2018/11/10 のログ
ご案内:「保健室」に暁 名無さんが現れました。
暁 名無 > 「いててて……やっちまったなあもう。」

だいぶ日も傾いた休日の午後。
書類整理をしていたら紙で指を切るという定番のアレをやらかした俺は保健室に来ていた。
馴染の保健医は本日はお休みだったので、合鍵で勝手に入って勝手に治療器具を引っ張り出して勝手に手当してるのだけども。

「ほんと、良い歳なんだからちゃちい怪我とかしたくないよねぇもー」

デスクワークが多い所為か最近腰痛もちらついてるし、ちょっと気を払って行かないとなあ、なんて思ったりも。

暁 名無 > 「ふう、これでまあ……一応は良しとするか。」

ソファに寝転んで今しがた包帯を巻いたばかりの指を見遣る。
紙で切ったくらいで大袈裟な、と思われるかもしれないが実際大袈裟だ。
こんな事で包帯使うな、と保健委員にもめちゃくちゃ怒られると思う。

「けどまあ、何ごとも気分ってのは大事だからなあ。」

自分で手当てをしました、という証として今回包帯君には犠牲になって貰ったのだ。

ご案内:「保健室」に冬桐真理さんが現れました。
冬桐真理 > ガラガラと音を立てて戸を引き開けると、ソファに転がる大男。
予想外の先客に思わず固まるが、それも一瞬のこと。

「む。怪我か・・・?
随分と派手にやったのか?」

特に気にする様子もなく保健室に入りながら薬品棚へ。
視線は男の指に巻かれた包帯に向けられる。

暁 名無 > 「おう?
 保健室を利用するなら生憎ここの担当は本日お休みだよー」

足まで組んでしっかり仮眠体勢に入ったところで戸の開く音。
何だ何だこんな時間に何事だと視線だけ其方へ向け、本来の保健室の主は不在である旨告げる。

「えっ、ああ……まあ。大した怪我じゃあないんだけどな。」

痛みで言えばだいぶ派手に痛いんだが、まあそれはそれ。
怪我の度合いで言えばただの切り傷だ。

冬桐真理 > 「そのようだな。まぁあたしも頭痛がするから薬を貰いにきたところだ
・・・・・・とこれだ。少し失敬しよう」

と小瓶の中の鎮痛剤を3粒手に取り、水道へ。
手杓で水を汲み飲み込む。

「さて、見たところ切り傷のようだが、消毒はしたのか?
軽かろうと重かろうと、そこは重要だぞ」

巻きつけられた包帯。何となくだが適当に巻いただけのようにも見えればそんな疑問が口を衝く。

暁 名無 > 「頭痛ね……まあ、お大事に。
 あ、これ?消毒は一応したし、何なら怪我は慣れっこだからなあ。」

噛みつかれたり引っ掛かれたり切り裂かれたりと、魔法生物界隈に居ると生傷が絶えないのが現状だ。
ちゃんとした手順を踏めば、噛み千切られた指をくっ付ける程度の事は出来る。

……いやまあ、それでも実際のとこ包帯自体は適当に巻いたものだけども。

「ご心配どーも。
 まあ、見た目はこんなだが……見た目だけだ。見た目だけ。」