2015/09/24 のログ
谷蜂 檻葉 > 「あはは……。
 ま、まぁてんてこ舞いになるよりは良い、んですかね……?

 ―――では、お一つどうぞ♪」

ふと周りを見渡してみれば、購買部そのものには人はちらほら寄ってはいるものの、
特設コーナーにまで足を伸ばすものは居ない。

まぁ、大抵の一般需要のものから順に手に取りやすい所に配置されているのだから
”それ以外”の場所であるこの特設コーナーにまで来る人は相当困っている人間だろう。
(若しくは、この客寄せ先生に釣られる私のような生徒、とか。)

苦笑したまま、開いた口に楕円の琥珀のような飴玉をコロンと入れる。

「あ、そうですか?
 じゃあ折角ですし此処で注文しちゃおうかな……。 あ、領収書切れますよね?

 ええと他には―――」

先程までのほわっとした表情から、そこそこ真面目そうで真剣そうな表情で
図書委員で使われそうな物を探してペラペラと捲っていく。

他にも整理用の本立てや、ポップに使うテグスイングなどをチェックして注文していき



「―――もふ?」

空いてるページの、直筆サインに首を傾げた。

おこん > んあー、アマーイ…… 心まで癒されるようじゃ…
(ころんと口の中に転がり込む飴を舐め始めると、
 客がいなさすぎて荒んでいた心が、じんわりと甘さで補われていく。
 ご満悦な感じに表情を緩ませながら、尻尾をふりふりして。)

ウム、領収書もバリバリキレるぞ。 ちゃんと覚えたからのう。
上様って書くんじゃろ。
(知ってる。みたいな感じで誇らしげな表情。できる狐アピール。)

おお…?おお、それか。 それはヒマなのでワシが書き足しておいた。
ワシの尻尾1もふしたら50円じゃ。 10もふなら…そうじゃな、480えん。
9本あるからどれでも良いし、まとめて1もふにしてもよいぞ。
(不思議そうにしている彼女に説明する。
 ふかふかな9本の尻尾を主張するようにゆらゆらと動して。)

谷蜂 檻葉 > 「ふふ、では宜しくお願いしますね。」

一瞬、『大丈夫かな?』なんて思ってしまったが、
流石にそれは失礼が過ぎるとパンパンと手で考えを払ってお願いをする。

まぁ、領収書が切れなくとも使いみちの少なすぎる貯金の一部でしか無く。
自分が便利なら委員に無償でお金を落とそうとも構わないのがこの少女の考え方だ。


誇らしげな表情を向ける"先生"に「偉いですね。」と、優しく撫でながら注文を終えた。


「へぇ……一回もふもふ……って、『もふもふ』だと2回なんですか?
 でも、尻尾を……ふぅん……。」


言葉にすれば実に可愛らしい、「肩たたき券」レベルのものだが、それは今たしかに檻葉の心をつかんでいた。  「おこん先生の尻尾をもふもふ出来るんですか―……」などと呟きながら、ジッと財布を覗き込む。

おこん > うむ、任せておくがよいぞ。 きちんと領収書を切ってみせようぞ!
(えっへん。 誇らしげにしていたら、おりはに頭をなでられる。
 狐耳をぺたりと伏せ、ふにゃあと表情を緩める。
 子供扱いをすると文句をいう割りには、実際に撫でられたり、
 触れられたりすることには非常に弱いのだ。)

うむ、もふーってして1回じゃ。 もふもふってしたら2回じゃな。
まあちょっとした小遣い稼ぎじゃよ。 大体、こうして店番しとるのも、
ワシのお金にならぬ。 本来ならば次の授業の準備や、学園祭の
警備について考えたりせねばならぬところをじゃな…
おりは、どうした…何かほしいものでもあったのかえ?
(急に考えこむような仕草を見せ、挙句お財布まで確認し始めた彼女を見て、
 恐る恐る問いかける。 よもや自分の1もふが彼女にそこまで影響を
 与えているとは思えず、首をかしげて見せて。)

谷蜂 檻葉 > 何より、常世島の大半は『生徒証』によるナンバー制で片がつく。
学園都市だからこそ、何らかの齟齬やオンライン対策に紙面での証拠を準備はするが、
許可が出る範囲であればカードリーダー等でチェックしておけば、旧時代的な七面倒な書類の準備の必要は薄い。

ただ、それでもこういう「遣り取り」が活きるのであれば、それもまた『悪くない』。

それはさておき。
今回図書委員として注文した分のお金と合わせても、まだ自由に使える資金には余裕が有り余っている。ちょっとぐらい、以前から ―――いや、彼女のようなモフモフを持つ者達を見ては思っていたことを実行するのに投資をするのは賢明な……実に冷静な判断ではないだろうかそのはずだろう。


つまり、ぎゅーっとすれば50円。
それを堪能するならも200円は欲しい。
ああでもこれは9本あって―――。

「―――ええ、最後にコレを注文しようかと。」

そういいながら、紙面をおこんの前に戻して『おこんの尻尾1もふ:50えん』を指さし

「9本纏めて1もふ450円で、4 5 0 0円 ……あ、お釣りは良いです。」

五千円札を置いた。

おこん > おう、そうかそうか。 そんで何もふするんじゃ。10もふか?
(自分が冗談で書いた項目に、やけに真剣な顔をするおりは。
 これがほしいと言われればにこにこ笑いながら問いかけた。)

そんなに。
(思わず笑みが消える。 差し出された紙幣で、お釣りナシ。
 彼女の決意というか、なみなみならぬ気持ちを理解したが、
 同時に、まさか1かい50円のものを約5000円分も頼む人がいるとは、
 全くもって夢にも思わなかった。 もしかしてとんでもない事をしてしまったのだろうか。)

じゃ、じゃあ…その、ちゃんと受け取ったからのう。
ほれ、ではその…好きにしてもらって構わぬでな。
あんまり激しい動きをされると、その…敏感な部分じゃから、少し困る。
(若干ビビリながらお金を受け取る。 椅子の上に膝立ちになって、
 背もたれを抱きしめる形。 なんか恥ずかしい。頬が赤くなる。
 9本の尻尾がゆらゆらと、まるで相手を誘うように動く。
 きちんと注意事項を伝えてから、彼女に委ねる形。)

谷蜂 檻葉 > ふっくらした尻尾、というのは動物界で―――人間が気軽に触れられる範疇には驚くほど少ない。犬猫のソレは細くしなやかなものが多く、またソレらに触れる機会があってもバランス器官であり、尾骶骨に繋がるそこを触られて大人しくする事もない。

……つまり、たとえ動物カフェに行ってお金を積もうとも経験できない体験……!!

この五千円に後悔はない。


注意事項にしっかりと頷きながら、
比較的同年代の子よりも小さな自分より、遥かに背の小さいおこんを覆うようにして立ち

「……では、失礼します。」

耳元で囁くようにしてから―――


もふーっ


ゆっくりと、宇宙飛行士が月に降り立つようにスローに。
金色の大地へ、顔をゆっくりと落としてもふもふ天国へ顔を埋める。

ゆらゆらと振れる尻尾の中心へ顔を落とした結果、
上半身がまるまるすっぽりと入れるような形で飲まれていく。


(――――ふにゃあああああぁぁぁぁ………)

至福の時が始まった。

おこん > うむ…それじゃあ、はい…
(とっても心配だ。 背後に立つ彼女が、まるで捕食者か何かのような、
 恐ろしいオーラをまとっているように感じる。
 とりあえず準備が出来たっぽい彼女に呼応するように、
 9本の尻尾を箒のような軽い放射状に広げ、待ち構える。)

ん、お、おふ…っ…! これ、は……っ!
(身体がひくひく震える。 敏感な尻尾の、その付け根の方へと、
 ゆっくりと顔を突っ込まれる刺激。 背もたれをぎゅっと抱きしめて耐えるが、
 傍目からすると、おこんが尻尾で女子生徒を丸呑みしているようにも見えるかもしれない。
 とはいえ、他所様からの視線に気を回す余裕はなかった。
 今はただ、彼女の猛攻に耐えるだけである。)

谷蜂 檻葉 >     もふ          もふ     もふ
もふ      もふ   もふ     もふ
   もふ         もふ     もふ   もふ
 もふ      もふ      もふ
     もふ    もふ       もふ   もふ
もふ       もふ           もふ
    もふ          もふ
もふ      もふ   もふ      もふ    もふ
   もふ           もふ      もふ
 もふ      もふ       もふ
     もふ     もふ          もふ
もふ        もふ      もふ
    もふ          もふ     もふ
もふ      もふ          もふ
   もふ         もふ          もふ
 もふ      もふ      もふ
     もふ      もふ       もふ
もふ      もふ     もふ  もふ   もふ


「――――ぷはっ。」

上半身全てで、おこん先生の尻尾を堪能する。
体にギュッと引き寄せたり、尻尾の根本から漉いてみたり。
激しい動きはせずに、逆に愛おしく、慈しむように撫で擦る。

長いようで短い時間。
流石に、まだ残暑が日によって残る中で、
フカフカのクッションに体を全て埋め続けるのは辛かったのか
インターバルのように体を抜き出して息継ぎをする。


ちらり、とおこん先生の様子を見た。

おこん > ッ……♥ ――――ッ♥
(後悔していた。 なまじお金をもらって…”商品”としてしまったことを。
 商品とした以上、容赦なく使われる事を。 童話等でも、いつもそうだ。
 狐は人を化かそうとして、詰めの甘さのせいで自爆するのである。
 そんなことを考えているうちに、怒涛の攻めが始まった。 
 あまりの強烈な刺激に声すら上げる事もできず、ただただその時が
 過ぎるのを待つしかなかった。)

あ……う、うぁ、ぁ……♥
(尻尾が9本で9倍、それに回数が10回でその10倍、つまり90倍。
 短時間にそれだけ食らって、耐えられるわけがなかった。
 口の端から涎をこぼし、蕩けきった表情で背もたれに力なく抱きつく。
 時折ぴく、ぴくと身体が痙攣するたびに、小さな声が漏れた。)
 

谷蜂 檻葉 > 少しばかり抜けてしまった毛を顔から払いながら、
椅子にしがみついたままの先生に、感想を言おうとして


「いやぁ、おこん先生の尻尾凄いですね! 予想以上に―――――っ!?

 ……ちょ、ちょっとおこん先生っ!? おこん先生、しっかりしてーーーっ!?」


『気持ちよかったので……それじゃあ”残り”もお願いしますね。』
そんな言葉を引っ込めて、蕩けてしまったおこんを揺する。


「と、取り敢えず保健室へ―――!!」


どうにも”トリップ”してしまったらしい腰砕けのおこんを椅子から引き離すと、
即座に呼び出した『家小人』と共に保健室へとかけ出した………。



これから七十五日、一部の生徒に変な噂が流れたのは完全な余談である。

ご案内:「購買部」から谷蜂 檻葉さんが去りました。
ご案内:「購買部」からおこんさんが去りました。
ご案内:「購買部」におこんさんが現れました。
おこん > (今日も今日とて購買部の番。 あまりにヒマなので、ぼんやりと倉庫の中を
 ぶらぶら歩いて仕入られた商品を確かめる。)

おお、人型外骨格… それにこっちは、パワードスーツと専用作業用アームじゃな。
いったいこれで学園祭の何をしようっちゅうのかのう。 
治安維持には使えるかもしれんが…それにこれは…うん。
(ごそごそと倉庫をあさると、怪しげな杯やら刀やら、そのた諸々がどんどんでてくる。
 じゃっかんゲンナリしながら、品物リストに加えるべく、メモに書き込んだ。)

この刀だって模造刀かなんかじゃろうなあ。 
(適当にその辺の刀を持ち上げ、鞘から引き抜く。 軽くぱぱっと振ってみるも、
 明らかにヤバそうな気配がしたのでそっと鞘に戻した。これ絶対本物だ。)