2018/11/30 のログ
ご案内:「保健室」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > 「失礼します………何だ、誰も居ないのか」

授業も終わり、下校する生徒や部活動に打ち込む生徒の掛け声が響く校内。
そんな中、静寂に包まれた保健室に足を踏み入れる。
制御薬服用後の過度な異能発動が祟ったのか、鈍い頭痛が治まらない為、頭痛薬でもと思ったのだが―

「…ああ、職員会議中か。タイミングが悪かったな…」

さてどうしたものか、と考えながら、目の前に置かれた教師用の事務椅子に腰掛ける。
流石に勝手に薬棚から失敬する訳にもいかないし―

神代理央 > 別段、市販の頭痛薬で済ませても良いのだが、折角校内に保健室があるのだから利用してみたかったという思いもある。
だが、委員会のデータベースで調べてみれば職員会議はもう少し時間がかかりそうだ。

「…保健室担当の生徒とか部活生でもいれば話は早かったが…ま、贅沢を言っても仕方あるまいか」

軽く背伸びをして、背もたれに身を預けて瞼を閉じる。
遠くから聞こえる生徒達の声が、何故か非日常感を己に与えていた。