2015/10/15 のログ
ご案内:「保健室」におこんさんが現れました。
おこん > 『もうすぐ常世祭が始まるが、気をつけねばならぬことがある。
 決して羽目をはずしてはならぬということじゃ。 これはなにも、
 おぬしらの暴走を止めるために言うておるのではない。
 祭とはすなわち祀り…神を祀る儀式そのものをさしておる。
 では、常世祭が祀りとなった場合、どのような結果を生むか?
 ここではない世界におる神が、降りてくる可能性がある。
 これは冗談でもなんでもない。 おぬしらの直ぐ側に神も悪魔もおる。
 それのさらに強力な奴がじゃ。  そんじょそこらの神ならよい。
 しかし、学園ですら手に負えぬまつろわぬ神や、人の堕落をよしとする、
 悪しき快楽神が現れないともかぎらぬ。』

とは言ったものじゃがのー。 皆聞いてくれるわけもないからのう。
(保健室のベッドで横になってぼんやり天井を眺めてひとりごと。
 これから起こるべき、島を使った大規模な祭りが、
 神降ろしの儀式にならぬよう、口を酸っぱくして生徒に言っているが、
 祭りに浮かれた生徒たちにどれほど通じるものか。
 多分通じてない。 やれやれ、と頭を振って、もそもそと布団に潜る。
 眠るわけじゃないけど、なんとなく光を遮断したかった。)

ご案内:「保健室」に蒼穹さんが現れました。
蒼穹 > (肩に切創。何だか普段着の白い服が少々血濡れである。
が、本人は特に気を使う様子はない。
基本的にこの学校って何でもありだから、例え血濡れでもファッションであろう。

悪魔は名を呼ぶと顕れるらしい。では邪神は、といえばまぁ別にのんびり普通の一般生徒に混じって、
今日もこうして素行不良な行いをしに、保健室の扉を叩く。
その腐りきった邪神は所謂悪しき快楽神そのものでありながら、物凄く気まぐれで怠惰なヤツであった。

コンコン、そんな音を立てれば、返事も聞かずに扉をがらり。)

お邪魔しまーっす。怪我したから授業サボんにきましたー。
…ん、誰も居ない、かな?

(無遠慮に保健室に踏み込むけれど、先に誰かお布団に入っている事には気付いていない様子。
きょろきょろと薬品の匂いがほんわか漂う御部屋を見まわす。)

おこん > おう、なんじゃなんじゃ。 保険医もおらんから好きにやってよいぞ。
あるいは手が必要なら遠慮無く手伝ってやるでのう。
(もそもそ。 お布団から顔を出して、獣耳を相手の方に向けながら答える。
(んむふー、と息を吐いてから、ようやく布団から這い出てきた。)

なんじゃ、怪我か? 悪くなるといかんでな。 どれ、ちょちょっと治療をしようかのう。
こう見えてもじゃなー、普仏戦争の時はよくこうやって面倒を見てやったもんじゃよ。
(よいしょ、と立ち上がって、背伸びをするようにして傷薬と包帯を確保。
 患者さん(?)に、ここにすわりなさい、と丸椅子を示して。)

蒼穹 > うわ、誰か居たし。

(目指す方向は布団である。別に疲れる体質ではないけれど、横になった方が気分が良い。
さて、そんな目指す先から謎の金色の耳と髪の毛が一体となった獣人みたいな人が見えた。)

ん?あー、これは大丈夫。ほっといたら治るし魔法でも治るって。
…ふふつせんそう?なにそれ。

(ととん、と自身の赤みが滲む切創のある肩を叩いて見せつつ。
ただし、座れと言われたので一応座っておく。間髪入れず足を組んだ。
尚、地球の歴史についての知識は、あんまりない。)

あの。…キミ、なにもの?保険委員?

(視覚的には、どうみても生徒の見た目。
最も、この学園で見た目など些細な問題なのだろうけれど。
自分の知り合いにもこういう人柄の仙人がいるので結構判断に困る。)

おこん > ふふふ、驚いたか! 伏兵はワシの得意とするところよ。まあそうでもないがのう。
なに、こんなことで魔術を使う必要もあるまい。 普仏戦争…っちゅうのは…まあよい。
よしよし、ちょっと待っておれよ。
(テキパキと消毒の準備を整えておく。 脱脂綿に傷薬。 傷の大きさを見て、
ちょっと大きめのガーゼとテープを準備。 門前の小僧なんとやらだ。)

おお、ワシか? ワシはおこんと言ってのう。 こう見えても齢数千は超えておる。
なにかは…まあ耳と尻尾を見てくれれば分かるであろう。
ちょいと考え事のために保健室にこもっておったのじゃが、
保険医がおらぬ時の代理もやる。 

それよりも…ほれ、少々しみるかもしれんが、我慢するんじゃぞ。
(さらっと自己紹介をしてから、彼女の傷を覗き込む。 深くはなさそうだ。
 なるほど、と頷いてから、傷口の周りに消毒液を垂らす。)

蒼穹 > いやま、驚いたんだけど。
んー、どうだか。治癒魔法ってのはルーツが結構あってねー。
高速細胞分裂とか、時間を逆行させるのに、光属性や白魔術なんかもアリ。
だけど、一番やりやすいのは自分の体に合わせて体を作り直すのが―――聞けよおい。

(得意気に魔法の事を論ってみるけれど、残念ながら、向こう側は治療してくれる気満々らしい。
概念や魔法なんかが半分で、完全に地球外の、それも異界の物質で作られているこの肉体に、効くのだろうか。
因みに肩の切創は、グチャッと何かが局部的に抉られた様な痕になっている。
切ったと言うよりも、木刀を信じがたい速度で叩きつけられたものだ。
故に、結構グロテスクやもしれないし、ここだけ人間で言う血肉に当たる部分が吹き飛んでいる。
荒事に関わって出来たものだと見ればすぐわかるだろう。)

伏兵、ね。…いやまぁ、見ればわかるかな。どっちだよ!?
あれだろう、キミ。森の中で宿とか経営してる…あれでしょ…思い出せない。

(じろりと見遣りながらどっかで聞いた童話の話をしてみる。
確か狐狸妖怪の類はそういう人を化かしたりするのが得意なんだとか。)

へー、そうなんだ。おこん…ちゃん?…因みに出身は何処?
あ、因みに私は蒼穹《そら》だよ。年齢は測定不可能。
ゼロが8つ越えたあたりで数えんのやめた。
サボリの為に保健室に籠りに来たんで、こっちは治してくれなくてもいいんだけど、なぁ?

(言いつつ肩の切創を服を撒くって見せる。相手のペースに乗せられて治療されかけているけれど、
本当にこれでいいのかどうか。消毒を垂らしたり、それらしい傷薬にガーゼとか。
保険医の代理だけ会って、少々胡散臭さが漂う謎の耳のそれとは裏腹、仕事はきちんとこなせるみたい。)

はいはい。…これくらい良いって言ってるのに。
んで、何か考え事してたの…?お布団の中で。

(目だけ布団の方に向ける。)

おこん > まあ回復の秘術はわかるがのう。 あまり頻繁につかってというのもアレじゃろう。
使うにしてもワシにまかせい。伊達に長く生きてはおらぬぞ!
(治療させてさせて!ってオーラをすごい勢いで溢れさせる。
 相手は観念してくれたようだ。 傷口を見て、ふーむと唸る。
 どうも、物理的な何かというよりもエネルギー体としての色もあるらしい。
 ひどい傷跡だからといって治療をおろそかにするわけにはいかない。
 この生徒は治療を求めているのだ! サボりたいとか言ってたけど。)

そうじゃそうじゃ、化け狐じゃ。 人を騙しては褥を共にする、
人畜無害な恐ろしい化け狐じゃぞ。 何しろ相手に不利益を与えぬからのう。
出身は多分この辺じゃろうなあ。 あまり覚えてはおらぬが…。
そら、そらか……ふ、ふうん、はちけたなんだ…でもワシ教師じゃもん。
(相手とお話している間に、年齢的にははるかに相手の方が上だと分かる。
 本来なら「おこんちゃんって、おぬしなー」と言うところだが、言うに言えないので、
 教師としての権力で必死に上に立とうとした。 気持ちでは負けている。)

あとはガーゼに…ちょちょいのちょいじゃ。 よし。 すぐ治るぞ。
(治癒の術をガーゼに吹き込んで、傷口にそっと乗せる。上からテープ。
 痛みも取れるし、治りも早くなる狐の秘術だ。)

考え事とな。 そうじゃなあ。 常世祭についてじゃのう。
生徒たちが浮かれすぎては、よくないものが出てきてしまうのではないかと…。
(彼女の言葉にうむ、と重々しく頷いてお返事。 9本の尻尾がゆらゆら動く。)

蒼穹 > いや、あれ頻繁に使わないと生きていけないでしょ。
まぁ、あれだ。肉体持つって言うのも割かし不便なもんだよね。
私の方が年上だこの青二才めっ。いやだから聞けよおい。…んもう。

(やっぱり、勝てない。何だかよく分からないがそういう雰囲気に満ち溢れた目線が迫ってきている気がする。
人の好意は黙って受け取るのがこの世界らしいし。というわけで折れた。
人間と遜色ない見た目に色合いだけど、やっぱりたんぱく質や鉄分とは違う、
仮初の肉体みたいなものである。しかし、当然維持するのに相応の代償はいる。
実際、こうした原始的な治療法はあんまり知らないので、どうなるかは分からない。)

ほうほう。あれ、ちょっと何か言ってることがよく分からない…。
いやあの、狐狸妖怪っていうヤツなんでしょ?!人畜無害じゃなくて寧ろ、
豪放磊落にして傲岸不遜な危険人物とかじゃないのかな?!
こう、人を騙して褥を共にするんだったらその辺のアレな女と変わんないでしょうがっ!!

(語られた化け狐に対して突っ込み一発。)

ああ…そう、んじゃ地球産まれなんだね。
いや、多分9桁いってるんじゃないかな?多分46億くらいだよ。…お、おおう。あっはは。
因みにおこんちゃんよ、私は先生だろうと敬わない不良生徒だからそこんとこもよろしく。

(何かよく分からないけど。取り敢えず可愛らしいので怪我していない方の左手で撫でようと手を伸ばす。
身長差が上手いこと作用して結構撫でやすい気がする。ついでに耳も触らせてもらおうと。
露骨な必死さとかが表に出ている様に見える。…本当に数千歳を越えているのだろうか。)

…ん、おおお。
いや、自分の魔法ですぐに治せるって言ったけど。
…たまには人に直してもらうのも、良いのかなぁ?これ。

(怪我をする事は慣れているのだけれど、絆創膏やガーゼ、テープに包帯なんてものは慣れない。
原理はよく分からないけれど、自身の持っている自然的な治癒力が高められたような気がした。)

んー、ああ、そういえばそろそろだっけ。
掲示物もちょいちょい貼られてるね。…まー、ああいうのって、一つ二つ事件は起こるけど、
…良くないもの、ねぇ…。

(随分思い悩んでいるのが雰囲気からうかがえた。
尻尾や耳が感情を物語るのは、割とよくあることである。きっと本物なのだろう。)

何か、そのよくないものとやらに心当たりでも?

おこん > そうかのー。 まあ受肉しておると、必要性は高いのう。
あ、青二才とはなんじゃ!これでも、こう…ワシはえらいんじゃぞー!
(必死に文句を言いながらぺたぺた。治療をちゃんと終えてから、
 額の汗を拭う。仕事をしたぞという満足感。)

む、昔はそうだったんじゃけど!! 今はその…あの…
ちゅーとかしたり、まぐわったりとかして精気もらって生きとるんじゃよ!
アレな女て…ワシをアレな女て…! 人の精気を分け与えてもらって生きる、
恐ろしいアレなんじゃぞ…!
きゅうけた。 …ふ、ふうーん、やるもんじゃなー。
(年上戦術…効かない。 教師という立場…効かない。 妖怪としての立場…効かない。
 最早おこんに残っているものは、ただの歳経たっぽい喋りだけだ。)

ああっ、や、ためっ…あっ、こらぁ…!
(頭を撫で回される上に、耳まで撫で回される。 気持よくてとろんと表情が緩む。
 自然にぐりぐりと頭を彼女の手に押し付けたりとかして、甘える仕草。)

きちんと治療をしたという事実こそが、肉体をよく治すんじゃよー。
ウソじゃないんじゃよー。
(彼女の言うことにうんうん、と頷いてみせる。)

そうじゃなー。 良くないもの……なに、と確固たることは言えぬ。
それこそ神々は星の数ほどおるし、それらのどれが常世祭を検知するか…
何も起きず、生徒たちが楽しめればよいのじゃがなー。
(不安じゃなー、と小さくぼやいて。)