2016/05/24 のログ
雨宮 雫 > ところで、全然関係ないけど。

日誌に ベッドで性行為をされるのが迷惑です というコメントがあったのを思い出して、少しクスっときた。

シーツの取替えや洗浄や、換気や……当日の当番じゃなくて良かったというのが一番大きいかな。
時々、誰も居ない時間を見込んでやってるらしいのだが、やるならやるで片付けもしていって欲しいものだ。

片付けるの面倒ならラブホいけラブホ。
そのうち罠引っ掛けて、特定された名前を掲示板で晒されるぞ、ストレスマッハな誰かに。

「ぁー、資格試験はいつだっけかなー……実技だけでイケるって先生言ってたっけ?
 レポートはもう半年くらい書きたくないかな、かなー。」

ご案内:「保健室」にフィアドラさんが現れました。
フィアドラ > 頭をくらくら。足元もふらふらさせながらようやくたどり着きました。
確かここが保健室です。

なんでか分からないけど凄くふらふらするのです…。
授業の先生に言うと。とりあえず保健室行って来いと言われてようやくです。

「…あの、保健室の先生はいますか?」

中にいた人間に声をかけました。

雨宮 雫 > 客だ、客がきたぞー!
ヒャッハー!新鮮な患者だ!

椅子から足を跳ね上げて、勢い良く立ち上がる。
歩いているのに走っているような不思議な速さで入り口に居る相手の前に参上。

「いらっしゃいませー。
 先生は今居ないけど、保険課の生徒が対応するかなーかな。
 
 とりあえずどうぞー、座ってみようか、あ、あそこの椅子へどうぞだね、だね。

 座るの辛いなら、ベッドも空いてるだね?」

愛想のいい笑顔は完全に飲食店の客引きのノリであった。

フィアドラ > 「えっ?えっ?はい?」

ただでさえ流されやすいのに頭がクラクラしているのもあって
…気が付いたら知らない間にベットに座っていました。

「…じゃあその保険課…?の人はどこにいるんですか?」

流されるままに流されて。
話に聞いて思っていた保健室とは少し違いますがこの世界は大体そんなものなのです。

雨宮 雫 > 患者はベッドに座った。
もう逃がさない。

心の中のそんな固い決意は、愛想のいい笑顔に浮かぶことは全く無かった。

角の生えてる亜人とか誰が逃がすものかと、全力で職務に邁進する。
何時の間にか持っていたボードと、挟んだ紙をずずいっと差し出す。

「保険課の今日の担当はボクなのですだね、だね。
 あ、証拠のカードとか提示する?するなら言ってね、出すから。

 まぁ、兎も角それよりは、保健室にどういった御用かな、かな?
 足とかフラってたから、貧血とか頭痛とか、体がダルいとかかな?
 兎にも角にも、名前とかをまずどうぞー、利用履歴に残すからね。」

グイグイいく。

フィアドラ > この人ずっと笑顔です…。
何故でしょう…こんなに笑顔なのにちょっと怖さを感じます。

「え、えーと今日は頭がふらふらして、足もふらって…。
 頭は痛くないですけど体が熱い感じがします…。それで先生にいったら診てもらってきなさいって…。」

言われた事を受け答えていきます。どんどんと来るので疑う時間もありません。

「名前はフィアドラっていいます。一年生です。」

雨宮 雫 > 「はい、フィアドラちゃんね。
 ああボクは雨月 雫っていうのだね、一年生なのは同期だね、よろしくだね、うん。」

名前を書いてもらったら、ボードを受け取って、自己申告の症状を書き込んでいく。

「じゃあ熱があるのかな、自分の平熱は分かるかな、かな?
 体温計で熱はかってもらって……普段からよくそうなるとか、何時ごろから、とか、分かるかな、かな。

 ああ、喋るの辛いなら無理に言わなくてもいいからね、うん。」

カリカリカリーっとボードを走るボールペンの音。
と、合間にフィアドラに体温計が差し出される。

「使い方分かるかな?
 服の中で脇に挟んで、音がなるまでそのままでいてね、だね、だね。」

ところで、まだ笑顔だった。

フィアドラ > 「はい、よろしくおねがいします雨宮雫さん…。」

つらいながらもよろしくと返しました。

「多分、昨日訓練所で炎をいっぱい吐いたのでそれが関係あるかもしれません…。
 炎を吐いたら多分血も少し使っちゃうので…。」

そう、昨日は誰もいないからって調子に乗って左右の口で炎をたくさん吐いたのです。
ちなみに私が炎を吐くには血も使うってことは最近知りました。

「平熱?平熱っていつもの身体の熱さってことです…?
 えーと、自動販売機から出てきたジュースと同じくらいです…。」

体温計を脇に挟みながら答えます。
普段よりかなり熱くなっているはずなのです。

「…えーと、35.2って書いてます。」

挟んですぐにピピピと音が鳴りました。
体温計の数字を答えてそれを相手に返します。

雨宮 雫 > 体温計を受け取って、結果をボードに書く。

なんか、火を吐いたとか血を使ったとか言ってますので、ちょっと手を止めて、フィアドラさんの顔を見ました。

頭の角で火を吐く。
竜系の亜人かな?と軽く検討をつけつつ……

「かなり体温低いのだね。
 それで……今これは大分熱があるかな、かな。

 火は兎も角、血が減って体温が高い、クラクラする……貧血からきてそうだね、だね。

 あぁ、ベッドで横になってて構わないから。」

ちょっと待ってて、と少し離れる。
ベッドを囲むカーテンをシャーっと引いて、その向こうでウロウロとする気配があって……

戻ってくると、片手に冷えた濡れタオル、片手に色々乗ったお盆と、器用に持って帰ってきた。

「とりあえず、熱いの辛いでしょうかな。
 タオルでもオデコに当ててなさい、かな、かな。」

フィアドラ > 「貧血…。血がたりないんですね…。」

ベットに横になりながら言います。
元の世界でもあまりに多く毒とか吐いていると同じ感じになりました。

「ありがとうございます…。」

冷たいタオルを受け取ると髪の毛を上げておでこに乗せます。
眼が見えてしまいますけど今は言ってる場合じゃありません…。

(髪の毛を手で上にあげると少女の瞳が露わになった。蛇を思わせる瞳の形に
 三白眼よりの吊目。それが見えるだけで大きく印象は変わるかもしれない。)

「タオル、気持ちい良いです…。」

雨宮 雫 > 「そうだね、だね。
 血は体に動く力を流す仕事があるからね。
 足りないと、動きも鈍くなるし、頭も重くなってフラフラするし、熱も出たりするのだね、だね。

 まぁ、熱は火を吐いたせいもあるかもだけども……うん、綺麗な目をしてていい感じかな、かな。」

ちらっと見えたフィアドラの目に、にこー と笑い顔を浮かべて、それ以上何を言うでもなかった。

「増血のお薬とか、熱冷ましとか出せるけど……とりあえず、脈とってみてもいいかな?
 右手の手首の血管に指を当てて、診察するのだけども。」

異世界からの転移者なら、単純な用語だけでは通じないかもしれないので。
できるだけ、何をするのかをザックリと説明して同意を求める。

フィアドラ > 「血は闘ったりするときに使うためだけのものじゃないんですね…。」

ヒュドラの血は毒の血です。不死身ですら殺しかねない猛毒です。
自衛の手段としてはこれ以上ないものなのです。

「…!」

綺麗な目とか初めて言われました!
大抵、怖いとか、食べられそうとか、何で怒ってんの?とか言われるのに…。
恥ずかしくなって髪の毛を下します。

「右手首なら手袋外した方がいいですよね…?」

私は手袋を外して出しました。掌は下に向けて口が見えないようにします。

「どうぞ。」

鱗に覆われた右腕を差し出しました。
これで診察出来るはずです。

雨宮 雫 > 「あぁ、そういうコトに使う種族なのかな。
 じゃあ増血作用とか、血を作る機能とかは強そうだけど……まぁ、それはいいとして。

 外してくれるとありがたいかなーうん、ありがとう……じゃあ失礼するかな、かな。」

ひんやりとする雫の両手で、フィアドラの右手首をそっと握るように持つ。
指先を手首の血管に当てて、脈を取る。
弱かったり、強かったり、乱れてたりしないか、と……
ついでに、言わなかったが、体を流れる気の循環も診ておく。

貧血ならそれも弱ってそうだが……というところ。

「大丈夫だからね。
 すぐに治るし、少し寝てしまえば起きたら楽になってるよ、きっと。」

フィアドラ > 「私、クォーターなので多分そういうのも弱いんだと思います…。
 えっと、ごめんなさい…。」

ちゃんとそんな感じの機能がつよかったら迷惑をかけることも無かったのです…。

「えーと、どうですか?」

診断の結果を尋ねます。

(その血の流れや、気の流れを測ったならおそらく歪さを感じ取るであろう。
 珍しいクォーターであることによる不完全さ。少しのバランスで崩れかねないものである。)

「じゃあ、明日は普通に学校に行ってもいいんですね?良かったです。」

安心したら眠くなってきました。一つあくびをします。

雨宮 雫 > 「何も謝る必要はないかな、かな。
 フィアドラちゃんには何も悪くないし、自分の生まれつきのものを悪く思う必要もないかな、かな。
 辛い時や苦しい時に、助けるためにボクらみたいなのが居るのだしだね、だね。」

多分だが。
体や生まれのことで苦労してきたのだろう、と考えた。
じゃなければ、ここで謝罪は出てこないだろうから。

「ぅん、やっぱり昨日その、火を吐いたせいかな?
 頑張り過ぎたから、体が疲れてるんじゃないかな、かな。

 あ、眠い?なら、少し寝てしまうといいかな。
 その間に渡す薬を用意するから、起きたらそれを飲んで、また、寝る前に飲んで……で、明日には良くなってるかな、かな。」

体質にせよ、異能やら魔術にせよ、使った分で体の均衡を崩すとこうなるんだろう、と思われる。
が、弱っている子にそんな説明をしても意味がないし、辛いだけなので、今は曖昧にしておく。

そっと、手首をベッドに乗せてやると、布団をかける。

「1-2時間で起こしてあげるから、ちょっとおやすみするといいかな、かな。」

フィアドラ > 「ありがとうございます。雨宮雫さん…。私もそうだったらいいと思います。」

確かに調子に乗って炎を吐きすぎた以外は特に悪くないと私もそう思いたいです。

「じゃあ、えーとここで寝ても大丈夫なんですね?」

それを確認するともっと眠気が強くなってきました。

「じゃあ、お休みなさい。ありがとうございます…。」

久しぶりにおやすみなさいっていいました。
そう言うと私の眠気と頭のクラクラは、限界を超えて、私の、意識は…zz

雨宮 雫 > 「そう、なんだね。だから、安心するといいかな。
 ああー、大丈夫だね、ほったらかしにはしないから……おやすみなさい、かな、かな。」

眠ったのを確認すると、カーテンの外へと出て、ベッドの上の照明は暗くしておく。

起きるまでに、色々と準備しなければならない。

増血剤、熱冷まし、栄養剤 とまあ、漢方薬でクッソ苦いのを渡すことになるのだが。

薬の用意ができたら、後は…… まあ、サービスで、フィアドラの額と胸に手を翳して、気功治療位か。

体の崩れたバランスを少しでも整調化できるように……起きる前に止めるが、こっそりやるサービスだから。

「   しっかり治そうだね、治してあげるだね、フィアドラちゃん。」

楽しそうに、楽しそうに、寝てる間の仕込をするのでした。

ご案内:「保健室」からフィアドラさんが去りました。
ご案内:「保健室」から雨宮 雫さんが去りました。