2015/08/17 のログ
テリメーラ > 「こくご」単位を修得する仲間達。
その小さな手で、新たな仲間への拍手を送るのであった。

『はい、夏から一緒に勉強することになったテリメーラさんでした。
 みんな仲良くしてあげてね?』

『『『『『はーい!!』』』』』

10人ちょっとの他人から眺められ、緊張しっぱなし。
とりあえずは、1番緊張する自己紹介を終えたものの、皆の好奇の視線がこそばゆい。

そんなガチガチの彼女の心境を察して、教師はトン、と背中を押す。
『お疲れ様、好きな席に座っていいからね。』

ロボットの様に右手と右足、左手と左足を交互に出して歩く。
「はいぃ。」
まだまだ緊張が抜けきらない。
他の生徒達の間を通る間、こちらを見るあのキラキラとした眼が近づいてくるのだ。もはや、視線が痛い。

テリメーラ > 『テリメーラちゃん、その尻尾は?』
とか
『メアド交換しよー』
とかとか
『てかドコ住みィ?』
とかとかとか。

お友達から飛びまくる質問の雨。
足を止めて、応えようとしたもののこんなたくさんの人から1度に注目されることなんて、ほとんど無くて。
(ああああ、どれから答えて行ったらいいかわかんないよぉ・・)
と、目がまわりそうになる。

それも束の間、突如飛んできた、『今は授業中ですよ』という言葉で助けられた。
残りの距離をぎこちなく歩き、1番後ろの席へと座る。

テリメーラ > やっと周りの人に、これでもか!と見られる空間から脱出することができた。
ふへー、と息を吐いて、ぐったりと机に伸びる。

まったく、授業もまだ始まっていないというのに、なんだかもう疲れちゃった。
こんなんで、2時まで授業受けられるのかな、と心配になってきた。
気合入れてかなくちゃなぁ、とは思いつつも、姿勢を正せずにいるテリメーラであった。

ご案内:「教室」からテリメーラさんが去りました。