2017/07/17 のログ
飛鷹与一 > 「…んー、一応仕事と割り切ってますので。給料も出ますしね。…まぁ、人助けの一助にもなりますし」

と、現実的な割り切った思考を語りながらも、お人よしでもある一面が言葉に出ているかもしれない。
夢見がちでもなく、かといって現実主義でもない。程々といった感じだろうか。
ちなみに、今は完全オフ状態だから彼が何かしでかしても、多分笑って見逃すだろう。
むしろ、後始末の手伝いくらいはするのが少年だ。オン・オフはきっちり分けるタイプ。

「ですよね…筑波君は…多分、俺と同じ年齢かな?って気はしますけど」

見た目で判断は通用しないのがこの島だが、彼は何か実年齢も同じくらいな気がする。何となくだが。

「…うーん、学年に関しては形骸化してる気がしないでもないですね。
実際、飛び級したりしてる生徒もかなり多いみたいですし…。
多分、何かしらの有用性?はあるんでしょうが、俺は少なくともいまいちわからないですね」

彼の言う事はもっともだ。何か理由がある、としても少年には察しが付かない。
とはいえ、問いかけに困った様子は無く律儀に答える辺り、性格が滲み出てるかもしれず。

「えーと、世話になってる友人兼師匠的な人なら一人居ますよ?
その人以外だと、まぁ偶に会うかどうか…一期一会に近いかもしれないです」

人当たりは悪くないが、積極的に友人を増やす事も無い。流れのままにというスタンスだ。

筑波 察 > 「君の人生の中では聞き飽きたかもしれないけど、真面目だねぇ。
もし君が普通の人間と同じ尺の寿命を持っていて、飛び級も留年もしていないなら同い年かな」

(同じ尺の寿命。そう、この島では寿命の桁が違うなんてこともざらだ。
そして彼の受け答えを聞いて、何度目かの真面目という言葉を使った。
ここでいう真面目というのは単純に仕事バカという意味ではない。
それなりに融通が利きそうな人、という意味だ。
本当に真面目な人間は堅物ではなくて、自分の裁量を持っている人)

「友人で、師匠。いいねぇ。その感じだと大事にされているみたいだ。
正直君はつまらない。受け答えが模範解答だ。
それでも世話を焼いてくれるんだ、大事にされている」

(いきなり何を言うかと思えば、大変に失礼な発言。
でも、これは彼、与一に抱いた最初の印象だ>

飛鷹与一 > 「あはは、実際よく言われます。馬鹿やったり羽目を外したりしたくない訳ではないんですけどねぇ。
何というか、アレです…肩の力を抜く?というのが上手く出来なくて。
かといって、それでストレスが溜まって…とかもあまりないんですよね。」

真面目ではあるが決して器用な生き方は出来ない。が、世間一般に溶け込んで無難にやっていける。
彼の言葉に、「そうなると矢張り同い年ですかね。俺は人間ですし留年も飛び級もしてないので」と、答えて笑う。

「うん、つまらない人間かもしれませんね。けど、それが俺ですから。
馬鹿でも生真面目でも気紛れでも、貫き通せばそれは個性みたいなもんです。
むしろ、筑波君みたいにハッキリ「つまらない」と言って貰えると有難いかも。
まぁ、その友人兼師匠には君は面白い、と筑波君とは逆の事を言われた事もありますが…」

と、気分を害するどころか微笑んでそう答える。彼の印象ではつまらない人間かもしれない。
だが、否定する事でもないし今から面白い人間になるつもりもない。
とはいえ、ハッキリ物申してくれるのはアドバイスみたいで助かる。なので少年の中では彼は好印象だ。

筑波 察 > 「そうやってはっきりと"これが自分だ"って言えるなら、つまらなくてもいいさ。
僕なんかは変な奴だとか、お前なんて嫌いだって言われたりすることも間々あるけどねぇ?
自分がこれでいいと思えるならいいと思うんだ。
それに君に対する評価は"相手から見た"評価だからね、
全員が君のことをつまらないと思っているわけじゃない。
現に君を面白いという人もいるんでしょう?」

(何よりも、ほかの人とは違った角度で自分を見てくれる人には、
何かしら特別な思いが生まれるものだ)

「案外その面白いって言ってくれる師匠、
もとい友人のことが好きだったりするんじゃないかい?」

(ちょっとからかうように言ってみる。
その友人とやらが男か女かなんてまったくもって知らないけど、
この言葉に対する返答によっては面白いものが見れそうだ>

飛鷹与一 > 「でも、筑波君も「変な奴」とか「お前は嫌い」だと”言われた程度で”自分を曲げるつもりはないでしょう?
と、いうか形は違うかもですけど筑波君は…うーん、失礼かもだけど俺と少し似通ってる気はします。
まぁ、人様の細かい評価をいちいち気にしてたら身が持たないのもありますが」

自己分析すれば、同じ生真面目タイプからの印象は悪くない、と思う。
ただ、自由人な人間からは割りとつまらない評価をされがちだとは思う。
とはいえ、それだけだ。改めるべきは改めるが、自分を大きく変える事は無い。

「…え?…あー「好き」なのは間違いないかなぁ。ただ、ありがちな恋愛かどうかは分かりません」

彼の意図に反するかもだが、割と冷静にそう答える。実際恋愛感情があるかどうかは謎だ。
無自覚だがあるかもしれないし、本当にそういう感情は無いかもしれない。
と、いうよりそういうのすっ飛ばしてヤる事をヤってしまっている。
ある意味でこれこそ飛び級みたいなものだ。流石にそこは口には出さないが。

筑波 察 > 「あはは、まぁ言われたくらいで凹むくらいヤワじゃない。
殺しにかかってきた相手に半分凍った状態で道案内を頼むくらいには図太いよ。
それと、自分と似ていると思うことを相手に失礼だって感じるのはやめよう。
言われた側はフォローしなきゃいけないからね。
僕にはそういう器用なことが出来ない。君が落ち込むだけだ」

(似ているかもしれない。そういわれるとままなんともうれしい気分になる。
本島にいた頃の同情とも違った、同族感だ)

「…今の君はなかなか面白かったよ?馬鹿正直に話すことなく、ちょっと言葉を選んだ感じ。
あと君はなかなかの男と見た」

(ちょっとからかうような、ふざけた口調は変わらない。
"君は男だねえ"この言葉のいとするところは実にシンプル。
難しいことは考えない、わからないものはわからないと言う。
そんな実直さを感じたのだ。
最も、相手がこの言葉を聞いてどんな解釈をするかは与一、彼自身に任せられているわけだが>

飛鷹与一 > 「うん、ぶっちゃけますと筑波君はそういう雰囲気というか空気がありますからね。
まぁ、俺も殺しにかかられたらそれなりの対処はしますけども。
…あー成る程。それは失礼を。けど、そちらが器用になる鍛錬にもなるんじゃないですか?」

と、一部ちゃっかりそう返しながらも気をつけようとは思ったようで。
ただ、今の発言の通り、真面目過ぎる事も無い。喜怒哀楽も茶目っ気も彼なりにあるのだ。
決して同じではないが、それでも似通った面は確かにある。そういうのは悪くないと思う訳で。

「まぁ、多少はオブラートに包む感じで。全部あけすけに話すとその友人兼師匠に悪いですしね。
…どうでしょう?まぁ、でも曖昧に誤魔化したりなぁなぁで済ませている部分もありますし。
一応、”自分なりの”男を通しているつもりではありますが」

と、彼の言葉にどういう解釈をしたのかと言えば…自分の男としての在り方の一端。
それを冷静に分析している。良くも悪くもある程度、自分自身を理解しているからこそだ。

(…まぁ、こういう所が「つまらない」とか生真面目と言われる要因なのかもだけど)

が、それが飛鷹与一という少年の一面だ。生真面目を抜いてしまえばそれはもう己ではない。

筑波 察 > 「器用に生きていけたらまま便利だろうけど、それこそつまらなくないかなぁ。
嫌われるのもまた一興。周りの人がみんな変に気を使って言葉を濁すやり取りって、
つまらないと思うんだ」

(特別な感情を向けられないというは刺激に不足する。
つまらないと思う、そういったが、実際につまらなかった。
だからこの島に来た。オブラートに包まない言葉が飛び交うこの島に)

「……?君が何をオブラートに包んでいるかは知りえないけど、
君が自分を男らしく有らしめる理由が師匠にあるなら、なおさら大事にしないとねぇ」

(彼の実直さは師匠に依るのか、ならいい師をもったんだろう。
そんな勘違いをしてしまう。
でも、相手に悪いこともないだろう>

飛鷹与一 > 「うーん、そもそも俺は器用ではないから何とも言えないですけど…。
ただ、そうですね。当たり障り無い接し方、生き方というのはつまらないのはあるかと。
まぁ、当たり障り云々も処世術の一環ですし、それが悪いとも俺は思いませんが」

彼の意見を肯定しつつ、つまらないと彼が評する当たり障り無い云々を少年は否定しない。
まぁ、考えがこうして違うからこそ会話にも弾みというか刺激が生まれるものだ。
それに、同一人物という訳ではないのだから見解の相違は当然あって然るべきだろう。

少年は刺激に飢えたり求めたりはしないが、それでも物足りなさくらいは感じる。
この島に来て感じた事の一つは…「島そのものが刺激物」だという事だ。
混沌としていて謎も多く、だからこそ飽きないし色んな人が居る。
少なくとも本土では味わえないモノに満ちているのは間違いないだろう。

「うーん、男らしさとその人はあまり関係は…無いとは言いませんが。
まぁ、施設の院長とか体術の方の師匠からの教えが大きいのだと思います。」

彼の言葉に肩を竦めてそう返す。男らしくある、というより大事なのは人間らしくあれ、だが。

筑波 察 > 「当たり障りのない接し方が出来なくて相手を泣かせたこともあったし、
世渡りとしてはまぁそういう接し方は出来た方がいいのかもしれないねぇ。
でもほら、僕なんかは後で仲直りできればいいと思っている節もあるんだ」

(今まで人間関係が取り返しのつかないほど
ダメになって、切れてしまった、なんてことはなかった。
お互い一度話して名前を交換すれば一生付き合うことになるというのが、
今まで生きてきた中での経験則)

「なんだい、僕が君を男らしいと評価したんだ。
その評価の一要素に、師からの教えが関係ないわけないだろう?」

(微妙にかみ合っていないこの会話だって、刺激的だし、
お互いに本心でものを言っていると思っているから誤解していると思っていない部分もある>

飛鷹与一 > 「筑波君は…うん、良くも悪くもマイペースなんだな、と。
俺はなるべくその場で丸く治めようとする感じですしね。
まぁ、でも仲直りする気持ちがあるだけ全然いいと思いますよ」

本当にマイペースなだけなら、仲直りどころかその事を忘れてたり適当に濁してしまう事もあるだろうから。
少年の方はといえば、身内での人間関係でこじらせたりしたのもあって、彼ほどにマイペースにはなれないものがあり。

「…あー…まぁ、そう言われてみればそうなの…かな?
まぁ、でも周りの人に色々と助けられてるのはありがたいです」

自己評価があまり高くないのもあり、男らしいと言われても正直ピンとこない部分が実は大きい。
なので、若干苦笑気味だが彼の評価はまぁ素直に受け止めておきたい。

筑波 察 > 「マイペースかぁ、そういうふうに言えば確かに僕の長所かもしれないねぇ。
その場で納めるのと、後で仲直りするの、どっちも同じくらい疲れると思うよ。
でも嫌いって感情でも、特別な感情が向けられるなら僕はそっちを選ぶ」

(刺激に飢えている、そういえば聞こえはいいが、
言ってしまえば構ってほしいだけなのだ。
そのくせ興味のないものは眼中にないといった我儘具合、嫌われるのも無理もない)

「だって、君の評価に師の存在が一切関係なかったら、
その師が君についている意味、なくなっちゃうでしょう?」

(君がその人を師として見るなら、
君は師の存在を背負っていると言ってもいいんじゃないかい?
そんなことを言えば、思い出したように缶コーヒーを鞄から2本取り出す。
公園の自販機で売られている、個人的にお気に入りのコーヒー。
買ってからだいぶ時間がたっているが、能力で冷えたままだ。
そのうちの一本を与一に渡す>

飛鷹与一 > 「もうちょっと細かく言うなら、大抵の出来事では自分を崩さないというか。
マイペース、というのはつまり自分を保てる事でもありますからね。
…特別な感情、かぁ。まぁ好悪に限らず誰かに関心を抱かれるという事ですしね」

ああ、おぼろげながら彼の性格が何となく掴めて来たように思う。
少年は「出来るだけ相手を理解する事」を会話の前提に置いている。
だからこそ、相手の性格をなるべく理解しようとするのも自然な事で。
勿論、理解できない事も分からない事も多いだろう。だが無駄にはならない。

「…うーん、そこまで考えた事はないですね。…あ、どうもありがとうございます」

結構酷い発言な気もするが、生真面目だからといってあれこれ深く考える訳ではない。
今のその友人兼師匠とのやり取りは割りと自然な領域になってきているのも大きい。
コーヒーを受け取れば軽く礼を述べつつプルタブを開けて一口。ひんやり冷たい…買ったばかりだろうか?

「まぁ、でも師匠と同時に友人でもありますからね。意味とかそういう堅苦しいのより、もっと気楽に行きたいです。」

意味を見出さない訳でも存在を背負わない訳でもない。
が、生真面目一辺倒という事でもなければ、そういう重たい響きは苦手だ。
意味が無くても一緒に居ると和むし、こちらのスキルアップにも繋がる。

筑波 察 > 「特別な感情が好意なら良し、嫌悪でも良し、
もちろん傷つかないってわけじゃないよ?
でも嫌われない生き方って、嫌われる以上の疎外感もあると思う」

(それこそ、当たり障りのないやり取りのことをさしているのだが、
そんなことは言わなくたって彼ならわかるだろう)

「そうかな?僕なんかは意味が見いだせないと興味をなくすか、
忘れるかしちゃうけど。」

(出来事をすべて覚えていられるほど頭の造りはよくない。
意味のないことを覚えているより、意味のあることを覚えていたい。
意味が伴うなら、嫌われることだって悪いことではない。
だから必ず名前を聞く。話の中身に意味がなくても、
名前に意味が伴わないことなんてないのだから。これも、経験則。)

「別に意味を見出せってわけじゃないさ、勝手に伴ってくることの方が多い。
でも忘れたくないことや、特別なことに意味付けをすることは、十分意義のあることだと思う」

(缶コーヒーをその場で一気に飲み干す。すっかり日も暮れて、とっくに目は見えない。
ゴーグルをつけて立ち上がると、彼に向き直って)

「僕が名前を聞くのはどんなに意味のない人でも、意味付けできるから。
じゃあ僕は帰るよ。仕事終わりにつき合わせて悪いね、でも楽しかったよ。
またそのうち、今度はご飯でも食べに行こう、どうせ休みの日は暇なんだろう?」

(そんなことを言って、屋上を後にした。>

飛鷹与一 > 「まぁ、嫌われない生き方、というのは誰かに嫌われる事への恐れの裏返しでもあるでしょうしね。
そうやって生きていくのも…まぁ、ある意味で「人間らしい」とは思いますが」

その生き方をどう思うかは人それぞれだ。ただある意味で人間らしい行動だとは思う。
誰かに嫌われたくない、無難に切り抜けたい、波風立てずに穏やかにすごしたい。
そう思う人間も多いだろうし、実際そう立ち回る人間はゴロゴロ居るだろう。

「俺は一応覚えてはいますね。まぁ、お陰で変に悩んだりする事も出てきますけど」

生真面目な性質が足かせになる事も多い。意味を見いだせなくても完全に忘れる事は出来ない。
いずれパンクしてしまいそうだが、それも織り込み済みで覚悟済みだ。
どのみち、色々あって長く生きられるか分からない身の上だからこそ。

コーヒーをちびちびと飲みつつ、先に引き上げるであろう彼を見送ろうと。
ゴーグルを付けているのは気になったが、理由があるのだろうと深くは尋ねない。

「意味づけ…かぁ。あ、ハイお疲れ様です。えぇ、まぁ、休日は割りと暇ではありますけど。
そうですね、飯を食べに行くのもいいかもしれません。」

一応、休日も仕事はある時はあるんだけどなぁ、と苦笑しつつ。
ともあれ、彼に軽く会釈を返しつつ見送ろうか。

ご案内:「屋上」から筑波 察さんが去りました。
飛鷹与一 > そして、自分ひとりだけになればコーヒーを飲みつつ空を眺め。

「……うーん、何か地味に深い話をした気がしないでもないなぁ」

と、そんな事を呟いて。ややあってコーヒを飲み干せばゆっくりと少年も立ち上がろうか。
そのまま、空き缶を片手に傍らのライフルケースを担ぎ直しつつ、少年も屋上を後にするだろう。

ご案内:「屋上」から飛鷹与一さんが去りました。
ご案内:「屋上」に三谷 彰さんが現れました。
三谷 彰 >  夏の日差しが燦々と照りつける屋上。長い昼休みの間彼はそこにいた。
 風紀委員の制服を身にまとってこそいるし彼はれっきとしたマルトクであるはず。
 なのだがその威厳はどこにも無い。
 
「あっちぃ……」

 タオルに冷却の付与魔法を行いなんとか凌いではいるがそれでも暑いものは暑い。ある意味侵入者よりもこの暑さの方が天敵かもしれない。
 昼休みだからここでふざけた行動。例えばフェンスによじ登るだとかを警戒する面目でここの警備をしている。
 のだが果たしてこの暑さの中そんな元気のある人はいるのだろうかと疑問を持ってしまう。

三谷 彰 >  ちらりと時計を見る。4分の1は終わっただろうか。段々暑さにも慣れてきたのか初めよりはマシになってきた気がする。
 持っていたペットボトルのお茶を一口飲み、ふぅ一息つくと鞄を漁る。
 出てくるのはハンバーガーがふたつ。昼ごはんというわけではなく間食だ。昼はこの見回りを知っていたからもう済ませてある。

「……ん、結構旨いな」

 購買で今年から売られ始めた新しいハンバーガーであるクリームコロッケバーガー。揚げたてならもう少し美味しかったのだろうが残念ながら購買でそこまで高望みは出来ない。

三谷 彰 >  そろそろ昼も終わり。もう人も流石に来ないだろう。

「さってと」

 ベンチから起き上がり軽く体を伸ばすと校舎の中へ。いくら見回りでもそれを理由に授業の遅刻ができるわけではない。
 そのまま屋上を後にし帰っていったのだった。

ご案内:「屋上」から三谷 彰さんが去りました。