2016/10/19 のログ
ご案内:「屋上」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > 「うーん、時計塔の方が高いけど、ここからの眺めも中々……」

放課後の屋上。七生は給水塔の上から夕焼けに染まる常世島を眺めていた。
最初は転落防止用のフェンスに上ろうかとも思ったのだが、見つかったらまず間違いなく怒られる。
そう思って給水塔に上ってみたのだが、多分怒られる具合はどっちもどっちだろう。

学生通りや商店街を行き交う人々を見下ろしながら、七生は少しだけ優越感に浸っていた。
ここと時計塔に居る時くらいしか、人を「見下ろす」事は殆ど無いに等しいから。