2017/11/19 のログ
ご案内:「屋上」に岡崎燐太郎さんが現れました。
岡崎燐太郎 > 「あぁー……」

情けないうめき声をあげ、ベンチに座っている少年。
大股を広げ腕と首を背もたれから投げ出し、全身脱力した状態のその姿は、
今の体勢に不相応な執事のような格好で。

中庭で行われているクイズ大会に人が集まっているのか、
休憩所なんかとして開放されているにも関わらず他の場所より人が少ない。

どかっと腰を下ろしベンチを占領している状況の今は都合がいいとぼんやり思った。

岡崎燐太郎 > 「はあ……慣れねえもんだな」

ぐるんと大振りに頭を振り戻してその場で座り直し。
一人ぼやきながら綺麗に整えられた首元のネクタイを緩める。

友人の出し物に欠員が出たからと代理を任されたはいいが、
まさかその出し物が執事喫茶なるものだったとは……。
接客はともかく普段着ることのない衣装をまとい、
マニュアル通りに動くというのは予想以上に疲弊する。

昼になりようやく交代ということで、外の空気に当たろうと屋上に足を運んだわけだが。