2016/11/11 のログ
ご案内:「屋上」に東雲七生さんが現れました。
■東雲七生 > 一度常世祭の様子を高い所から見てみよう。
そう思い立った七生は、早速その日の放課後に屋上を訪れていた。
2日続けて学生通りの出店食べ歩きツアーを単独敢行した所為で若干胃がもたれているきらいがある。
秋の風に吹かれて、少し気分転換も兼ねるつもりで七生はベンチに腰掛けた。
「ふー……ちょっと寒いくらいだなあ。」
空っ風が時折強く吹き抜けていく。
思わず身震いしてしまうのに、冬がすぐ近くまで来ているのを感じた。
■東雲七生 > 「どれ、下界の様子は……と。」
少し寛いでから、ベンチの上に膝立ちになって背後を振り返る。
眼下に広がる学生街はあちらこちらに人だかりが出来ており、日頃とは異なる装飾もされていた。
昨日一昨日とあの場所にいた七生は、なるほど俯瞰するとこう見えてたのかと一人感心する。
ひゅう、と冷たい風が吹き抜け、小さく身震いをしつつ七生は面白そうに常世祭りの様子を見下ろしていた。
やはり高い所から見下ろすと言うのは、普段味わえない分小気味よい。