2017/07/07 のログ
ご案内:「屋上」に筑波 察さんが現れました。
■筑波 察 > 午後の屋上、太陽も頭の上からやや西に傾き始めた頃。
まるで"そういう風"を演出するように置かれたベンチに腰を下ろし、ぼーっと遠くを眺める。
連日の雨を挽回するかのように晴れ渡った空。
屋上は嫌でも気温が上がり、真夏ほどではないにしろ快適とは言い難い環境だ。
「昼寝をするにはちょっと暑いかなぁ」
誰に話しかけるわけでもない、独り言。
今は授業をしている時間で、自分はもう講義を終わらせてしまった身。
端的にいえば退屈なのだ。購買で購入した紙パックのココア。
それにストローを突き刺して、2,3口飲む。
ご案内:「屋上」に柊 真白さんが現れました。
■柊 真白 >
(次の講義まで時間が空いた。
一旦家に戻るほどの時間はないし、とはいえ何か済ませておく用事があるわけでもない。
となればどこかで暇を潰すほかなく、特に何も考えず屋上へ向かう。
重い扉を開ければ、当然西日がガッツリ降り注いでいて、暑い。
わずかに眉を寄せ、やはり図書室にでもと思ったのだが、ベンチに座る先客が視界に入った。)
――。
(知り合いではない。
が、あちらもこちらに気づいているだろうし、ならばこのまま扉を閉めるのもなんだか失礼な気がして。
若干の後悔を押し込めて足を踏み出し、後ろ手で扉を閉めた。)
■筑波 察 > ーーガ…チャン
と金属製の扉がワンテンポ置いてゆっくりと音を立てたのを耳にすると、首だけで振り向くようにそちらに視線を移す。
視界に入ったのは小柄で真っ白な女の子だ。無数にいる生徒の一人、当然話をしたことはない。
そのまま視線を元通り遠くに移すも、思い出したように周囲を見やる。
今自分は屋上に一つしかないベンチの真ん中に居座り、さらに隣に荷物を置いていた。
実質二人分のスペースを占領していることになる。
「ごめんごめん、一人でこんなに贅沢にスペースを使ってたら座れないね」
相手が変えることなく屋上にいるのを見れば少し申し訳なさそうに鞄を足元に下ろして、
ベンチの端っこに詰める>
■柊 真白 >
(暑い。
自分は吸血種であって吸血鬼ではないから、日光に弱いということはない。
が、人より色が白いという意味で日光に弱いのだ。
肌の露出は少ないしそこまで日差しが強いわけではないけれど、それでも暑いものは暑い。)
別に構わない。
(とはいえ空けてくれたのならば遠慮なく座ろう。
近寄っていって、ベンチの反対側に腰を下ろした。)
――あなたも、暇?
(座るところを空けてもらった以上、黙っているのも悪いだろう。
世間話は得意ではないが、とりあえず話題を提供。)
■筑波 察 > なんとなく、気が強いとというか、プライドが高いというか、強い子なんだろうな。
そんな印象を最初に持った。まだまだ元気な太陽は遠慮なく光を提供してくる。
「まぁ、暇だね。今日の授業は全部終わっちゃったし」
暇なのかと問われると、少し考えて暇だと答える。
「その感じだと君も暇なんだろうね。
でもわざわざこんなに暑いところに足を運ぶなんて、涼しい場所ほかに合ったんじゃない?」
自分のことはとりあえず棚に上げて、相手に質問を返す。>
■柊 真白 >
そう。
(どうやら相手も暇らしい。
暇でなければこんなところでぼんやりなどしていないだろう。)
私はまだ授業が残ってる。
でも、時間あるから。
――晴れてるの、忘れてた。
あなたこそ、何故屋上。
(自身が置かれた状況をシンプルに説明。
今日はずっと室内にいたので、外の気温の高さを忘れていた。
教室棟は空調が効いているのでなおさら。
暑いところに、というのであれば、彼だってそうだ。)
■筑波 察 > 「じゃあ空きコマなのか。
……確かにここ最近は雨や曇りだったからねぇ」
"晴れていることを忘れていた"という相手にふふっと軽く笑いがこぼれる。
案外抜けているところがあるようだ。
「僕は別に暑いの平気だしね。暑い寒いには昔から強いんだ。
いざとなったら能力でいくらでも涼しくできるし」
暑いところにいるのはお互いだと指摘されると、確かに。と言って理由を述べる。
でも暑さに強いというのは屋上にいる理由としては弱いだろう。
「ぶっちゃけると静かだからね。図書館とかでもいいんだけど、なんか息苦しいって言うか。
せっかく晴れてるし外に出てみようかなぁなんて」>
■柊 真白 >
雨が振ると湿気が多いけど、晴れても暑くて困る。
(正直この季節は嫌いだ。
その代わり、というわけではないが、寒さには強いので冬の方が良い。)
それは便利。
是非涼しくしてもらいたい。
(能力で何とかできるのならば、今してほしい。
自分にはどうにも出来ないので、それはとても羨ましいものだ。)
それは邪魔をした。
ごめん。
(とは言えここから立ち去るつもりはない。
と言うか動くのが面倒なほどに暑い。)
■筑波 察 > 「そんなこと言ったら外に出られないじゃないか。
じゃあちょっと失礼して」
なんともわがままに受け取れる発言に笑うと、涼しくしてほしいと頼まれる。
すると相手の白いワンピースの端っこに軽く手を触れる。
そして"空気分子の二乗平均速度を9/10に"とつぶやくと、
ワンピースの中の空気が数℃下がるだろう。
「いやいや、別に人と話すのは好きだから気にしなくっていいよ」>
■柊 真白 >
別に外に出たくないわけじゃない。
暑いのもじめじめするのも嫌いなだけ。
(十分にわがままな答え。
嫌いとは言え、こうして屋上にいるぐらいには平気だが。)
――。
本当にしてくれるとは思わなかった。
ありがとう。
(彼が服に触れて何事かつぶやくと、途端に涼しくなった。
半ば冗談のつもりで言った言葉だったのだが、涼しくしてくれた彼に礼を。
日差しは暑いが、気にならなくなった。)
そう。
私と話してて、楽しいの?
(正直会話は得意なほうではない。
受け答えも丁寧ではないし、話していてつまらないタイプだと言われたこともある。)
■筑波 察 > 「そりゃこの島にいる限り難しい話だ。
そしてそれを一般に"出歩きたくない"っていうんだと思うよ。
え、だって本当に暑そうだったからね。20分くらいで切れるよ」
やっぱりこの子は少し気が強い。そして少しわがままだ。
とほほえましく感じる。そして若干の驚きを見せる相手に首をかしげて。
「そんなこと聞かれても"楽しくない"ってはっきり言うのはなかなか難しくないかな?
心が舞うほどに楽しくはないけど、だからって別につまらないとも思ってないよ?」
ずいぶん妙なことを聞くもんだ。そう思いながら受け答えをする。
つまらないと思ってはいないが、何かそう思わせることをしただろうか?と思考を巡らせるも、
思い当たる節がなくて少し困ったようにして>
■柊 真白 >
――出たくないわけじゃない。
学校も仕事もある。
こうして出てきてるし。
(眉間に小さな皺を作ってもう一度。
何が何でも認めようとしない構えである。)
大抵の人は私と話すと困った顔をする。
私自身、人と話すのは得意じゃない自覚もある。
――変な人。
(自分と話してつまらなくはない、と言った人物は何人目か。
少なくともこの島で出会った者では、数えるほどしかいない。
彼の評価をぼそりとつぶやく。)
■筑波 察 > 「学校も仕事も、ねえ。でも学校も仕事もなかったら、
つまり理由がなかったら、外に出ることはないわけでしょう?
スタンダードは室内。外にいることは想定していない、でしょう?」
頑固な態度が表面に現れた相手を、少しからかうようにしてニコニコする。
言葉を続ける。もしこれで怒ってしまったら謝るつもりだが。
「確かに今の僕も困った顔をしていたかもしれないね。
でも"自分と話していて楽しいか?"って聞かれたら、普通はこんな顔をすると思うよ?」
そんなことを言った後に続けて"でもつまらなくて困った顔をしたわけじゃないしなぁ"
と言って、再び困った顔をする。もちろんこれは冗談のつもりで。
「変な人とは失礼な。そんなこと今まであまり言われたことないよ?」>
■柊 真白 >
暑くなければ出る。
(あくまで嫌いなのは暑いことだと主張。
怒ることはないが、眉間の皺は刻まれたまま。)
時間は限られている。
つまらないことに時間を使わせるわけにはいかない。
こういうことは直接聞くのが一番早い。
(自分でもこういうところが良くないのだとはわかっている。
しかしそういうことをはっきりさせないと気がすまない性質なのだ。
申し訳ないとは思う。)
こういうことを聞いてまっすぐ返す人はいなかった。
それにあんまりないってことは、多少はあったってこと。
違う?
■筑波 察 > 「やっぱり君は気が強いねぇ。
そして相手を気遣っているのかわがままなのかとても微妙なラインを行く。
いちいち確認する必要はないんじゃないかな?
つまらないと思ったら勝手に離れていくだろうし、
それに関して君が気負うっていうのはなんだか損をしてるよ。
だって君自身、この話題を振って楽しいと思えたこと、あるかい?」
決して悪いことだと言っているのではない。
でもどうせお話をするなら、楽しく話したいし、
相手との距離感を調節するのもまた会話をする上での醍醐味だと思うから。
「疑問、質問には答えがなければならない。
昔からそう思ってる節が少なからずあってね。
下手にごまかしたって君、察しちゃいそうだし。
全くないって言ったらそりゃ嘘だよ。
僕のことをどう評価するかは相手の感性次第だからね?
でもその感性には大抵傾向があるし、その傾向の中で変な人って評価は珍しいんだよ」
とても回りくどいが、大事なことだ。
相手に譲れないぶぶんがあるように、ここら辺は譲れない>
■柊 真白 >
強くない。
(意地っ張りである。)
特に。
聞いてつまらないと言うなら時間を無駄にしなくてすむし、そうじゃないならそれで良い。
その方が合理的。
貴方はそうじゃないでしょう?
じゃあ、それでいい。
(今話している人物――今なら彼だ――がつまらないわけではないとわかれば良い。
あくまで合理的な判断の元でその話題を選んでいるのだと。
そんな話題をぶつけられる者は大変だろうけど。)
そういう意味なら私は変。
だから、そんな私と話そうとするあなたも変だと思う。
そういう意味で、変だと言った。
――話、回りくどくて長いし。
(最後に思い出したように付け加える。
とてもわかりにくいが、自身なりの冗談だ。)
■筑波 察 > 「ふむぅ……
何と言うか、女心はわからないねぇ。
合理的というか、バラン栄養食を食べている感覚だよ。
不味いわけじゃないけど、料理ほどの楽しみがあるわけでもない」
味気ない、遠回りにそういっているのである。
でもこの島には世界中はおろか異世界の存在までいる。
選択肢があり過ぎるこの島にいるなら、
それくらい味気ない方がむしろいいと思える時があるかもしれない。
「そうだね、僕が今まで話してきた人の傾向に照らし合わせるなら、
君は少し変な子かもしれないね。
僕は食わず嫌いしないってだけさ。僕にだって苦手な人はいる。
でも初対面で苦手かどうかを判断するのは難しいでしょう?」
"回りくどいのは、よく言われる"取ってつけたような冗談を聞いて、
クスクスと笑う。そういう意味では、目の前にいる子はおかしな子ではないのだ>
■柊 真白 >
「女心」とは少し違うと思う。
――食事はおいしい方が良いというのは、同感。
(確かに食事と言うのは栄養補給だ。
だからって、味がないものを食べてもつまらない。
そう言うことはわかる、わかるのだけれど。)
確かに食わず嫌いはよくない。
納豆を最初に食べた人は尊敬に値すると思う。
――実際に食べてみてどう思ったのか、聞かせてほしい。
(少しずれた感想。
そうして、話してみてどう思ったのかと、じいと目を見て聞いてみる。)
■筑波 察 > 「女心を持つにはまだ早かったかな?
何を食べるかは自由だけどね。
それしか食べたことがないなら、またそれも仕方がない」
背が小さいからといって幼いとみるのは大変な失礼だろう。
冗談で言ったつもりだ。ここまで話していて、
冗談が通じないようなつまらない人ではないと思ったから。
「でも初めてのものを食べるには勇気が必要だ。
食べてみてどう思ったかって……そりゃまた誤解されるような言い方だ。
さっきも言った通りさ。心が舞うほどじゃないけど、楽しいよ?」
楽しい。今度はハッキリそういってみせた。"つまらなくない"のではなく、
楽しいのといったのだ。いった本人はそこまで考えていないが>