2018/01/13 のログ
ご案内:「保健室」に岡崎燐太郎さんが現れました。
岡崎燐太郎 > 午前の日程が終わり時刻は昼休みを迎えた。
教室棟のロビーは一時の休憩時間を楽しむ生徒で賑わっており、
昼時だからか食堂や購買に繋がる廊下が特に騒がしい。
そんな者たちをよそに、少年は自身の脇腹を押さえて保健室に繋がる廊下を歩く。

「つぅー……不覚だったなぁ……」

トレーニングウェアに身を包んだ少年の右脇腹を見れば、中に着た白地のシャツが赤く滲んでいるのが分かる。
それは先ほどまで行われていた演習の授業で負った怪我。
あくまでも模擬戦だったのだが前の組が残した地面のクレーターに足を取られ、
相手と自分、双方が予期せぬ攻撃を受けてしまった。
想定外の事態だった事に加え、当たり所が悪かったのか思いのほか怪我は深く。
放置するわけにもいかず、丁度昼休憩の時刻になったのでそのまま保健室へ直行。

「お邪魔しまーす……」

カラカラと躊躇いなく扉を開ける。
さて昼時ではあるが養護教諭の一人くらいは居るだろうか。