2017/12/28 のログ
ご案内:「食堂」に岡崎燐太郎さんが現れました。
岡崎燐太郎 > いつもより閑散とした雰囲気の食堂。
まばらにいる人々に紛れて、長テーブルの一角で箸を弄ぶ少年が一人。

「早いもんだな……もう年が変わるのか」

季節は年の瀬。この時期にやることは十人十色だろう。
島外へ帰省したり旅に出る者から、学園に残る者まで在り方は様々だ。
知り合いの半数は帰省などで去っていった一方で、もう半数はいつもと変わらぬ日常を選んでいた。
こうして自身もまた居残り組の一人であるのだが。

ここでは長期休暇期間の過ごし方は比較的自由らしい。
休みを利用し遠出するもよし、平時と同じく登校するもよし……
己はといえば年末といえど学生の身分で多忙を極めるということもなく、
特に考えもなしに馴染みの教室に足が向かっていた。
そして昼時を迎え、腹の虫に誘われて食堂へやってきたのだった。