2015/07/05 のログ
東雲七生 > やらんわッ!

(内臓じゃねーか、と大きく首を横に振る。)

今の時期何を使っても蒸れると思うんだけど!?
つーか、なに、何でマスクなんて被ってこんなとこに……?

(勢いに呑まれかけていたが、初対面である。
 その事を思い出して、少しだけ表情が強張った。つい昨日拉致未遂に遭ったばかりである。)

阿僧祇 宿禰 > ちぃっ!けちんぼ!箪笥の角に小指をぶつけて痛くないけどちょっと爪が欠ける程度の怪我しろっ!

(限りなく矮小な呪いをかけた。)

吸水性の良い素材とメッシュ素材を組み合わせれば…
おお、よくぞ聞いてくれたの、先ほどまで吾が格闘興行部の練習を行っておっての。

(まだ猫パンチはしている。)

東雲七生 > それでも十分痛いからな、足の爪欠けるのって!ささくれみたいになったら靴下履く時とかに!!
つーかでけえ図体でちゃっちぃ呪いを掛けんなッ!?

(最後の方はほとんどため息交じりである。)

そういうささやかな努力とか創意工夫は別に聞いてねえよ!
……って、え?格闘興行部……?そんな部活あるのか、知らなかった。

阿僧祇 宿禰 > 爪きり使うとささくれやすいからやすり使おうな。
…いや、ほら、リアルになったら悪いなーと思わんでもないのじゃ。

(急に優しい声色になった。)

ふっ、人の世に下りてきて吾も創意工夫を学んだのじゃよ。
…まぁ、インディー部活動じゃからの。たまーに昼休みにプロレスやったりしておるぞ。

東雲七生 > お、おう。
……悪いと思うなら、最初から言うなよそんな……。

(突然の変化に対応しきれず、困惑した表情で男を見据える。
 どう見ても怪しい、と先程から警戒しきりだ。)

人の世って……そろそろツッコミ疲れて来るんだけど!
昼休みにプロレスって、それは割と普通の男子高校生の昼休みなんじゃ……。

(つまりほとんど同好会も同然なのか、と東雲は納得することにした。)

阿僧祇 宿禰 > うむ、でないと、拳も足刀も使いづらいからの。
馬鹿者、淀んだ気は陽気で払わずしてどうするか。

(びしっとサムズアップなんかしている。)

かっかっかっ、何、今は同じ生徒じゃよ。多分。
であろう?ようやく金が取れる試合を見せられるようになってきてのう、思い立って興行までを行うことにしたのじゃよ。

東雲七生 > ささくれが気になって拳や足刀が使いづらいってのも、それはそれでどうなんだ……?
……え? あ、……。

(言われて気付く、そういえばだいぶ心が軽くなったと。
 もしかして最初からそのつもりで、と少し訝しみながらもこちらも親指を立てて応じた。)

いやいや、まてまて。学生なのは見りゃ分かるって。
はぁー、なんつーかそこまでやるかって感じだけど……興行、ねえ…。

阿僧祇 宿禰 > 肝心な勝負の時に些細な事で集中力が乱れ命を落とす例など五万とある。常に戦場の心意気をもってだなぁ。
それに些末なものであれ試練は試練、それを乗り越え自信を身に着けるがよいぞ。

(何となく説教臭いことを言いだしたあたりで頭を振って)

いかんいかん。…いやぁ、こう、生徒じゃないほうが都合が…。
娯楽というものは幾つあってもよいものじゃよ?それに、血の気の多い連中のガス抜きにもなるしの。

東雲七生 > そんなんで乱れる様な集中力で戦場に出るなッ!?
いざとなったら毟るわ、そんな大した痛みでも無いんだから!

(やたらと大仰な話になってきたな、と呆れながらも律儀にツッコんでいく。
 ほとんど性分なのだろう。)

いや、何の都合だよ何の!てか都合がいいの?悪いの?どっちだっつーの!
……いやまあ、それは確かに否定しないけど、むしろこの学校の血の気の多い連中にそんなの見せたら真似するんじゃ……。

阿僧祇 宿禰 > 些末であるがゆえに乱れるのじゃよ。そう、テストの時になぜかトイレに行きたくなるが如く。テスト勉強の際に部屋の汚れが気になるが如く。

(ぐっとこぶしを握って強弁。)

え、いや、生徒じゃないなら拉致って強制トレーニングで所属レスラーに仕立て上げてもいいかなって。
それを取り仕切れるように部にしたのじゃよ。…公安に怒られるし。

東雲七生 > いや、その気持ちは分からんでもないが……。
まあ事前に準備はちゃんと整えとけって事だな、うんうん……。

(腕組みして何度か頷く。)

拉致やめて!?割とそのワード今トラウマだから!!
なるほどなあ……いや、まあ、苦労してんだなそれなりに……。

阿僧祇 宿禰 > 左様。お主、なかなか筋がよいのう。…わしと一緒に後楽園のトップを狙わんか?

(キラキラした目で見ているが、レスラーのお誘いである。)

ふぁっ!?…そ、それはすまなんだ。…って、待て、どういう事じゃ?
うむ、頭握られてあんたの仕事は?って聞かれた時にはちょっと漏れたのじゃ。…嘘じゃが

(震えている。嘘という直前まで。)

東雲七生 > お断りします。つーか後楽園ってどこ。

(真顔で即答した。断固拒否の構えである。)

いやまぁ、つい昨日拉致られかけて怖い思いしたばっかで……。
漏れたの!?大が!?小が!?つーか嘘か!良かった、今すぐ風紀か公安呼ぶとこだった!

(取り出しかけたスマートフォンに似た端末をポケットにそっと戻した。)

阿僧祇 宿禰 > 残念なのじゃ。
前時代の格闘技の聖地じゃの。

(残念というものの口元は吊り上がっている。)

ふむ。それこそ公安か風紀に通報案件じゃろうに…。
小じゃ。…常に漏らしてるようじゃとその辺より介護を手配する羽目になりそうじゃのう。

(くすくすと小さな笑みが漏れ)

東雲七生 > へー、後楽園ねえ……。
そんな場所があったのかぁ……この島に、じゃ、ねえよな。

(ふーん、と感心した様に何度か頷いた。)

いやまあ、そうなんだけど……場所が場所だけに取り合って貰えるか怪しくて……。
小か。……いやまあ、あんたの口調じゃ割と冗談に聞こえねえんだけど。

(こちらには笑う余裕はあんまり無い。というか若干疲労の色が浮かんでいる。)

阿僧祇 宿禰 > うむ、本土の方じゃの。
この島では、その聖地は儂らが作るのじゃよ?

(ぐぐっと再度拳を握る)

馬鹿者、当初取り合わずとも同じ案件が再び起きたときに対処ができるわ。主が言わねばその情報は誰も知らぬ物に成るのだぞ。
オオゲツ姫ならばそれも喜ばれようが、わしじゃただの粗相じゃからのう

(愉快気な声と、ほそまった目がマスクから覗く。)

東雲七生 > 本土かー、俺が住んでたとこはそんな場所無かったな。もっと都会の方か。
へえ、なるほどね。そういう事なら頑張れ、応援してる。

(よく分からないが熱意は伝わったらしい。薄く笑みを浮かべた。)

それも……そうか。んじゃあ、今度ちょっと言いに行ってみるよ。
おおげつひめ……?誰か知らんけど、粗相は粗相なんじゃねえのか?

(こんな話してどうする、と我に返ってジュースを一気に呷った。)

阿僧祇 宿禰 > うむ、江戸の方だったの。
…何を他人事のように申しておるのじゃ?

(ニィと唇を引いた。)

うむ、それが良いぞ良いぞ。…だが、タイガーマスクに拉致られかけたというのは内緒じゃよ?
オオゲツのは排泄物が食料になるからの。まぁ、それが原因で真っ二つにされたが。

(感慨深げに頷いている。)

東雲七生 > 江戸?……え、江戸?
……他人事だっつの!巻き込むな、ただでさえ放課後は補習で首が回らねえってのに!

(流石に興行に付き合える余裕はないぞ、と眉を寄せる。)

どっちも未遂だけど、むさ苦しい野郎に拉致未遂されたってのは俺としてもさっさと忘れたいからオッケー。
排泄物が、食糧……?ああ、まあ、世の中色んな趣味があるよな、うん。他所でやってくれる分には構わねえよ、うん。

(真顔の頬が若干痙攣している様に引き攣っていた。)

阿僧祇 宿禰 > イェス、アイリブインエド。
興行というものはプレイヤーだけでは行えんものなのじゃ。つまり、総ての住人が当事者というわけじゃな。

(ドヤぁと言わんばかりの顔、心なしか虎のマスクがそんな雰囲気を醸し出した。)

取引成立じゃの。
…なんか勘違いしている気がしなくもないが、まぁ良いか、わしのことじゃないし。
…しかし拉致か…。

東雲七生 > 江戸って……だいぶ昔の地名じゃなかったかぁ?たしか、百年以上……前の。
ああ、なるほどな。うん、まあ、補習が無かったら見に行くよ。補習が無ければ。

(同級生にも誘ったら乗ってくれる奴も居るだろうし、と頷いて笑みを浮かべる。
 多少、興味がない事もなかった。見る分には、だが。)

拉致だよ、拉致。
どう説明したもんか、俺も心の整理がついてないし、そもそも拉致される心当たりとか、全然なんだけどさ。

阿僧祇 宿禰 > ほう、そんなになるのか。過ぎてしまえば早いものじゃのう。
…うむ、わしが言えることではないが、必要な分だけ抑えればよいのじゃ。

(少し暖かい視線になった。)

対象の価値は相手が決めるものじゃからのう、儂のように純粋に人手が足りんパターンもありうるからの。
…しかし、二番煎じは、いかんよなぁ。

(がっくりその場に崩れ落ちた)

東雲七生 > いやいや、え、何だよその言い方……。
必要な分って、どれくらいなのか俺には見当もつかねえけどさ。

(まあ島中の人間が必要ってわけでもないだろう、と。)

人手かあ……そんな感じじゃなさそうだったなあ。何て言うか、依頼が出されてたとか、そんな感じな言い方されたけど。
……って、なに!?え?ショックなのそこかよ!何番煎じでも拉致はダメだろ!?

阿僧祇 宿禰 > いやほれ、儂の知識結構とびとびじゃからのう。
30点ぐらい?

(赤点の方のボーダーを示した。話題がすれ違っている。)

…ふむ、となれば、そなたかそなたの周りになんぞ価値があるという事じゃのう。…つまり、そなたの傍におれば戦い放題というわけじゃな?
たわけ、…おらぬものを拉致できるわけがなかろう…

(でもダメージがデカい。)

東雲七生 > いや、飛び飛びとかそういう問題じゃなくね?普通そんな知識がぽんと出て来る方がおかしいって。江戸とか。
……あ、あー!そっちね!俺の補習の方ね!……はい、努力しまーす……。

(ひらひらと手を振って苦笑する。)

んな物騒な認識要らねえし、ホント普通の男子高校生ですよー、俺は。
たわけって言われる程かぁ!?……まあ、でもほら、何ていうか、そんなに落ち込むなって。な?

阿僧祇 宿禰 > …そうかのう?江戸も最近ようやく覚えたのじゃがなぁ。地名はころころ変わるから嫌いじゃ。
うむ、努めるとよい。

(ゆっくりと頷いた。)

まぁ、マークは付けておいて損はなかろうな。
せっかく落第街の輩ならよかろうとしておったのに…二番煎じ…くぅっ!

(ごろごろしている。)

東雲七生 > ……お、おう。そんなにころころ変わってるか……?

(少なくとも数百年単位じゃないだろうか、と思ったがややこしくなりそうなので黙っていることにした。
 さわらぬ神に何とやらである。)

やーめーろーよー……はぁ。
別に落第街の人間って訳じゃねえし、たまたま居合わせただけ、ホント。たまたま。

つーか、俺そろそろ帰るからさ。アンタも帰る準備しといた方が良いんじゃねえ?

阿僧祇 宿禰 > アズマエビスだの江戸っこだの東京人だの、覚えても覚えてもきりがないわ。

(寝転んだままくわっと目を見開いた。)

発信機持たせてないのにさらわせるわけにもいかんからのう。
そうじゃの、儂もそろそろ新たなマスクマン候補を探しに行くとするかのう。

(ヘッドスプリングで立ち上がり)

東雲七生 > ……そうかぁ?少なくとも東京だけ覚えときゃ困らねえと思うけど。

(苦笑したまま手の中の空き缶を弄ぶ。)

まあ、うん。そうだなー。
なんにせよアンタと話しててだいぶ気が楽になったよ、サンキューな!

(笑顔でそう告げ、開かれたままだろう扉へと歩き出す。)

阿僧祇 宿禰 > 寝て起きたら呼び方が変わってるから困るのじゃよ。
なればよし、強き心があれば淀んだ気は払えよう。

(サムズアップをして見送る。しばし佇んだのち、マスクを外して立ち去って行った。)

東雲七生 > (あ、そういえば名前を聞きそびれた、と気づいたのは既に階段を降りた後だった。
 まああれだけ目立てばまた会えるだろう、プロレスの興行で調べれば自然と見つかるだろうし、と思い直してそのまま学校を後にしたという。)

ご案内:「屋上」から東雲七生さんが去りました。
ご案内:「屋上」から阿僧祇 宿禰さんが去りました。
ご案内:「保健室」におこんさんが現れました。
おこん > (尻尾を抱きまくら代わりにして、保健室のベッドで爆睡中。 怪我が多い生徒のために、
 沢山ベッドは用意してあるから別に自分が寝てても問題ない。
 テスト中は召喚術を連続で使用するため、寮に戻るのももどかしいほど疲弊するので、
 こうしてこっそりと使わせてもらい、前線基地としているのである。
 事実、ベッドの周りには稲荷寿司の空いたパックやら、
 おそらく飲み干したものであろうペットボトルやらがきちんとまとめられている。)

んん……
(眠りという意識の闇の中で、手を伸ばす。尻尾ではなくて、何かを掴みたい。
 抱きしめたい。 もちろんそこに何があるわけでもないので、空を切るだけだ。)

ご案内:「保健室」に片翼・茜さんが現れました。
片翼・茜 > 「おーい、保険医いるか。」ぐったりと熟睡している生徒をおぶって、保健室に入ってくる。
テスト中に寝落ちした上、どうやっても起きなかったので仕方なく保健室で寝かそうと連れてきた。恐らく一夜漬けを連続して行ったのだろう、生徒の目元には濃い隈ができていた。
返事はない、まぁ寝てるだけなら特に診てもらわなくてもいいだろう、と空いているベッドに寝かせて、布団をかける。

さっさと出ていこうかと思ったが、おこんが寝ているベッドの周りにゴミが置いてあるのが目に入った。別に寝ているのはいいが、ゴミは捨てておこう。そう思ってベッドに近づく。

おこん > (人の気配を感じると同時に素早く飛び起きる。 一呼吸すらおかずに、
 ベッドを挟んだ反対側に飛び込み、ゆっくりと顔を上げて相手を確認した。 ゆっくりとため息をつく。)
なんじゃ…保険医が戻ってきたのかと思ったわい。 ここはワシの巣じゃぞ、試験が終わるまでは。
(このベッド、と目の前のそれを指し示す。)

片翼・茜 > 「人の顔みてため息つくとは失礼な。悪かったな、お目当ての相手じゃなくて。」肩をすくめる。

「ゴミを片付けようとしただけだ、教師がゴミの傍で寝てるのは学生に示しがつかないと思ってな。」手を上げて領地侵犯のつもりはないアピール。

おこん > 目当てもくそも無いわい。 どのみち会うからのう。
べちにゴミは残そうとしたんじゃないし…後で捨てるし…
(お母さんに怒られた級の言い訳をしながらぶつぶつ。
 抱えてる生徒を見て、なるほどと頷く。)

無理しすぎといったところじゃろう。 その辺に寝かせておけばよい。
大怪我等はしておらぬじゃろうし、もう少しすれば保険医が来るはずじゃ。
1日1回学園の集積所に捨てに行くんじゃが、力を連続で使うと、
腹も減るでのう。 仕方がなく飲み物と食べ物が増えるんじゃな。
(言いながら立ち上がって、残しておいたペットボトルを足でぺこぺこ潰す。
 ビニール袋に、分別したゴミを詰めはじめて。)

片翼・茜 > 「はいはい、わかったよ。」全然信じてないけどわかってあげる。まぁちゃんと捨てるなら特にいうことはない。

「ここ数日徹夜でテスト勉強をしていたらしい、それでテスト中に寝落ちしてるんだから本末転倒だな。」やれやれ、といった様子で空いているベッドに生徒を寝かして、布団をかける。

「生徒一人一人に相手を召喚してやってるそうだな、疲れてるだろう、ゴミ捨ては私がやるよ。」魔術の素養がない自分にはそれがどれだけのことかは分からないが、結構な生徒がおこんの授業を取っていたはずだ、ゴミ捨ても出来ないほど疲れきっていたのに、起こした上にゴミ捨てまでやらせるのはどうも気がとがめた。代わりにやってやろうと、手を出そうとする。

ご案内:「保健室」に蓋盛 椎月さんが現れました。
蓋盛 椎月 > から、と戸を引いて中に入る。手には内容物の詰まったビニール袋が提げてある。
人の気配が三つ。
寝込んだ生徒と、よく見知った人物と、あんまりここでは顔を合わせない教師。

「あ、どーも、お疲れ様です」
人当たりのいい笑みで、教師二人に会釈。
冷蔵庫にビニール袋の中身――買ってきたペットボトル飲料などを詰めていく。

おこん > 保健室を不潔にするわけにもいかんからな…ほんとにほんとじゃぞ。
(ほんとだし。 いちおうわかってもらえたけど頑張って言い訳していきたい。)

まったく本末転倒じゃのう。 ひどいもんじゃなー。すなおに補修受けたら良いのにのう。
(気持ちはわからないでもないが、テストという”本番”に対応できなければ、
 どんなに頑張っても良くない結果になってしまうのは明らか。 やれやれと頭を振って。)

帰る時でよいぞ。 しかしいい時代じゃのう。 行くところに行けば、
新鮮な食い物も飲み物も手に入るでな。
(ぐいぐい。 カップ味噌汁のカップをビニール袋に突っ込んで、
 厳重に封をしながらつぶやく。)

あ、しづきが戻ってきた。 おかえりー。病人?じゃぞー。
(よう、って手を上げてご挨拶した後、 あいつーじゃよー、と
 ベッドに寝かされてる生徒を指さして。)

 

片翼・茜 > 「お疲れ様です。生徒が寝落ちしたので、ベッド1つ借りていますよ。多分ただの睡眠不足だと思います。」軽く会釈してから、熟睡中の生徒を視線で示す。>蓋盛

「全くだよ、普段からきちんと授業を受けていればこんなことしなくて済むというのに……。授業中に一夜漬けは非効率的だと何度も言ったんだがな。カハァー。」ため息のように顎をだらりと落として喉の奥からコーヒー臭の息を吐く。授業で話した内容を理解されていないのは悲しいことだ。

「わかった、戻るときについでに捨ててこよう。そうだな、金さえあれば食うには困らない、平和……とは言いづらいが、暮らしやすい時代だ。」数百年前を思い起こす、人はとてつもない速度で進歩し、その技術力で世界を作り替えていった。魔術や異能の出現で世界は荒れたが、それでも今日は昨日より良い日なのだ。>おこん

蓋盛 椎月 > 「ただいまー」
手をヒラヒラと振って、軽く寝ている生徒を診る。
言葉通り、どうやら睡眠不足と疲労らしい。この時期はよくある。
ゆっくり寝かせて、起きたら飲み物とビタミン剤でもおごってやれば問題ないだろうと判断。

「おこん先生こそ寝てなくていいんですか?」
最近試験で忙しいようだし。
急須に茶葉を入れて三人分の茶を入れて出す。
二人へのねぎらいの意味も込めて。
(……茜先生は珈琲のほうがよかっただろうか?)

「茜先生は真面目なセンセーですね。尊敬しますよ」
へら、と笑う。言葉に他意はない。

おこん > まあ頑張った結果なんじゃろう。 なんとかしてもらうしかあるまいな。
机上試験はどうしてもそういうことが起こるからのう。その点、実技は楽じゃぞ。
(相手の言葉に何度も頷く。頑張っても試験中にダウンしてしまっては、
 結局満足なパフォーマンスを出せていないのだからしかたないのだ。)

とても暮らしやすいのう。 飲み食いもそうじゃし、こうやって眠ることもできるでな。
(ベッドの上に座りなおして、軽く布団を叩いた。)

うむ…ワシはさっきまで寝ておったが…少しは起きていられる。
すまんのう。
(しづき先生からお茶を頂いて、きちんと頭を下げてから口をつける。
 温かいお茶がじんわり寝起きボディに染み渡っていく。)

片翼・茜 > 「ああ、どうも」とお茶を受け取って一口飲み、ほう、と息を吐く。
真面目、と言われれば苦笑しようとして頬が動かず、指で頬を釣り上げて「不器用なだけですよ、長生きはしてますが、おこんのように酸いも甘いも噛み分けて、コミュニケーションに長けているわけでもないですから。ただ規則やデータに従ってるだけです。」>蓋盛

「そうだな、後で補習の手配をしておくよ。」疲労の極致だったろうに、出席はしたし、途中まで解かれた問題は概ね合っていた、その努力は評価したい。
「実技なぁ、経済学の実技となると株式投資でもやらせればいいのか?」生徒に金銭的な被害が起きるようなことは避けたい、ヘタすればそれで経済嫌いになってしまうこともありえるし。>おこん

蓋盛 椎月 > デスクに座って本棚から『猫でもわかる外科手術』を取り出してめくる。
図書館から借りだしてきた本だ。
そろそろ延滞になりそうだが、一向に読み終わる気配がない。
「あたしも勉強は苦手だから、その子に説教出来る立場にはないな~」
苦笑。

「お互い様ですよ。この間はあたしが助けていただきましたから」
恥知らずな人生を送ってきたが、
養護教諭が保健室で介抱されるというのはさすがに蓋盛にとっても恥であった。

「経済学だったかどうかは忘れましたけど、
 昔行ってたガッコではPC室で経営シミュレーションやらされましたねぇ。
 ……あたしの班は一族夜逃げの結果に終わりましたけど」
自分もお茶をすする。

「茜先生はなにかご趣味はないんですか?
 長生きしていると、何か楽しめるものでもないと退屈でしょう」
真面目、ゾンビ、長生き、人情家……片翼茜という教師について知っている情報はそれぐらいだ。
プライベートについては全く知らない。
それとも、本当に仕事一筋で生きているのだろうか?

おこん > 経済学というならげーむをやらせるのがよかろう。 市場原理というやつじゃな。
物事のやりとりと価値について気づかせることが大事じゃろう。
(相手の言葉に頷いてから、小さくあくび。)

あの時のしづきは可愛かったのう。 たまにはああなってもよいぞ。
そしたらワシがいっぱいかわいがって…介抱してやるでのう。

さて、ワシは少し眠り足りぬでのう。 あとはよろしく頼むぞ。
(もぞもぞお布団にもぐる。 二人の言葉を待つ間すらなく、寝息を立て始めて。)

ご案内:「保健室」からおこんさんが去りました。
片翼・茜 > 「まぁ、わかりますよ。勉強は習慣になるまで辛いものです。私も教師を志した時は辛かった。」そこで一度言葉を切り、お茶をすする。
「ですが、勉強のために健康を犠牲にして、結局テストも果たせないのでは、コストに対してリターンが見合いません。経済学を教える身としてはみっちりお説教したいところですな。」生徒が時間の使い方を失敗したが気がかりだ、この調子では学園を卒業したあとどうなるか……。

「ふーむ、シミュレーションですか、確かに理論一辺倒では身につかない部分もありますね。ありがとう、検討してみます。」確かゲーム要素を盛り込んだ、国家間の貿易や人口移動を再現したシミュレーションモデルがあったはずだ、と思い当たる。来期から取り入れてみよう。

趣味は、と問われれば「一応ボードゲームの類を、誘われればやる程度ですが。あとはまぁ、散歩として島内を見まわったり。時間は確かにありますが、最近は教師として学ぶことが多くて、趣味に費やせるような時間はそれほど……。」茜に趣味として打ち込んでいるものはそれほどない。別にやらなくてもいいものばかりで、時間のほとんどは勉強や授業の準備に費やしている。

「ああ、悪いな起こして、お疲れ様。」とおこんを労う。蓋盛先生より寝ることを優先するとは、本当に疲れているのだろう。

蓋盛 椎月 > おや、と穏やかに寝息を立て始めるおこん先生を見やる。
キャスターつきの椅子で座ったまま近づいて、少し乱れた前髪をそっと整えた。
「おやすみなさい」

「ははは……お手柔らかにしてやってください。
 本人だってある程度はわかっているでしょうし」
苦笑いして宥める。良い生徒だった経験がないためこういう話になると肩身が狭い。

ふうん、と顎に手をあてて茜先生の話を聴く。
趣味と仕事の時間の境目が曖昧になりつつある自分とは大違いだ。
蓋盛にはあまり共感できなかったが、まあ、そういう人種もいるのだろう。
「ほんとにほぼ仕事一筋なんですねぇ。
 それじゃ浮いた話の類もないんじゃないですか?」
からかい半分の表情と口調で。

片翼・茜 > 「そうですね……。普段はちゃんと授業に出てくる子なんです。きっと気負いすぎたんでしょう。」幸せそうに眠る生徒の寝顔を、目を細めて見つめた。

浮いた話など聞かれれば困ったように眉根をよせて「そりゃあ、死んでますからな。腐った死体に恋焦がれるんじゃ病気ですよ、そんな人が居たら連れてきますんで治療をお願いします。いや、カウンセラーの方がいいか。」と冗談めかして笑おうとして、頬が動かない。また指で頬を釣り上げて、無理に笑った。

蓋盛 椎月 > 「さて? わかりませんよ」
悪戯っぽい笑みを見せて、そっと近寄る。

「常世学園は様々な人間――いえ、存在の坩堝ですから。
 誰かの常識は、誰かの非常識――誰かの健康は、誰かの病ですよ。
 それに――恋なんてものは誰にとっても病気です。
 長く生きて、そんなことも忘れてしまいましたか?」
茜の手を静かに取る。
もう片方の手を、彼女の手袋の上からそっと重ね、優しくさする。
茶の瞳で、茜の気怠げな瞳をじっと覗きこんだ。

払いのけることは容易だろう。

片翼・茜 > 手を重ねられると一瞬驚きに目を開くが、すぐに元の倦怠を宿すいつもの目に戻る「……口説いてるんですか?一応言っておくと、私は女ですよ。」手は払いのけず、目を見つめ返す。
蓋盛 椎月 > 「そんなの見りゃわかりますよ。おこん先生だってそうだし」
笑い声を漏らす。

「いえね。
 随分と長いこと誰にも触れられなくて、
 持っている本人にさえその輝きを忘れ去られてしまった――
 そんな宝石があるとしたら。
 手にとって触れてみたくはなりませんか?
 ――それだけの話ですよ」

顔を少し近づけて、鼻を鳴らす。
珈琲の香りと、かすかな腐敗臭が鼻孔をくすぐった。

「口説かれるのは、お嫌でしたか?」
目を細めて。

片翼・茜 > 「女性に口説かれるのは随分久しぶりだったので、間違われてるかもと思いまして。」笑おうとして、笑えない、頬が動かない。

「さて、本当に宝石ですかね。私にはもう風化した砂にしか見えませんよ。」
嗅がれるのは、少し嫌だ。首をひねって、顔を遠ざける。

「嫌では……でも、もっと生産的なことをしてほしくはありますね。私は死体です、このままゆっくり朽ち果てるだけの身、あまり情を移すのはおやめなさい。」ゆっくりと、手を引っ込めて、目をそらし意味もなく窓の外を見る。

蓋盛 椎月 > 「そんな寂しいことを言いなさるな。
 生きていることは死に向かうということ。
 たとえ肉体が腐っていようとも、あなたは紛れも無く生きている。
 そこにわたしと、いかな違いがある?」
手が引かれるのを見て、す、と自身も身を離す。
そのかわりに、茜の両頬を指で持ち上げて、笑みを作らせた。

「少し、実技試験場のほうの様子を見に行ってきます。
 そろそろけが人が出る頃でしょうし。
 では」

笑みを崩さぬまま、背を向けて保健室を去った。

ご案内:「保健室」から蓋盛 椎月さんが去りました。
片翼・茜 > 「……カハァー。」何も答えられず、窓の外を見たまま、顎をだらりと落として喉の奥から息を吐いた。コーヒーと、かすかな腐敗臭。茜が死んでいる証。

「ええ、行ってらっしゃい。」それだけ、何とか言えた。

「…………カハァー。」もう一度、息を吐く。左手の薬指の根本を指でなぞる。
そこにはかつて大切なものがあった。だが、もうない。失くしてしまった、いつどこで失くしたのかも、覚えていない。
頭を振って、立ち上がる。過去に浸る時ではない、私は教師だ、仕事がある。
悩みも思考もそのあとだ、と気持ちを切り替えてから、保健室を後にした。

ご案内:「保健室」から片翼・茜さんが去りました。
ご案内:「教室」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (教室の廊下側、出入口に一番近い席で)
(寝ている)
(時刻はすでに夕方)
(この教室では最後に筆記試験が行われていた)
うーん…

佐伯貴子 > (一夜漬けしたというわけではない)
(たまたま今回の一番難しいテストだったために気合を入れすぎて集中力が切れたのだ)
(仕事もサボらずやっていたし日課のトレーニングも欠かさなかったのでその影響もある)

(寝ている)

ご案内:「教室」に雨宮 雫さんが現れました。
雨宮 雫 > 本当に偶然なのだが、ドアの窓から寝ている女生徒の姿が見えた。
まさかの体調不良?と思ったかどうかは定かではないのだが、そっと音も無くドアを開け、中に入るとまた、そっと閉じる。

そろりそろりと忍び寄り、前の席へと回り込んで―――

―――顔を確認してみる。

もとい、顔色を確認してみる。
ほら、汗とか苦しそうじゃないか、とか?そんな感じ?

「―――――――ん…………?」

佐伯貴子 > (スヤスヤと寝ている)
(音を立てれば起きるだろうが今はまだ寝ているようだ)
(顔色は健康そのもの)
(ただ寝息を立てている)

雨宮 雫 > ・発汗、問題なし
・表情、問題なし
・肌の色、問題なし

顔の前に手を持ってきて呼吸確認、乱れ等もなし

つまり、これは居眠り。
もう放課後なので、具体的には居残り眠りである。

とりあえずは即保健室送りとかではないらしいので、まずは安心と若干の残念感。

「………………」

ぽん、と手を打つ。
これ佐伯じゃん。寝てるの、ステキ異能の佐伯じゃん。

ぐるっと周囲を見回して、教室に誰も居ないコトを確認する。

佐伯貴子 > (まさか教室で狙われているとも知らずのんきに寝ている)
(攫われたならそれなりに対策があるがそれはそれ)
(相手の動きを感じたか眠りが浅くなる)
…うーん…
(表情が変わる)

雨宮 雫 > 周囲に邪魔になりそうなモノは無し、気配も無し。
現在は完全に二人きりであろうと思われる。

つまり、絶好の機会ではあるものの―――場所が気になる。

教室から外に連れて行くのは目立つだろう、とても凄く。
校舎内にはまだ生徒も教師も残っているだろう、ソレらの目を全て潜り抜けて消える自信は無い。

……佐伯も起きそうだし、ここは安全策を取ろう。

「…………―――」

そーっと手を伸ばす。
力を入れずに髪の毛を数本だけ摘んで、手早く引いて採取しようと試みる。

佐伯貴子 > (髪の毛を引き抜かれればさすがに痛みを感じる)
(はっと顔を上げる)
…?
(教室を見回し、相手の顔を見る)
あー…保健委員の…雨宮だったか?
(言いながらあくびをする。普段なら人前ではしない)

雨宮 雫 > 素早く手首を返して採取した髪の毛を手に巻き取り、袖の中に引き込んで隠す。

起きた佐伯に曖昧な笑みを浮かべて頷く。

「おはようだね、だね?
 起こしてしまって申し訳ないのだけど、寝てるのか具合悪いのか判断つかなかったので、ちょっと頭をつつかせてもらったかな、かな。

 お疲れなのかな、かな?」

佐伯貴子 > (相手の思惑など知る由もない)
(うーんと伸びをして、気づいたように姿勢を正す)
あ、ああ…おはよう。
起こしてくれてありがとう。
恥ずかしいところを見られてしまったな…
(若干顔が赤くなる)
疲れているという程でもない。
たまたま熟睡してしまったようだ。
お気遣いありがとう。
(気まずそうに咳払いをする)

雨宮 雫 > 無事に髪の毛を数本、ゲット。
髪の毛は本人の霊力、様々な呪術の媒介、素材と、術的な使い道の宝庫である。

これをゲットできたコトは大きなポイントだ。

「試験対策で苦労している人が多いみたいだし、保健室もまぁまぁ盛況だからね、けひひ。
 佐伯も余り根を詰めてはいけないと思うかな、かな?

 顔がちょっと赤いけど、それは熱じゃないみたいだね、けひひ。」

笑みを浮かべた顔の裏側では、脳内でミニ雫がガッツポーズしていた。

佐伯貴子 > 保健室が盛況なのは喜ばしくないな…
私は、本当にたまたまだからな。
(顔をブンブンと振る)
こ、こう見えても一応年頃の女だ…
寝顔を見られれば恥ずかしいに決まっているだろう…
(のんきなものである)

雨宮 雫 > 「過労とか睡眠不足とかばっかりだけどね、皆必死だね、だね?
 でも佐伯、結構な時間寝てたんじゃないかなと思うけど。」

ちら、っと壁の時計を見やる。

「こう、も何も普通の女の子だからソレは分かるけども。
 さっきのは分かっててあえて言ってみる高度な話で……

 年頃の寝顔の可愛い女の子としてはちょっと無用心だったけどね、けひひっ」

時計から佐伯へと視線を戻し、にへら と笑う。

佐伯貴子 > 熱心に勉強するのはいいが、試験前じゃなく日頃からしていてほしいな。
あー…私が言えたことではないが…
(再び咳払い)
案外寝心地が良かったのだ。
(顔の赤みは取れない)

すまないな、高度は話題にはついていけないことがある。
今度コミュニケーション学でも取ろう。
…ああ、今度から注意するよ…
(笑われると余計恥ずかしい)

雨宮 雫 > 「ふふ、この学園は座学より愉しいコトが幾らでもあるから仕方ないのだね。
 あぁ、教室の机って時々凄く眠気を誘うらしいね……佐伯は何の試験だったのかな、かな。」

と、かく と首を傾げて。

「むしろ、今のが冗談の類なので、おい、そりゃねーよ ってツッコミを入れるタイミングだったのだね?
 あと多分、コミュ学ではツッコミは教えてくれないんじゃないかなと思うのだね、ボクは取った事ないから分からないけど。

 ボクはまた見たいから、寝ててくれても構わないのだね?」

できれば次は是非、どこかの庭とかそういうトコロで寝ていて欲しいものだ。

佐伯貴子 > あまり危険なことを楽しむのはやめろよ。
講義中は寝ないんだがな。
化学だ。ここを出たら本土の大学にでも行こうと思っているんでな。
理系ではないが、一応。
(顔を赤らめながらも真面目に答える)

そうだったのか。
会話とは奥が深いな。
日常会話の講義があれば取るんだが。
(真剣に考える)
さすがにもう無防備なところでは寝ない…と思う…
(自信なさげだ)

雨宮 雫 > 「ボクはむしろ、危険な事をした後の始末を楽しむ優しい生徒だから大丈夫なのだね?
 夏休みとか、一杯客が出るからね、けひひ。

 化学かぁ、あぁ、佐伯はちゃんと卒業する気があるのだね、なるほどなのだね。
 元々、本土の出なのかな、かな。」

今度は、個人情報を探り始めた。

「佐伯は真面目すぎるって言われてる女の子かなと思うボクが居たり居なかったりなのだけど。
 異世界出身のための語学というか、会話授業はあった気がするけど…… 
 ふふふ、寝ても構わないのだね?
 またボクが起こしてあげようかな、かな、見つけられたらだけども。」

佐伯貴子 > …最後にその妙な笑いがなければ信用していたのだがな。
(怪訝そうに見る)
そうだが…君は卒業する気がないのか?
ああ、本土出身だ、一応な。
(答えられる範囲では答えよう)

真面目しかとりえがない…
(うなだれる)
その手があったか…
しかしツッコミだとか、相手の意図を汲み取る内容までは教えてくれるだろうか?
(そして実際使えこなせるかどうかも難しそうであった)
では次は、寝顔を見る間もなく蹴り飛ばしてくれ。
そっちのほうがありがたい…

雨宮 雫 > 「あぁー、この笑い方。
 よく胡散臭いって言われるのだけど。
 一族のー……ボクの親がこう笑ってたから、そういうものだって覚えちゃって、治らないのだよね。困ったね、けひひ。

 んー……ココで得られるものがある間は卒業しなくてもいいかなって思うのだね。
 本土で体験できないコトが多いから。
 ボクは甲府の出身なのだけど、佐伯はどこなのかな、かな。
 ぁ、これ何か学生の会話っぽいね?どうかな、かな?」

緩い笑顔のまま、積極的に言葉を続けていく。
ナンパじゃないよ、もっといいことだよ。

「真面目に不真面目を配合できると、もっといい佐伯になると思うけども。
 会話例とかあるんじゃないかな、かな。多分だけど……

 そんな、女の子を蹴るとかボクにはできないのだねー?」

佐伯貴子 > それは…すまなかった。
(頭を下げる)

確かに得るものが大きいが、危険も結構あるからな…
私は関東圏とだけ言っておこう。
(まさか研究所から半分脱走してきたなんて言えない)
(いたずらっぽく笑ってごまかす)

じゃあ、次の講義で時間が合えばそういう講義もとってみよう。
スケジュールギリギリというわけではないからな。

…じゃあせめて、肩を揺するでもいいから、早めに起こしてくれ…
(一生の不覚であった。教室で居眠りをしないことをちかおう)

雨宮 雫 > 「ん?
 イヤ別に、特にそこまで問題ってわけでもないし、真面目に謝る事じゃあないのだけど……
 佐伯はいい子だね、いい子いい子だね、だね。」

下げた頭にやや背伸びして、手を伸ばしてぽんぽん、と子供をあやすようにしようと試みた。

「危険を気にする子が所属する委員会じゃないと思うけど……
 関東圏なら、本土に戻った後でも遊べるかもしれないね、それはいいね、けひひ。」

関東圏、ということで後で情報を調べて見ようと思っているが、愛想の良い顔の裏での思考である。

「分かった分かったのだね。
 じゃあ、ボクが面白おかしく起こしてあげるのだね。

 ところで、水と油ってどっちが好きかな?」

何となく、黒板近くのマジックなど見ながら聞いてみる。

佐伯貴子 > (撫でられればされるがままだ)
(相手がどう思っていようが、触れてはいけない面に触れた気がして謝らないと気がすまなかったのだ)

いや、この制服を着ていると妙な気を起こす生徒が減るのだよ。
(制服の襟を正す)
遊ぶとしたら君も卒業してからな。
それに、大学は地方のを受けるかもしれないし、未定だ。
(当然相手の思惑などわからないのである)

…なんでやねん…
(ここはツッコむところだろう)
(勇気を振り絞って左手でツッコむ仕草)

雨宮 雫 > 「ボクは気にしてないから、佐伯も気にしないということで、ヨロシクなのだね、だね?」

すっと手を引いて、真面目すぎる様子にちょっとだけ困ったように眉を下げた。

「治安維持には貢献してそうだけど、佐伯個人の治安は低下しないのかな、かな。
 ボクは休みに里帰りするかもしれないし、と……

 ぉお。」

ちゃんとツッコミを入れてきた相手に ゆっくり手を パタパタと合わせて拍手を形作る。

「そうそう、よくできましただね、佐伯っ。」

佐伯貴子 > そう言ってもらえるとありがたい。
(再び軽く頭を下げた)

私に手を出す生徒も減る。
風紀を敵に回すと常人じゃとんでもないことになるからな。
(常人ではないのが約一名いるが特にここでは関係ない)
私は帰らないからなー…
(肩をすくめる)

やった…のか…!?
(褒められて自分でも驚く)
(生まれて初めてツッコミが成功した瞬間だった)
(最も試みたのも初めてだったが)
勉強になるな…
講義もいいがこうして新しい顔と知り合っていくことも大切なのだな。
(感動した面持ちだ)

雨宮 雫 > 「そうだね、風紀委員会は結構スゴい組織だものねー。
 街を賑やかにしてくれてるし、と……ぇー。」

そうだ、風紀は厄介。
だからこそ、ここで拉致るのは避けたのだ。

「えぇー、そんなに何かこう、やり遂げた!みたいな顔する程のことなのかな、かな!?
 ボクは今日一番驚きなのだね、どんだけクソ真面目なのだね、だね……

 あぁー、うん、新しい顔だよー、ボクと仲良くして欲しいのだね、だね。
 そろそろ帰らないとマズイ時間だけど、良かったら携帯の番号とか教えて欲しいかな、かな。」

再び時計を見ればそろそろ校舎から出て行かないとまずい時間だろう。

佐伯貴子 > 私はスゴくないのだがな。
悪さした輩は仲間がやっつけてくれる。
そこは信用しているよ。
(心持ち笑顔になる)

自分にとっては重大なことも他人にとっては大したことがない、その逆も。
よくあることだ。
(大まじめに言う)
そ、そうか、もうそんな時間か…
掘れ。
(携帯デバイスを取り出し連絡先を送信する)
明日もまだ試験だぞ、早く帰ろう!
(そう言って席を立つ)

雨宮 雫 > 自分も袖からスマホを取り出し、アドレスや番号を送信する。
これでまた一つ、アドレスゲットだぜー!

「仲間はいいものだね、保健課でも頼りになる人が多いのだね。
 あぁ、それじゃ校舎から出ないとだね。
 明日は何か実技あった気がするし…………」

こちらは元々手ぶらだった。
スマホを袖に放り込めばそれで帰れる。

「じゃあ外まで行こうかな、かな。」

佐伯貴子 > そうだな、仲間はいいものだ。
私は明日も筆記だ。一応おさらいしておかないとな。
(筆記用具などが入ったかばんを手に取る)
よし、急ごう。
(そう言って一緒に教室を出るだろう)

ご案内:「教室」から佐伯貴子さんが去りました。
雨宮 雫 > 「終わったら、また寝ないといいね、けひひ。」

悪戯っぽく笑って、一緒に教室を出て階段に向かっていく。