2017/03/17 のログ
ご案内:「屋上」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > 天気にも恵まれ、暖かな日差しが降り注ぐ屋上。
そこに据え付けられたベンチに寝転がって、七生は青い空を眺めていた。

「空なー……飛んでみてえなあー……」

そんな事をぽつりと呟いて、欠伸を噛み殺す。
かれこれ1時間もの間、そうやって過ごしていた。
年度末もいよいよ差し迫り、朝登校して出欠確認だけ済ませたら解散という日も、だいぶ増えてきた。
今日も、そんな日だった。

東雲七生 > バイト先では有翼人による航空便を始めた様だった。
春の青空の下を飛ぶのはさぞ気持ちがいいだろうな、とバイト仲間が出立するのを見届けたのが昨日。

翼を持たない七生は、精々が屋根の上までの高さしか至れない。
跳ぶことは出来ても、飛ぶのには到底及ばない。

「……気持ち良いんだろうなー、やっぱ。」

見上げている青空を、青垣山から飛んできた鳥が研究区の方へと飛んで行った。