2018/02/17 のログ
ご案内:「屋上」に真淨在処さんが現れました。
■真淨在処 > 「いやーーやっぱ此処は落ち着くっつーか気分転換とか一服に最適だよなぁ」
と、暢気な声で独り言を呟いて一服している赤毛赤瞳の青年が一人。気さくな表情や緩い雰囲気は何時もの如しだ。
屋上の一角に備え付けられた据え置きの灰皿と、その近くのベンチに腰を下ろして煙草を蒸かす。
煙を空へと燻らせながら、そういえばもうすぐ進級や新入生の季節なんだなぁ、とか思う。
「っていうかバレンタインデーに義理チョコすら貰えなかったんですがどうよ?」
と、誰に言うでもなく呟いて何か乾いた笑みを浮かべる。うん、義理チョコくらいは欲しかったよ…。
どちらかといえば広く浅い付き合いばかりだしなぁ、とか思いつつ。まぁ性格もあるんだろうから自業自得か。
■真淨在処 > 「それはそうと…コイツどうすっかなぁ。アイツは兎も角、俺は剣術とかそんな得意じゃねーんだけども」
青年の隣、置かれているのは黒く細長いケースだ。中には一振りの機械仕掛けの刀が入っている。
実家の発明品の失敗作…の、改修品なのだが扱える者が殆どゼロでこちらにお鉢が回ってきた次第で。
「…あんのクソ親父、人を勝手に勘当しといて今度は失敗作の再利用のテスト代わりかよ…やれやれ」
ケースをバンバンと軽く右手で叩いてから吐息と共に盛大に煙を吐き出して。
そもそも、青年は剣術にそれほど長けているとは言い難い。まぁド素人よりはマシだが。
「義理チョコすら貰えなかったし、面倒なの押し付けられるし2月はアンラッキーな月なのかねぇ」
■真淨在処 > 「…まー折角だしぼちぼち使ってみるとしますか」
ケースをまたバンバンと叩いて。煙草の吸殻を異能で一瞬で塵すら残さず燃やし尽くしてから2本目を口に咥える。
異能で煙草の先端に火を点しつつ、軽く欠伸を噛み殺して。
ついでだし、一応地味にやってる魔術方面もそろそろ実践してみるのもいいかもしれない。
「うーん、座学はいいとしても実践となるとなぁ。さて、どうなるかね」
異能に関しては問題ないが、魔術方面は成績は悪くないが実践となると微妙な所だ。
まぁ、それもこの機械仕掛けの刀と併せて試し斬りとか試し撃ちしてみればいいだろう。
勿論、訓練施設とかでの話だ。もしくは転移荒野に繰り出すとか。使い慣れない武器を例えば落第街とかあっち方面で使うのは命取りになりかねない。