2015/06/11 のログ
ご案内:「教室」に桜井 雄二さんが現れました。
桜井 雄二 > (夕暮れ、放課後の廊下で男が気合を入れる)
さて………(モップの水気を切り、ぐっと力を入れて廊下を掃除し始める)
うおおおおおおおおおおぉぉぉ!!
(それは、気合―――――桜井が学んだ掃除の極意、それは気合と共に掃除することによる時間短縮であった)

桜井 雄二 > うりゃあああああああああぁぁぁ!!
(気合一閃、走りながらモップがけをしていく)
(長い廊下である――――チンタラ掃除をしていても終わりはしない)
(生活委員会の誇りにかけて、彼は廊下を駆ける一筋の流星になるのだ)

桜井 雄二 > ヴぉおおおおおおおおおおおおおおおい!!
(時に熱く、時に激しく叫びながら廊下を掃除していく)
(喉が痛くなるし、息は切れるし、変な目で見られることもある)
(だが青春とは駆け抜けるものである、桜井は決して立ち止まりはしない)

桜井 雄二 > きええええええええええ!!
(叫びながらターン、再び駆け出していく)
(その背に夕映えを集めながら、彼は掃除をする)
(煌くものは彼の汗、輝くのは彼が通った廊下――――)

ご案内:「教室」にコゼットさんが現れました。
コゼット > 「一体何の騒ぎ…?」

(何者かの奇声めいたものを聞きつけ、階段から様子を伺うように首だけを出して廊下を覗く。
隠れている訳ではないが、その帽子がかなり目立つ。

一見生徒が廊下で掃除をしているように見えるが…)

桜井 雄二 > む…………(ギキィと音を立ててブレーキ、足で制動をかける)
(それは目の前に帽子を被った顔が出てきたのが見えたから)
はぁ………はぁ…………はぁ………どうも。
(無表情、だが疲れきった様子で挨拶をした)

コゼット > (モップを持っている所、やはり掃除だろう。しかしあの声は一体…)
「掃除中だったのね、ご苦労様。
なんか大声で叫んでいたけど、貴方?…違う階に居ても響いてたわよ?」

(彼が掃除したであろう廊下をなぞるように見る。
……鏡のようにピカピカだ。気合が入っているだけはある)

桜井 雄二 > いえ、生活委員会として当然です。ええと……コゼット先生。
あ……そんなに大きい声を出していましたか……はぁー。(息を整える)
気合です。(真顔で答える)掃除は気合です、短時間で広範囲を綺麗にするには。
気合しかありません。(大真面目にそう告げた)

コゼット > 「生活委員の仕事なのね。…うん、綺麗にモップ掛けされてる。
…凄いわね、気合。」
(この気合で推してくる感じ。熱血漢とはこうゆう事を言うのだろう。
しかしこの辺りは兎も角、図書室や保健室の辺りでやらせたら苦情が入りそうだ…)

「掃除にも全力を出すのは結構な事だけど、ほら……他の生徒の目もあるし。
少ーしボリュームを落とした方がいいんじゃないかしら…と思うんだけど…。」
(…受け入れられるとは思えない。)

桜井 雄二 > はい、気合は優秀です。これを覚えるまで、夜中まで掃除に時間がかかっていたものですが。
(ポケットから無地のハンカチを取り出して汗を拭う)
(少々蒸し暑い昨今にあってこの気合は暑苦しい)

そ、そうですか。(沈思黙考)わかりました、声を落とします。
(意外とあっさり教師の提案を受け入れた)

コゼット > 「そんなに!?」
(驚きの表情と共に思わず声に出てしまった。一体どんな掃除の仕方をしていたのだろうか。)

「うん。元気なのはとても良い事なんだけど…。あ、でも掃除を進んでやるのは感心するわ。
滑って転ばないように頑張って頂戴ね、桜井君。」

桜井 雄二 > 生活委員会は慢性的に人手が足りていないので。
一日に掃除する範囲がとにかく広いんです。
(花形の風紀などと違ってとにかくやることが地味な生活委員会であった)

ありがとうございます。(先生が自分の名前を覚えていることを確認すると硬直)
あ、あの……いつも元素魔術の授業を受けたり受けなかったりですいません……
(今度は違う汗を流した、まさか名前を覚えられているとは)

コゼット > 「風紀委員は学園の平和を守るとなると憧れる生徒も少なくないでしょう。
でも、貴方達生活委員のお陰でこの学園が綺麗になって、気持ち良く過ごせるのよね。
それを忘れずに励みなさいな。」

「…ああ、まぁ、別にそれは良いのだけど。
必須科目ではないし、結構難しいでしょう?どちらかと言うと、魔術を使いたい人、もしくは理解したい人向けって感じだから。
やる気があるなら、それに応える位頑張って教えるわ。勉強も気合よ。」
(生徒の名前は私も毎日名簿見て頑張って覚えようとしてるから、と付け加えて)

桜井 雄二 > ありがとうございます、コゼット先生。
(無表情に頭を下げた―――表情にこそ出ないが声は嬉しそうだ)
これからも人の『便利』を守るために活動を続けます。

そうですね、結構難しいです……魔術の素養判定も高くなかった…のは言い訳ですが。
勉強も気合ですか……わかりました…
(気合と言われれば頷かなければならない、次からは真面目に受けようと決めた)

コゼット > 「その行動に感謝してる人はちゃんといるわ、忘れないでね。」
(うんうん、と嬉しそうな返事に頷いた。)

「まぁ、難しい科目に興味を持たせるっていうのも中々難しくてね…私もいつも頭を悩ませているわ。」
(少し困った表情で頬に手を当てている。教師というのも中々大変なようだ。)

「…っと、それじゃあ私はまた資料を作る続きがあるから。
お掃除、頑張ってね。」
(笑顔で手を振ると、階段の奥へ消えていく)

桜井 雄二 > そうですね……そう信じられると、これからの励みになります。

……先生も、教える側も大変ですね…
俺もできるだけ出席するようにします。元気出してください。

はい、ではまた会いましょう、コゼット先生。
(無表情で手を振り返すと)う、うおお……
(控えめに声を上げながら掃除を再開した)

ご案内:「教室」から桜井 雄二さんが去りました。
ご案内:「教室」からコゼットさんが去りました。
ご案内:「ロビー」に沙塚 凛さんが現れました。
沙塚 凛 > 「はぁ~~~……」
ロビー、掲示板前。そこで間の抜けた感じの息を漏らしている女生徒が一人。
「危険生物、ギャングに……相変わらずここの子達は元気じゃね。あ、これかの。この間まで色々騒がしかったのって」
ぽけっと半開きの口で、貼られている掲示物を呼んでは一々感心の声を上げる。

沙塚 凛 > 「後は猫の飼い主とー……あ、猫かわええなぁ。キリッとしとるし男の子じゃろか」
一通りの掲示物を読み終える。ここ暫くは開拓区に篭りっきりで公的な発表を見る事も少なかったが、まぁ、要するに『いつも通り』
物騒な事件も含めて、常世学園は平常運転であると女生徒は判断した。

沙塚 凛 > 「…んー? はて?”アレ”の事に関しての発表がないようじゃけど」
呟き、首をかしげながら。開拓区の海岸線で見た破壊痕に関しての”公式発表”がないものかと。
ひょっとして他の掲示物の裏に隠れちゃってるのではないか、なんせ開拓区って校歌からハブられてるくらいだし。
そんな考えでぴらぴら掲示物をめくってみる。きわめて不審。

沙塚 凛 > 結果から言えば、それっぽい事件報告・新聞・張り紙などは見つからなかった。
と言う事は。

「これは……ちぃとばかし、クサいヤマなのかもしれんねぇ」
さて困った。解決しない限りは危なくて開拓区には戻りづらい――とは言え。
流れに任せていればいずれ誰かが解決してくれる――常世学園とは、だいたいそんな感じの世界でもある。経験上、女生徒はそれを知っていた。

「しゃあない、久しぶりにのんびりさせて貰うかの」
そう決め、踵を返し、ロビーを後にする。

ご案内:「ロビー」から沙塚 凛さんが去りました。
ご案内:「職員室」に矛海 遼さんが現れました。
矛海 遼 > 放課後、生徒も帰り始めて陽のが沈み始める時間。
外からはやや涼しい風に鴉の鳴き声が響いてくる。

そんな中、一人の青年が分厚くなった多くの書類を封筒に入れ、自身の机の棚に入れると席に着く。

「…………………暇だな」

今日の授業、次の授業への準備は終了した今、やることが無く暇を持て余していた。

矛海 遼 > 職員室にいるのは自分ただ一人、話し相手がいるわけでもない。
何か作業をするにしても、暇を潰せるような物は本を読むくらいだ。

しかし、今日は【うっかり】本を持ってくることを忘れてしまった故、それすらもできない。帰るにしてもまだ早い。

「どうした物か……………」

考え込むように、顎に手をつけて溜息を一つ。
考えるような仕草をしながら席に座り――――――――――

「……………………」

そのまま眠りに就いてしまった。

ご案内:「職員室」にベリオクレースさんが現れました。
矛海 遼 > 手は垂れ、寝息が漏れて吹きすさぶ風に髪が揺れる。

その表情は普段の鉄仮面な顔と違い、安らかな物だ。
そう、彼は珍しく、本能的に【安心】しているのだ。

この場が自身の家とでも言うように、風を受けて安らかに眠り続ける。

ベリオクレース > (ふらふらと夜風に当たるつもりで寮を出て来た男。服装のせいで遠目だったり後ろから見たりすると、背の高い女に見えなくもない。
職員室付近の廊下を歩きながら、謎の歌を歌いあげる)

ベリオクレース > まーりーも~~~~のがっこうは~~~!!
かーわーの~~~なか~~~~~~~~~!!!!

矛海 遼 > 沈む、唯ひたすらに意識が沈んでいく。

水の奥底に沈むように、唯々深く。

――――――大きな害音が来なければ――――――――

職員室入り口の扉を開け放ち、そこから夏の目前にもかかわらず、背筋が冷えるほどの冷気がこの階層の廊下中に走る。

「―――知らないとは言わせんぞ?―――廊下は走らず静かに―――だ―――」

そこには鬼が居た。