2015/06/29 のログ
ご案内:「屋上」に枢木 柩さんが現れました。
ご案内:「屋上」から枢木 柩さんが去りました。
ご案内:「屋上」に枢木 柩さんが現れました。
■枢木 柩 > 夜の屋上はいいものだ。閑散としていて広く。何より高い。
「高いところはいいよな…。なんだかこう、テンションが上がるものがある。」
誰につぶやくでもなくひとりごちる。
――右手にはいつの間にか桜色の太刀が握られていた。
■枢木 柩 > 「…ふっ…!」
ぶん、と居合のように(鞘はないが)振り、そのまま切り上げる。
「…!」
振り下ろせば、真紅の炎が軌跡を描く。片手で軽々と取り回し、軌跡の炎は消えることなく空中にとどまり続ける。
■枢木 柩 > 太刀の乱舞の終わり、その速度がゆっくりと零に近づく。炎の色は薄くなり、完全に止まれば刀は光を失う。
「…。」
――と同時に、屋上の空中に乱雑に描かれた紅蓮の軌跡が
――轟音とともに、爆ぜる。
爆風を背に息をつくその右手に、太刀はもはや存在していなかった。
■枢木 柩 > 「…やばい、思ったより派手だった…怒られたらどうしよう。」
まかり間違ってなにか壊していたりしたら大変だ。と屋上をうろうろと見回しながら歩く。
■枢木 柩 > 「…だれも居ないよな…セーフ。」
いざとなったら狐になって逃げよう。そう心に決めて、今度は太ももに触れる。
太ももに巻かれた金色のバングルが展開され、装飾された足を覆うブーツとなる。
コツコツと地面を鳴らせば、屋上の金網に足をかけ
そのまま『踏み込む』。数歩フェンスを『歩け』ば、『水平に』フェンスのてっぺんに立ち、そのまま伸びをする。
■枢木 柩 > そしてぐるりと体勢を起こして、器用にフェンスのてっぺんに立てば、そのまま屋上を一周する。
■枢木 柩 > 「かーえろっと」
あくびを1つもらし、そのまま、ぴょーんと、飛び降りる。
――地上では爆発が数度観測されただろう。
ご案内:「屋上」から枢木 柩さんが去りました。
ご案内:「保健室」に蓋盛 椎月さんが現れました。
■蓋盛 椎月 > 「うーん」
健康診断のデータをまとめて入力。編集。
やってもやっても終わらないデスクワークは賽の河原を思わせる。
この単調な仕事はどんなに工夫してもどんなに繰り返しても
面白くなることはない。
冥府の刑罰だと言われたら納得もしてしまう。
「ふー」
休憩。煙草に火をつける。
デスクに山と積もった物理的資料を灰皿に突っ込めたら
どれぐらい楽しいかな~とか想像しつつ。
■蓋盛 椎月 > 窓を開く。涼しい風が入り込む。煙草を外に吐き出す。
煙を保健室に篭もらせるわけにはいけないというひとかけらの良心。
いや、換気扇を回してもいいんだけど。
ぼけーっと、煙草を指に挟んで、煙の消える先を眺める。
「……ショットガン貸し出しちゃったのまずかったかなー」
今更そんなことを言い出した。
■蓋盛 椎月 > なぜ散弾銃なんて物騒なものを保健室に隠していたのか。
護身、それもまあ一応ある。実際ここに赴任してきた頃は
『ここが世紀末常世アイランドかよ……
へっ……楽しくなってきやがったぜ……
死にたいやつからかかってきな……!!!』
みたいなテンションで密かに盛り上がっていた。
見えないダイナマイトを身体に巻いたりしてな。
……しかし、危ない場所(ex:落第街)にさえ近づかなければ
本土なんかよりもへたしたらよっぽど安全ということはすぐにわかった。
実際、今のところアレを常世学園で使ったことは一度もない。
■蓋盛 椎月 > 煙草をデスクの灰皿に押し付けて火を消そう――
として、コーヒーカップ(中身あり)に突っ込みそうになる。
危ねえ。今どきこんなベタなミスを犯してたまるか。
「まあ畝傍ちゃん――あの子と似たような理由なんだろうな」
あそこまで劇的ではないと思うけど。
■蓋盛 椎月 > 風が吹いて窓際のジャラジャラゴテゴテとしたお守りを揺らす。
そう、あれに似ている。
あのお守りは自分のために用意したわけではない。
そういうことだ。
「まあいい子っぽいし約束は守ってくれるだろう……
でもなんか妙なところに被害を出したらあたしに責任が来るだろうな~
始末書と減給……うーん大丈夫かな~~~~大丈夫だと思いたい」
頭をがしがしと掻く。
■蓋盛 椎月 > 「そーいやあいつアレ渡しといてくれてるかな……」
お守り群を眺めていたらふと思い出した。
ある生徒に預けていたものがある。
ちゃんと代わりに渡しておいてくれているだろうか。
「あいつあんまりあたしの言うこと聞いてくれないんだよなー。
嫌われてるのかなーやっぱ…………」
ぼやきながら、少しずつ仕事を片付けていく。
今日も長くなりそうだ――
ご案内:「保健室」から蓋盛 椎月さんが去りました。
ご案内:「職員室」に葛綺照夜さんが現れました。
■葛綺照夜 > 講義も終わり、ほっと一息ついている最中。
机の上には大福とお茶が置いてあり、休息中なのが伺える。
机の隅っこにはつみあげられたプリント。
印刷したばかりであろう新しい紙がつみあげられていた。
■葛綺照夜 > 積み上げられたプリントは神道学用の配布プリント。
神道学のほうはレポートを課すつもりで、中には課題が書かれている。
「はぁ……とりあえず神道学はこれでよし、か。
あとは古典だな……」
■葛綺照夜 > 古典はどうしようかと迷っている。
既にテストの内容は決めてあるのだが、講義中に寝ていたり脱走していたりそもそも出席していなかったりと、なかなかに散々な講義となっている。
勿論、そういうのは単位を落としてもいいのだが、それはそれで今後の問題になってくるため、あまり落としたくは無い。
なのでレポートにしようかとも迷っている。
(レポートでもいいかねぇ。
レポートなら流石に提出しない人も少なくなるだろうし)
■葛綺照夜 > レポートにすべきか、テストにすべきか。
少しの間悩みながら大福を食べつつ。
お茶と大福が実に合う。
大福の甘さはしつこくなく、さらりとした万人受けしやすい甘さ。
しかしその甘さはお茶を飲むと苦さを緩和させる。
実に良く出来た組み合わせだ。
なんて考えつつ、時間は過ぎていく。
■葛綺照夜 > 気付けばだいぶ時間は過ぎていた。
やれやれ、とおもいつつ立ち上がってお茶と大福を置いていた皿を片付ける。
結局レポートにするか、テストにするかはまだ決めないままだ。
もうレポートでもいいかもしれない。
他の古典を担当している先生たちはもしかしたらテストかもしれないが。
■葛綺照夜 > 「……レポートでいいか」
うむ、と一人頷く。
テストをさせてもだいたいのやつが一夜漬けの暗記テストだ。
正直、やる意味はあんまりない気がする。
それなら此方が楽しく読めるだろうレポートにするべきだ。
そう思ったら善は急げ。
テストの内容を少しだけ改変し、レポート用の課題に仕上げようとする。
■葛綺照夜 > ノートパソコンを開き、新しくワードを開く。
内容は簡単に。
課題はテストの問題からある程度引用し、元々考えていたものを書き込み。
これが出来たら講義用BBSに貼り付けておく。
ついでに神道学のほうも、だ。
「よし、と。
これでいいな」
内容を確認し、問題が無いことを確かめたらノートパソコンを閉じる。
■葛綺照夜 > さて、帰ろう。
必要なものをしまい、不必要なものは自分の机の中にぶちこむ。
ぶちこんでいるわりには、ある程度綺麗なのだが。
用は済んだ、といわんばかりにささっと職員室を出て行く。
ご案内:「職員室」から葛綺照夜さんが去りました。