2016/07/22 のログ
ご案内:「食堂」に真乃 真さんが現れました。
■真乃 真 > お昼時は既に終わり生徒の数も少なくなって来た食堂。
一人の男が椅子に座り真剣そうな顔でクリーム白玉ぜんざい(400円)を食べながらバイトの求人情報をまとめた冊子を見つめていた。
「何か良いバイトないかな…。」
この時期は夏季休暇に向けて様々な部活や商店がアルバイトの求人を出している。
休暇中だけの短期のものからこれを機にずっと働いてもらおうというものまで。
ちなみに、真乃真が探しているのは前者である。
ひとつのバイトに留まるつもりはない!
ご案内:「食堂」に龍宮 銀さんが現れました。
■龍宮 銀 > (昼の見回りを終えて、遅めの昼食。
今日のメニューは冷やしうどんである。
大きめの丼にたっぷり三玉の白い麺が、冷たい汁に泳いでいる。
自身の体格もあって、端から見ればかなり不釣合いな量に見えるだろう。)
空いている席を探して歩いていると、バイトと言う声が聞こえた。
何の気なしにそちらを見たところ、彼の食べているものが目に入った。
最近なんとなく買ってしまうおしるこコーラの複雑な味を思い出し、なんとも言葉に出来ない顔。)
■真乃 真 > ペラペラとページを捲り驚くほどに給料が良いところでは手を止めて見てみたりするが。
『水系統の魔術を使える人に限ります。』とか『魔道具の制御が得意な方!』とか
高い給料の裏には限定的な条件が付いてたりした。なんだろう『ダークマターを作れる異能、もしくは魔術を使える方募集』って…。
「僕でも出来そうで、出来たら給料も良くて、困ってそうなところとかないかな…。」
三つ目の条件が少しかおかしい気もするけれど、いや、困ってなければ応募しないのでは?
ならば三つめはオートでクリアだ!
そんな事で何か一つ障害を乗り越えた気分になっていると。
見慣れた制服、いや、見慣れていた風紀の制服を身に纏う女子に気が付いた。
確か見たことあるあの子名前は…。
「おっと、龍宮さんじゃあないか!この時間にご飯ってことは昼の見回りが終わったところだね!
最近調子どうだい!?」
席から立ちあがりうどんを運ぶ少女に向かって声をかけた。
男の首に巻かれた異様に長いタオルが風もないのに揺れている。
■龍宮 銀 > (声をかけられて初めて彼の顔に目が行った。
首に巻かれたマフラー、どこか芝居がかったような口調。)
真乃先輩。
生きてたんですか。
(元風紀委員の先輩だった。
風紀委員を辞めたと聞いてはいたが、その後の動向についてはあまり聞いていない。
風の噂でヒーローを始めた、なんて聞いたのだけれど、街中でもさっぱり出会わないものだから、てっきり死んだものかと――とは思っては居なかったけれど。
うどんを持って彼の対面へと歩み寄りながら声をかける。)
■真乃 真 > 「生きてたよ!元気じゃない日が無いくらいには元気だったよ!」
風紀委員を辞めてからは大きな怪我も三回くらいしかしてないしとても元気である。
…確かに全然会ってなかったけれども!
「龍宮さんも、…あんまり変わってないみたいだね!」
うんうんと頷きながら言う。
話す感じとかは大きく変わっていないように感じる。
「まあ、立ち話もなんだから食べながら話そうぜ!」
目の前に広げていた冊子を自分の方に寄せてスペースを開けながら言う。
■龍宮 銀 > それは良かったです。
真乃先輩に元気がない日なんて無いんじゃないかとは思いますけど。
(そんな日が来たら槍でも降ってくるのではないか、と言うのが自身の彼に対する印象だ。
そう思うぐらい元気なところしか見ていない。)
真乃先輩が辞めてからまだ一年弱しか経ってませんから。そうそう変わらないですよ。
(特に変わるような切欠もないし、ならば変わる必要もない。
昨日も今日も明日も変わらず校則絶対主義の風紀委員だ。)
はぁ。
私は構わないですけれど、アルバイトを探していたのでは。
(バイトとかなんとか言っていたのを聞いている。
しかしせっかく空けてもらったスペースだ、ありがたく使わせていただこう。
うどんを乗せたお盆を置いて、座る。)
■真乃 真 > 「そうだったっけ?そうだった気もするな!」
確かに風邪とか引いた記憶は…。
無い!真乃真は風邪をひかない!
「一年って意外と長いからね!三日は流石に早いけど3か月もあれば全然変わる人もいるからさ!」
後輩の変わらない様子に安心する。
もし、急に不良とかになられでもしたらどう反応すればいいのだろう…。
「そう!そうなんだよ龍宮さん!バイトだよ!アルバイト!何事にも先立つ物が必要だろう?
…何かお勧めのアルバイトとかないかい?」
■龍宮 銀 > ――。
(何も言わずに先輩の顔を見つめる。
もしかしなくてもこの先輩はバカなのではと思っていても、それを口に出す事はしない。
龍宮銀は礼儀をわきまえた後輩なのだ。
先輩に向かって「なんとかは風邪引かないですからね」なんて、絶対に言わない。
顔には出すけど。)
――そうですね、変わるときはすぐですから。
(思い出すのは二年前以前の生活。
あまり思い出したいものではないが、こうして食事しながらお喋りなんて、その時は考えられなかった。
しんみりしだした思考を頭の隅に追いやって、手を合わせる。
いただきます。)
――んぐ。
私はそんなにお金に困ってませんし。
申し訳ありませんがその手の情報は持ってないです。
(口の中のうどんを飲み込んで、申し訳なくなさそうに告げる)
■真乃 真 > 「うん?僕の顔に何かついてるかい?クリーム?」
後輩の明らかに何かを訴えかけてくる表情を見てハッとして
手で口のあたりを拭う。うん、これで大丈夫だ。
「ああ、でも僕、龍宮さんの超真面目なところ嫌いじゃないよ!
やっぱり、風紀委員はそれぐらい真面目な人の方がいいよね!」
小さな校則違反でも見逃さない姿勢については嫌いではない。
真乃真、自身は人を助ける為ならと割と校則を気にしないタイプだけども!
「やっぱりか…ううん問題ないよ!これだけ冊子があるんだ僕に出来る仕事の100や200!
意外と僕は器用な方だしね!どんな仕事でもやって見せる!」
白玉を食べつくしクリームぜんざいになったそれをスプーンですくいもう片方の手で冊子を軽く叩きながら言う。
実際100や200で効かないから迷うのである。
■龍宮 銀 > ――いえ、何も。
(アホが張り付いています、と言おうとしてやめた。
仮にもこの人は先輩だ。
アホなんて言ってはいけない。
ついでにホントにクリームが付いているけど拭ったほうとは反対側だ、と言うことも黙っておく。)
それはどうもありがとうございます。
でも一般生徒の規範となるべき風紀委員である生徒は真面目でなければならないとは思いますが。
(真面目と言われた事については素直にお礼を言っておく。
しかし超真面目どころか、超のほかにクソと融通のきかないが付くほどの真面目な自分としては、一般的な風紀委員ですらまだ生ぬるいなんて考えていたりする。)
――それだけあったら適当に鉛筆でも転がして選べばいいのでは。
(悩むぐらいなら運に任せてしまえばいいのでは、と思わなくもない。
適当な意見を述べて、うどんを啜る。)
■真乃 真 > 「そう?先輩だからって遠慮しなくてもいいからね!」
笑いながらそう言うが実際にアホがはりついてますとか言われたら酷くショックを受けるだろう。
ちなみにもう片方のクリームには一切気が付かない。
「うんうん、そんな風な真面目な人たちがいるから僕も安心して人助けに励めるってもんだよ!」
風紀委員にいた方がより多くの人を助けられていただろうのにも関わらず
真は風紀委員をやめてまで一人で人助けをしているのだ。
「君!ほんとに校則と仕事以外には適当だな!?」
まあ、やってみるけれども!
近くに置いてあったカバンに入っていたカバンから鉛筆を取り出してそれに数字を割り振って!
転がしてみる。出た目は3!3である!
ちなみに目に対応するバイトはまだ決めていない!
■龍宮 銀 > じゃあ遠慮なく言いますが、先輩の喋らなければ割とイケメンな顔にアホとクリームが張り付いてます。
(言った。
だって遠慮しなくてもいいと言われたんだもの。
許可が出たならそりゃ言う。)
人助けは構いませんが、校則は守ってくださいね。
元風紀委員が校則違反を繰り返している、と言う噂が立つと一般生徒への示しが付きませんから。
(ずぞぞー、とうどんを吸い込み、もぐもぐしながら釘を刺しておく。
もう辞めたと言っても、人によっては同一視してくる人も居るかもしれない。)
――確かに鉛筆転がして、とは言いましたが。
どの目が出たらどのバイトにするかを決める前に鉛筆転がして一体何を決めようって言うんですか。
アホが顔に張り付いてるんじゃなくてアホで出来てるんですか。
(ジト目。
何がしたいんだろうこの人は、と言う心の声を視線に乗せて、うどんを食う。)
■真乃 真 > 「アホとクリームが…。…クリームはこれでとれたと思うけど…。
喋らなければ!喋らなければアホもとれるのかい!?」
椅子に座ったままで無駄にカッコいいポーズを取り無言で固まる。
アホは付いてるままかもしれない。増えてるかもしれない。
「肝に銘じておくよ!でも、風紀委員だからって理由で特別に許されたりするのは僕はあまり好きじゃあないからね…。
まあ結局!破らなければ何の問題も無いんだけどね!」
行動が行き過ぎた風紀委員はあまり好きではない。
逮捕も再教育も可能な限り最低限の傷で抑えるべきだと思う。
風紀の正義を傘にしてやりすぎる風紀委員は特に好きじゃない!
まあ!みんな校則を守ればいい話ではある!
「おっと、本当に全く遠慮がないな視線にも!まるでアホだけで出来た塊を見る目だぜそれは!!
でもきっと他にも色々入っていると思うぜ!カッコよさとか!あとは…今食べた白玉とか!
だからその目は駄目だ!人に向けていい目ではないからね!本当にやめて!」
いちいち立ち上がって無駄にカッコいいポーズを決める。
アホ100パーセントで間違いはないのかもしれない。
「それにほら!この三ページ目に書いてある場所が僕の天職だ!」
海の写真と学生を夏のバイトへいざなうメッセージが書かれたページには
バイトの求人は記されていない。
「…これは……つまり海ではたらけっていう事なのさ!」
力強くそう宣言した。無駄にカッコいいポーズは維持したままで。
■龍宮 銀 > あーはい取れました。
アホが顔から取れましたけど今度は全身に張り付いてます。
(かっこいいポーズは余計だと思う。
ヒーローやってるとは聞いていたけれど、まさかいつもこんな感じなのだろうか。)
風紀委員だからって校則は校則ですよ。
むしろ風紀委員だからこそ一般性とより厳格に守るべきだと私は考えてます。
真乃先輩の言うとおり破らないのが一番なんですけどね。
(風紀委員だから何をしても良い、なんて考えている輩はたまに居る。
そんな輩にはみっちりお説教と再教育を施すわけだが、そもそもそんなことをする必要が無いのが一番いいのだ。)
アホだけで出来てるとは言ってませんよって言うかなんですか白玉で出来てるってもちもちしてるんですか。
(かっこいいポーズの先輩をスルーしてうどんの汁を飲む。
麺はほぼ残っておらず、完食も近い。)
あぁ、海といえば海の家がありましたね。
おしるこコーラもありますし、良いんじゃないですか。
(もうじき夏休みも始まる。
メジャーなバイトなだけに応募者も多そうだが、シーズンと言う事で人手はいくらあっても足りないだろう。)
■真乃 真 > 「まあ、顔からとれたのなら多少は問題ないだろう!」
これで一安心とばかりに額をぬぐう。
「ああ、その通りだと僕も思う。!
まあ、どこまでいっても所詮生徒だからね!」
どこまで行ってもルールの内にある生徒である事には変わらない。
だからこそ守られている。
「甘くて!白くて(タオルが)!もちもちして…はないかな。
うーん、どうやらもちもち感はどこかに失われてしまったみたいだ…。」
真乃真を構成する要素にはなりえなかった。
「おしるこコーラ…海の家であれは…。
あれ、ホットの方は結構嫌いじゃないんだけど海の家で飲むものではないしね!
確かに夏の方がコーラ感が上ではあるのだけどどうしてもおしるこの甘さが
強すぎてのみにくいよね…。そうそうあれって夏と冬で味が違うんだよ!
それと、あれにバニラアイス入れるとかなり美味しいんだよ!!
コーラフロートみたいな!クリームぜんざいみたいな!」
と、話すぎてしまった…。
まさかこんなところでおしるこコーラの話が出るとは。さては風紀委員内で流行らせているのかもしれない。
「でも、実際海の家は良いかもしれないね!
よし!善は急げというからね僕は早速向かおうと思う!」
冊子を片づけて、クリームぜんざいも片づけて空いた容器を持って人の少ない食堂を行く。
「それじゃあね!龍宮さん!まだまだ暑くなるけど体には気を付けなよ!」
最後に一言言い残して男は速足で食堂を後にするのだった。
ご案内:「食堂」から真乃 真さんが去りました。
■龍宮 銀 > 真乃先輩的にはそれは問題ないんですか……。
(問題ないのならば良いのだけれど、とても問題ないようには思えない。
呆れたように見上げる。)
そうです。
それに風紀委員は生徒の規範となるべきです。
その風紀委員が校則を守らなければ、一般生徒が守ってくれるはずがないですから。
(だからこそルールは厳格に守るべきなのだ。
自分達がルールを守る事で、ひいては一般生徒を守る事に繋がると考えている。)
いや流石に冗談なんですけど。
失われたって、元はもちもちしてたみたいな言い方やめてくださいよ。
(冗談で言ったことをまともに取られるとは思っても居なかった。
もちもちしている先輩を想像して、複雑な気分に。)
――なんですか、風紀委員ってのはおしるこコーラを好きにならねばならないって言う規則でもあるんですか。
と言うかなんでみんなおしることコーラを混ぜるって言う発想に疑問を抱かないんですか私がおかしいんですか風紀委員は変人ばっかりですか!
(思わぬおしるこコーラ愛飲者を見付けてしまってついテンションが上がってしまう。
テンションと言っても同好の士を見つけたとかいうアレではなく、叫ばないとやってられない的なアレである。)
なんにしても、バイトが決まってよかったですね。
頑張ってください、機会があれば寄って行きます。
――先輩もお気をつけて。
(行動の早い先輩へ一礼し、その後姿を見送る。
自分もうどんの汁をさっさと飲み干し、食器を返却棚へ。
帰りにロビーの自販機でおしるこコーラをデザート代わりに購入。
なんだかんだではまってしまっている自分に気付いて溜息をついたとか何とか。)
ご案内:「食堂」から龍宮 銀さんが去りました。