ねン。ただいま!」

ニコニコしながらそう返して、
リビドーの笑みにはヤダァーイケメーンと手をパチパチ叩く。
プリントごとはしゃいでしまったので、慌ててプリントがしわになってないかを確かめた。

「そうねン、歴史を知ったからと言って薬効の効き目が左右されるわけじゃないわン。
 どちらかというと、他の勉学にも眼を向けてもらうための一文ってトコかしらァ。
 薬に使う植物や魔法生物の一部、道具の成り立ち…。
 そう言ったステキな一面を知ったら、生徒の刺激になるんじゃないかって!」

もちろんお薬の事だって、もっと興味を持ってもらうのが一番よン?と可愛らしくクネる。

「せっかく、たくさんの知恵が集まる学園に身を置くのだもの~。
 教師としては、生徒に与えられる選択肢はいっぱい用意してアゲたいじゃなァい?」