2015/06/06 のログ
■バルザック=伊藤 > もしかしたら、バルザックの胸筋が寂しそうにピクピクしているのがわかるかもしれない。 ランダム指名(自分以外) > 比良坂 ヒナセ
■バルザック=伊藤 > (PL:すみません、ランダム指名暴発です……。)
■比良坂 ヒナセ > 「まあ、それもそうかな」
意外にもそれには同意し、でも、と付け加える。
「でも、筋肉を鍛えてる時間があったら自分の能力を強化するほうに充てるかな。私はね」
乾杯ならず!
「ここは今は平和だけど、元の世界に戻って戦うなら鍛えておくのはやっぱり必要なことだと思うけど。いつかは帰るんだから……あと筋肉は別にしょぼくれない」
■バルザック=伊藤 > 「能力の強化、ねぇ……。まぁ強くなるには、それが一番か。」
(何気なくその辺の地面から筋肉を湧き出させつつ)
「あー、なんつーか、俺はこの世界出身じゃないんだが、元の世界はこの世界とかなり似た、えーっと、文明?だったんだよ。文化のレベルはほとんど同じ、だけど電気の代わりに魔法があって、電化製品と同じ役割をしている、そんな感じのとこだ。ってなもんで、あんまし命がけな戦闘はないんだけどな?」
■比良坂 ヒナセ > 「そうそ……うっ!?なにこの気持ち悪いの!」
筋肉にぎょっとする。すごくぎょっとする。とてもぎょっとする。かなり逃げる。
筋肉から距離を取りながら返事を返す。
「……そうだろうなとは思ってたけど……私もそうだよ。こことそっくり……それじゃあけっこう平和そう」
■バルザック=伊藤 > 「ん?あぁ、これは俺の元の世界で使ってた魔法、筋肉魔法だ!使える奴がほとんど居ない、貴重な魔法なんだぜ?」
ちょっと誇らしげに、湧き出てうごめいている筋肉を見やる筋肉。
「まぁこんな魔法もある世界だからな。平和ではあってもスポーツとしての魔法戦闘で競ったりはしてたんだ。それで各国の優劣を決めたり……なんてーのは、どうでもいいか。つまるところ……あっちじゃあこの筋肉にも見せ場はたくさんあったわけだ。だからこの世界、この学園に来て、どうにも退屈でなぁ。」
■比良坂 ヒナセ > 「筋肉……魔法……」
衝撃的な言葉に繰り返さずにはいられない。
「わ、私は魔法に馴染み、ないし……」
筋肉にもなじみはない。
「スポーツね……そういうの、私のところでは廃れちゃったし。
じゃあさっさと筋肉の国に帰った方が……そうだ、帰る方法知らない?元の世界に」
■バルザック=伊藤 > 「帰る方法、ねぇ……。」
呟きながら、そろそろ暗くなってきた学園を見下ろす。
「異世界に行く研究、異次元に行く研究、高次元に移動し、そこから好きな下位次元に降りる研究、転移の研究……。一応色々研究はされてるみたいだけどな、この学園。でもどれも芳しくはない……らしいな。」
そう言いつつも、筋肉はどこか不信げな表情を浮かべている。
「すまんが、少なくとも俺は知らねえ。帰れるってんなら帰りたいが、研究については俺に貢献出来ることなんかなさそうだからな。悪い。」
■比良坂 ヒナセ > 「まあ、そんな方法があるなら異邦人なんてここにはもういないしね」
はー、と深く溜め息をついてから、屋上の出口へと歩き出す。
「結局今日も収穫なしかぁ……じゃあね、筋肉魔法の人」
そちらは見ないで、軽く手を振った。このまま止めたりしなければ屋上から出ていくだろう。
■バルザック=伊藤 > 「帰りたい、かぁ……。」
そう呟きながら見送ろうとして
「あ、おい、筋肉魔法の人ってお前!俺の名前はバルザックだ!また会ったらよろしくな、ちみっこ!」と声をかける。
■比良坂 ヒナセ > 「はいはいバルザッ……」
普通に返事をしようとしたが、ちみっこという言葉を聞いて勢いよく振り返り、
「ちみっこじゃない!私は比良坂!比良坂ヒナセ!君なんて筋肉魔法で十分でしょ!」
そのままずんずん扉へ歩いていき、乱暴にドアを開け閉めして出て行った。
ご案内:「屋上」から比良坂 ヒナセさんが去りました。
■バルザック=伊藤 > 「この世界じゃないところ、か……。どうなんだろうなぁ。こっちに来た時はさすがに焦ったけどなぁ。あんまりに似すぎてて、異世界って言うよりは……。」
ぶつぶつと独り言を呟きながら、少し遅れて筋肉もドアをくぐる。
例えるならそう、歴史が塗り替えられたのに、置いて行かれたとか?そう頭のなかで呟き、筋肉は校舎を立ち去っていった。
ご案内:「屋上」からバルザック=伊藤さんが去りました。
ご案内:「保健室」に蓋盛 椎月さんが現れました。
■蓋盛 椎月 > (『この蜥蜴は世界を焼却する火蜥蜴なんだ――』)
(誰だかの声がした。懐かしいような、そうでもないような……)
■蓋盛 椎月 > ……ハッ!
(蓋盛は、保健室のデスクから顔を上げる。
今まで突っ伏して居眠りしていたのだ。
デスクに広がるのは、うずたかく積まれた
資料の山……)
(事務仕事の最中に居眠りをキメていたのだ)
■蓋盛 椎月 > (さっきまで見ていた夢はすっかり頭から消える。
デスクを見渡せば現実が山となって主張している)
やれやれ……
もう少しぐらい見逃してくれててもよかったんだけどなあ。
(養護教諭として本来するべき仕事をサボりまくっていたのが
上にバレ、ツケを払わされている……それが今の蓋盛の状況だった)
■蓋盛 椎月 > (『いや、仕事はしてるんですよ! 独自判断で!
ほら、この保健だよりとかちゃんと発行して……』
『なんだねこれは。……保健だより?
紙面が四コママンガで埋め尽くされてるじゃないか!!』
『あっ間違えちゃいましたテヘペロー』
『頭コツンテヘペロしていいのは18歳までだ!!』)
(すみませんでした)
トホホ……
ご案内:「保健室」に犬飼 命さんが現れました。
■蓋盛 椎月 > (トホホとかふぇぇとか言っていても目の前の現実は消えてはくれない。
蓋盛は死んだ目で溜まりに溜まった事務作業に
ふたたび手をつけ始める……)
は~。……久々すぎて仕事のしかたわかんねえな。
誰かに押し付けられないものか……
(ナチュラルに駄養護教師としての本音が漏れる)
■犬飼 命 > 保健室の扉が音を立てて開く。風紀委員の制服を羽織った男子生徒、犬飼が入室する。
なにやら焦げたような臭いと体中に火傷痕があった。
「おう、いつものなんでよろしくお願いしまス」
いつものとは犬飼の首に仕掛けられた『首輪』によるものである。
もとより暴力的な犬飼の風紀委員としての『活動』が行き過ぎた場合に行われる電流の制裁によるものである。
■蓋盛 椎月 > (作業の手を止め、扉のほうへ体を向ける。)
おっとと。なんか焦げ臭いな~って思ったら犬飼くんか。
いつもながらお疲れさま……
(デスクの引き出しから、
保健室というロケーションには似つかわしくないもの――
回転式拳銃を取り出す。)
(自分を目当てに現れたということは、
《イクイリブリウム》による治療を望んでいるのだろう。)
毎度の確認だけどさ……
あたしの能力で治すと、その火傷のきっかけについては
忘れるか記憶が薄れるかしちゃうよ。いい?
(傷が薄かったり突発的であったりした場合には
忘却の程度は浅くて済むが……
逆に、深かったり長期的であったりすると深い忘却となるのだ。)
■犬飼 命 > ハ、と鼻で笑う。いつもながらふてぶてしい態度である。
「どうでもいい記憶だからこうして頼んでるんすよ。
ほんとうに大事な、理不尽な、屈辱的な制裁の時はここには来ないですよ。
ハッハッ、忘れるものかよ……。」
その瞬間だけ凶犬の顔に変わる。
「ちなみに今日の制裁はなんで受けたか聞きたいです?
知ってますよ、どうせ嫌な顔するでしょうし。 忘れてても先制の顔は覚えてますから。
そんなもんなんですよ。 きっと今回のも。」
この犬飼の行き過ぎたり暴れたりするきっかけなほ本当に些細なものなのである。
ただ、その暴力が誰であっても平等に振りまかれるため風紀委員の手によって首輪の安全装置が取り付けられている。
ご案内:「保健室」にてすとさんが現れました。
ご案内:「保健室」にてすとさんが現れました。
■蓋盛 椎月 > (ふてぶてしい態度に、眉一つ動かすこともなく)
ここに来るやんちゃ連中はどいつもこいつも同じこと言うね。
話したいなら話せばいいし、話したくないなら話さなきゃいいよ。
それも養護としての役目だしねぇ。
(呆れたような笑み。)
……嫌な顔してた? そりゃ失礼。
その時は多分部屋の隅にゴキブリでも見つけたんでしょうよ。
(やや投げやり気味な口ぶり)
ほら。こっち来て背中向けて。
(椅子に座ったまま、白色に輝く弾丸をリボルバーに込める。
蓋盛は余裕ある者を《イクイリブリウム》で治す際には、
基本的に誰にでもこうして背を向けるよう言っている。
治療の異能であるとは知っていても、
銃で撃たれることに恐怖感を覚える者は少なくないからだ……)
ご案内:「保健室」にてすとさんが現れました。
ご案内:「保健室」にてすとさんが現れました。
ご案内:「保健室」にてすとさんが現れました。
ご案内:「保健室」にてすとさんが現れました。
ご案内:「保健室」にてすとさんが現れました。
ご案内:「保健室」にてすとさんが現れました。
ご案内:「保健室」からてすとさんが去りました。
■犬飼 命 > 「それ、その話もなんか聞いた記憶があります。 いつも聞いてる気がしますね」
自嘲するような笑い。 このようなやりとりを何度も繰り返している記憶。
それほど受ける『制裁』も多いということだ。
それでも止めないのは犬飼の気質か蓋盛教諭の異能のためか知る由もなかった。
「保健室にゴキブリ、そりゃ大変だ。 安全衛生上よろしくない。
殺虫剤でも撒いたらどうです?」
言われるがままに背を向ける。
活動上、銃口を向けられることはまれにある。
至近距離からというのは流石にないが……。
これは撃たれたにはいるのか……などと余計なことを考えながらその瞬間を待った。
■蓋盛 椎月 > そうだっけ? いやはや、あたしも大概忘れっぽいからね……
(合わせるように苦笑して、自分の頭をぺしと叩く。)
まったく、互いに進歩のないこって。
(『怪我させるために治してるわけじゃないんだからね?』
と説教しかけて、やめる。やはり前に言った覚えがあった。)
……んじゃ、いきますよー。ほい。
(緊張感のない、日常すら感じさせるその声のすぐ後に、保健室に銃声が響く。
痛みなどはない。
まるで動画を逆再生するかのように、
犬飼の受けた傷が消え失せていく……。
傷にまつわる記憶と引き換えにして。)
(毎度のことながら、保健室で日常的に
銃声を響かせているのはどうかと蓋盛は思う。
この治療をやり始めた頃は周辺教室から人が飛び出してきたものだ。
……本当はこの拳銃でなくてもできるのだが、
これでないと今ひとつ気分がノらないので仕方ない。)
■犬飼 命 > 意識がうつろになり椅子に座ったまま屈みこむ。
傷がすっかり消え去ると意識も回復していく。
体が起き上がる、頭のなかがもやっとした感じ、何かを失った感覚。
いつもの、いつもどおりのこの感覚。
「……あぁ、終わったんすね」
立ち上がると腕や首を回す。
不思議とスッキリしたこの感覚は嫌いではない。
「これであいつらも心配することもねぇな。
ん……毎度どもっすね先生」
あいつらとは猫のことである。
通学中に捨て猫を拾ってくる犬飼の姿は校内でもよく知られていた。
■蓋盛 椎月 > ……ふぅ。
(問題なく治療されたことを確認して、安堵したように短く息を吐く。)
どーもどーも。またおいで。
それにしてもそのなりで捨て犬……間違えた、捨て猫をかわいがってるなんて
ふた昔ぐらい前のマンガみたいなヤツだよねー。
(引き出しを開いて治療記録用のノートを出し、犬飼の名前と症状を書き込みながら
しみじみとした口調でそう言う。)
■犬飼 命 > 「捨て猫だ!」
凶犬の顔つき、犬という言葉に反応した反射的な言葉であった。
背を向けると保健室の扉から出て行く。
「んじゃ、またお世話になるんでよろしくす」
いつもどおりの別れの言葉、『制裁』と犬飼の性格があるかぎりまた訪れることになろう。
勢い良く保健室の扉が閉まり、勢いで半開き。
今度は静かに閉められると足音が遠のいていった。
ご案内:「保健室」から犬飼 命さんが去りました。
■蓋盛 椎月 > のわっ!
ごめんごめんって……。
(叫ばれて思わず椅子にのけぞる。
『犬飼』という苗字、そして首輪……
わかっていてもつい犬のほうを想起させられてしまった。)
お達者でー。
別に怪我してなくても来てくれたっていいんだよー。
お茶ぐらいなら出せるから。どーせヒマだしさ。
(デスクに肘を付いて、去る常連客の背中にそう声をかけ、見送った。)
■蓋盛 椎月 > ……果たして私のやっていることは、
あらたな傷や悲しみを生み出すだけではないのか?
……なんてのはちと上等すぎる悩みであることだなあ。
(自分以外いなくなった保健室で、皮肉げに笑う。)
さて、面白く無い方の仕事の続きと行きますかね。
(リボルバーをしまうと、再びデスクに向かい
事務仕事を開始する……)
あー、こういうデスクワークやっぱまッッッたく向いてないなあ。
……《イクイリブリウム》で消せたりしないかな。
さっきの傷みたいに。
……なわけねーよ。(一人ツッコミ)
■蓋盛 椎月 > (ひとり愚痴をこぼしつつも、機械的に
作業をこなしていく……)
……疲れた。カフェオレでも飲も。
(電気湯沸し器を水で満たし、
スイッチを入れて湯が湧くのを待つ。
軽くストレッチをしながら、
先ほどの犬飼とのやりとり……そして
浜辺での川添の言葉を反芻する。)
(彼らは口を揃えて言うのだ。
屈辱的な記憶こそ、
深い心の傷ほど、
忘れてしまいたくないのだと……)
(……普通に考えれば、
それは逆ではないのか?)
■蓋盛 椎月 > (……おそらく、戦うためには痛みが必要なのだろう。
夢や野望は、傷に似ているのだから。)
(……さて、私はどうしたっけ?)
(などと益体もないことを考えていたら、
湯沸し器が音を鳴らした。)
■蓋盛 椎月 > (カフェオレの粉末をカップにあけ、
湯を注いで飲む。いつもの味だ……。)
さーて、もうひと頑張りしますかね。
■蓋盛 椎月 > (しばらく、おとなしく仕事をこなしていたが……)
やめやめ。なんか気分転換しよっと!!
(途中で保健室を飛び出してどこかに行ってしまった……。)
ご案内:「保健室」から蓋盛 椎月さんが去りました。