2015/07/21 のログ
ご案内:「教室」にシインさんが現れました。
シイン > 第二大教室楝の小教室にいつも通り姿を現す。
今日は教員証を胸に付けているようだ。今の今まで付け忘れてたようだ。
それを特に指摘する者もなく、普段通りに教壇の前に立つ。

「おはよう。三連休はどうだったかな?
もう暑さも酷いから熱中症や日射病などの対策を忘れずにな。」

開口一番は世間話。生徒を心配する教師として、注意を促す程度。

「さて、それでは授業を始めよう。
この前は階級の『少佐』についてと、戦闘訓練をしたな。
それで、戦闘訓練についてだが、やはり個々の能力の高さは素晴らしいな。
テストをして試したのは許して欲しい。だがその御蔭で能力の高さに確信を持てた。」

前回の授業での『戦闘訓練テスト』はとてもよい結果を出した。
やはりこの学園の者達は素晴らしい。

シイン > 「これからも希望があれば『戦闘訓練の指導』と『戦闘訓練テスト』などは行っていこうと思う。
寧ろソッチの方が受けたい生徒が多そうだ。どうやら、此処の生徒達は戦い好きが多いらしいからな。」

戦闘訓練を経て、強さを求めるというのは十分に理解できる。
求められるならば応えよう。それが教師として出来る事の一つ。

「それで、今日の授業だが『教育団、教育連隊、教育大隊』と教育を担当者のことについて話そうと思う。」

シイン > 「まず先に言った教育団、教育連隊、教育大隊だが、これは軍によって呼ばれる呼称が違うだけで、どれも同じ意味合い持つ。
此等の意味合いが変わるのは、例えば『第一教育団』『第二教育団』と、『教育団』の頭文字である数字によって変わる。」

「主に変わる内容としては、やはり教育内容だろう。
あとは教育される隊員達の階級によっても変わる。細部まで細かく区分けされることから、担当者達も相応に多い」

教壇の上に置かれてる教本開かずに、淡々と説明をしていく。
まるで内容を暗記してるかのようだ。

黒板にスラスラと白いチョークによって、文字が畫かれる。
纏めるべき場所を簡単に書いているようだ。

シイン > 「『教育担当者』となるぐらいだから、其れ相応の才能と階級を求められると思うだろう?
実際そうなる。まずは『教育総監』がリーダーとなり、『本部長』を始めとして『総務部』などを通してようやく派遣される『教育担当者』が決まる。」

図を描いて生徒達に判りやすいように。順を追って説明をしていく。
これでもかなり噛み砕いているつもりだが、実際どうだろうか。

「私が所属している軍では、『教育担当者』に選ばれる者は『貧乏クジ』とも呼ばれている。
コレが特に新兵を担当する『教育担当』になると、おおよそ15週間から~20週間の付きっ切りの長期訓練となってしまうからだな。
隊として行動・訓練・生活を延々と行うから、責任は勿論。個々の隊員の管理も重要となる。」

シイン > 「コレの所為で『新兵だけは勘弁してくれ』と『古参』共は宣うからな。
そんなことも出来ずに無駄に階級だけが高い無能が多いのも『軍』という所だ。
新兵を育てるのも自身責務の一つとして考えられないものなのか…っと失礼。話が逸れたな。」

思わず本心を晒してしまったことに謝罪の言葉を一つ。
授業はそんなことを気に留めさせずに進む。

「私も階級が上がる前は『担当者として』新兵達に指導をしていた。
私自身は人に教えを請う事を自ら志願してやるぐらいだったからな、それぐらい好きなのだ。」

教育というのが、と。

シイン > 「ま、大まかなところはこんなところか。
他に言うことがあるとすれば、『海軍』や『空軍』の訓練事情なのだが、それには時間がないからな。」

もうすぐ昼である。授業も終わりにすべきだろう。
長引かせてしまうのは生徒達の負担にもなる。

「それはまた次の授業の時に。又の機会にしよう。
あと最初に『戦闘訓練』について話したが…それもまたの機会に、だ。
今日の授業はこれで終わりにする。」

黒板に書いた内容を生徒達がノートなどに書き終えた頃合いを見計らい、消していく。

「それではお疲れ様だ。次の授業までに復習をしておくこと、だけど優先度は下げて貰っていい。必修科目を優先して勉学に励むように。」

シイン > 以上だ、それだけを告げ終えて彼は教室を後にした。
教室から出てから、手提げの鞄の中に入れていた軍帽を被り、足早に去った。

ご案内:「教室」からシインさんが去りました。