2017/08/23 のログ
ご案内:「教室」に紫崎衿沙さんが現れました。
紫崎衿沙 > 日が傾き始めた夕方ごろ、とある1年生クラスの教室。
その中で一人、机に突っ伏すのは金髪の少女。
スヤスヤと寝息を立てて眠っているが、不意に身体がビクッ、と震え、起き上がる。
寝ぼけた顔のまま口の端の涎を拭き取り、周囲を見渡すも誰もおらず。

「…おい、だれか起こせよ」

ホームルームが終わっても放置されたことに少々凹みながら、欠伸を一つ。
寝起きの気だるさで動く気にもなれず、しばらく自分の席に留まることに決めた。

「これぜってー跡付いてんだろ…」

机に密着していた頬を撫でながら、手鏡を持っていないことを後悔して。

紫崎衿沙 > 暫しの間、スマホを操作してSNSをチェック。
さほど興味のない情報を流し読みしていれば、通話アプリに通知が一つ。
差出人は、バイト先のリーダーに当たる人物。
その内容を見て深い溜息をつくと。

「あのクソ店長…今度はやらねーからな、っと」

なにやら、またコスプレ案を思いついたらしい。
怒りマークのスタンプと共に返信すれば、ふと窓の外に視線を移した。

「…すげー静かなんだな」

多くの生徒は、すでに学園の外。
部活動用の建物がきっちり確保されているせいか、そういった声も聞こえてこない。
妙な静けさに心地よさを感じつつ、椅子で船を漕ぐ。

紫崎衿沙 > 「…帰るか」

特に何かやることがあるわけでもなし。
全く人気のない教室棟に居ても無意味と判断し、立ち上がる。

「あっちぃ…」

夏の湿気に悪態をつきながら、教室を後にした。

ご案内:「教室」から紫崎衿沙さんが去りました。