2018/12/01 のログ
神代理央 > 「…そういえば、最近は…夜も、遅い任務ばか、り……」

急速に意識が微睡み始める。
学業。風紀委員としての任務。制御薬を利用した異能の発動と頭痛。
それらは確実に己の身体に過度な疲労を与えており、ふとぼんやりするだけで身体が休息を求めて悲鳴を上げていた。

「…いや、此の後は…年末の、打ち合わせが…」

必死に噛み殺そうとした欠伸も虚しく、思考と意識は雲の様に漂い、霧散していく。

神代理央 > 牧歌的な微睡みの時間は、無機質な電子音で中断される。
ぼんやりと端末を確認すると、単なる落第街で発生した事案の定時連絡に過ぎなかった。
だがそれは、己の意識を覚醒させるのに十分なもの。

「…いかんな。こんなところで時間を潰している場合では無いと言うのに」

結局、頭痛薬は手に入らなかったな、と僅かに嘆きつつ、制服を整えて本庁へと急ぐ。
長い一日は、まだ終わってはいないのだから。

ご案内:「保健室」から神代理央さんが去りました。