2016/10/03 のログ
ルベール > 「ダメだなー、こういう小難しい本を読んでるとすーぐ眠くなる。」

 特に、数字関係はあまり強くない。本の表紙を見るだけでふわぁ、と欠伸をかまして。
 まーいいや、とパタン、と本を閉じる。

「後でちゃんと今日やった分を聞けばいーんだよな。
 家でやんのめんどくせーな………」
 
 髪の毛を弄りながら、ため息を一つ。
 寝てしまった分は家でちゃんと埋めるくらいの努力はする女であった。
 破天荒に見えるが、本当に破天荒だったのは10代のころだけである。

ルベール > 制服の夏服は、あまり似合っているとは言い難い。
私服での登校もある程度考えたは考えたが、郷に入っては郷に従えとばかりに、制服はしばらくは着用するつもりでいた。

クラスの女子に聞いて、スカートを短く着用するコツってのを教えてもらい、短くしている。
こういう格好が得意、というわけでもないのだけれど。
一回り若い子と一緒になって服装や髪を弄るのが、……少し楽しい。

「そういや、遊ぶとこもあるんだったか。
 一緒に、って言われてたっけな。」
 
 けだるそうにしながらも、誘われるのもまた少し嬉しい。
 結論として、学園生活は満喫していた。

ルベール > とはいえ。

「ふぁあ……。」

退屈を感じているのも、まあ事実。
座学を嫌って前線に立っていたのだから、それも生まれや育ちのせい。
もう一度、ごろん、っとベンチに横になりながら、その手を空に突き出すようにして眺め。

「ちゃんと訓練もしとかないとな。
 たとえ戻れても、なんもできねえってなったら戻った意味もないし。」
 
 拳をぎゅっと握って、手を開いて。
 穏やかな心持ちだと、火力はずいぶん控えめになってしまう。
 平和を楽しむのも程ほどにしなければ、本当に一線に立てなくなる。

ルベール >  …となれば、誰もいない場所で思い切り戦う必要がありそうだ。
 訓練をする場所に、危険な生物が住む荒野があるらしい。更に、怪しげな界隈もある。

 ふふん、っと鼻を鳴らした。
 冒険心が擽られる場所がいくつかあるのは間違いない。
 
「……うし、今度はそこらうろついてみるか。」

 ぺろ、と唇を舐めて起き上がる。
 まだまだ、破天荒な部分はたっぷりと残っていて。

ご案内:「屋上」からルベールさんが去りました。