2016/10/10 のログ
ご案内:「ロビー」に寄月 秋輝さんが現れました。
寄月 秋輝 >  
講義として発表する予定の資料の提出を終え、ようやく肩の荷が下りた。
昨晩ゆっくり寝たのも含め、ずいぶんと気分がすっきりしたものだ。

「飛び級卒業も確定、これで資料も出したし……
 単位と出席は卒業分足りてるし、あとやることは……」

もらった資料をめくる。
教師としての推薦をもらっている以上は問題ない。
こんな学園だからか、教育実習は不要らしい。

寄月 秋輝 >  
ということで、目下本気で困っているのが。

「……あとは、飛び級の卒業生と……
 学園を卒業しつつ、教師になった人に話を聞ければ……」

というところである。
飛び級からして件数が少なく、それらの手続きで教師の手間がかかる。
となれば自分で調べて、どうすべきかを考えなければならない。
研究所の推薦があるとはいえ、実際に教師になるのは自分自身だ。
やることは一向に減らない。
減るのは睡眠時間だけだ。

寄月 秋輝 >  
いくつかの申請書類を鞄に詰め、足を外へ向ける。
もう受ける講義は無いのだ。
今後学校に来るのは、こうして教師になる準備が必要なときだけだろう。

今は三年生、しかし実際に通ったのは二年だけ。
けれど少しだけ名残惜しい感覚。
後ろ髪を引かれながらも、ここを後にした。

ご案内:「ロビー」から寄月 秋輝さんが去りました。